久しぶりに現代物の本を読んだ(点訳校正の本は別として)。垣谷美雨さん著作の「墓じまいラプソディ」、図書館に3月頃予約していたのが、やっと今頃順番が回ってきた。垣谷さんの本は人気で、新刊ではこのぐらいの待ちは当たり前のことだ。
で、どうだったかというと、面白くて5日で読み終えた。垣谷さんはどの本でもそうだが、〈ちょっと言いにくいなあ~〉ということをズバズバ言ってくれて胸がスーッとする。痛快この上ない。今回の本も「そう、そう」と同調する所が多々あった。
この本には、30代の子供世代、60代の親世代、89歳の祖父などが男女入り交じって登場し、結婚後の名字の問題ー夫婦別姓か夫婦同姓か、同姓の場合夫側の姓にするか、妻側の姓にするかの問題、墓じまいの問題、実家の後始末の問題などを、それぞれの立場で主張する。皆さん初めは穏便に自分の意見を主張していたが、次第に熱を帯びてきて本音がバンバン出てくる。痛快だった。「それそれ、そういうこと!!」と、ついつい本を読みながら胸の内で叫んでしまう。
「墓じまいラプソディ」という題なので、「墓じまい」がこの本の主題だろう。本の中で二人の住職が登場する。若い女性の住職(寺とは何の縁もない、いわばやとわれ住職)と、古くからの檀家制度に頼っている住職。二人の〈墓・後継ぎ〉に対する考え方の違いが、どうもこの本のキーのような気がする。常識とされてきたことの変わり目かもしれない。
本の最後に「選択的夫婦別姓法案」が可決したという件が出てくる。日本ではまだ法案成立はしていないが、近い将来そうなることを願う。本の中で、誰だったかが「夫婦同姓が家族の一体感を生み、健全な家族を作り出すというなら、何故、いま日本(夫婦同姓が決められている)で3分の1の人が離婚するのでしょうか」と言っていた。ホント、そうだわ~








