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萌ちゃんのひとりごと

後期高齢者になりました。老いという壁をどう乗り越えていくか
難題に向かって、試行錯誤のあがきを綴ります

もし、自分だったら

2021-08-20 13:04:58 | 終活

「小説8050」(林真理子著・新潮社)を読んでいる

コロナ過が急拡大している時

大雨で各地で災害が頻発している時

こんな重たい本は読みたくない・・のに、読み始めた

ページをめくるごとに「もし、自分だったら・・」と

考え込むことばかりだ

 

本に出てくる家族はごく普通の家族(外目には)

夫は親の代から続いている町の歯科医

妻は専業主婦

長女は、早稲田大を出て損保会社に勤めている

最近、結婚を考えている人が出来た

長男は、これがこの本の主題になっている人物だが

中高一貫校に入学したものの、中2の夏から引きこもって

昼夜逆転の暮らしをしている20歳の青年

 

まだ読み始めたばかりだが、早くも波乱

長女が結婚に支障が出るから、弟を何とかしてくれと

両親に迫る場面

「お父さん、老後はどうするつもり・・」と娘

「お前の世話にはならん。適当な時が来たら、ここ(歯科医院)を閉めて

かあさんと施設に入る。安心しろ・・」と父

「翔太(弟)ことなんか考えてないじゃない」と娘

「その時が来たら、お前と翔太に幾らかの金を渡すつもりだ

それで何とかしてくれるだろう」と父

「何とかならないから、社会問題(8050)になってるんじゃないの」と娘

 

ここは娘に軍配が上がると思う

何ともならないよ、多分。翔太が劇的変化をしない限り

お金がある間は何とかなるだろう

だけど、このまま引きこもって働かないなら

お金は尽きる。当たり前だけど・・

翔太は高齢者になる。当たり前だけど・・

暮らしていけなくなった翔太はどうなる?

多分、姉が責任を負うことになるだろう

会話からすると、両親は引きこもりの翔太の老後を

姉が背負うことになることを、全然考えてないように思う

 

これまで、身近なところで、何度も

頼るところがなくなった高齢者の保護を

親せき縁者に押し付ける、行政のやり方を見てきた

行政はよほどのことがない限り、責任は負わない

引きこもっている本人には子供も孫もいないのだから

兄弟・甥や姪・果てはいとこ等々・・執拗に血筋をたどって

押し付けてくる(相談には乗りますと、やんわりと)

 

かつては、地縁・血縁の繋がりが今よりも強かった(良くも悪くも)

周りの人たちがさりげなく助けてくれた(物心両面で)

今の時代、家族の問題は家族だけで処理しなくてはいけなくなった

行政も、相談には乗ってくれる。支援の方法も教えてくれる

けど、実際に動くのは親せき縁者。各種手続きやらサポートは

どうしても親せき縁者になってしまう

この本の両親のように、金さえ残しておけば何とかなる

というような簡単な問題ではない

 

もし、自分がこんな立場に立ったら・・

行間で目が止まり、考えてしまう

この先、話はまだまだ波乱万丈で続いていく

どういう結末になるのか・・重たい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後の車検

2021-07-27 14:12:26 | 終活

今日、愛車の車検をお願いしてきた

H22年に購入したので、今年で11年目、5回目の車検になる

で、これが愛車の最後の車検でもある

車の免許をとってから37年、来年が更新の年になるが

更新しないで、免許証は返納しようと思っている

愛車は、妹へお嫁入り・・持ち主は変わってもまだまだ活躍してくれるだろう

 

免許を取って、初めて車の運転をした時

世界が変わったような気がした

ハンドルを握って、アクセルを踏めば

自分の行きたい所へ、自由に行ける

なんてすばらしいこと!!と、感激したことを

今でも覚えている

暑かろうが寒かろうが、全然心配ない

雨の日も、荷物が多い日も快適

こんな便利で役立つものを、なんで無視してきたのかと

優柔不断で、免許取得に二の足を踏んでいた自分にあきれたものだ

仕事に買い物に遊びに・・いつも付き合ってくれた車だったが

この歳になって、運転することに不安を感じるようになった

一言でいえば、〈怖い、できれば運転したくない〉

そう思いながら運転を続けるのは、非常に危険だ

早々に運転はやめた方が良いと思い、決心した

免許証の更新は区切りをつけるのにいいチャンス

ということで、車の運転もあと1年

車検を終え、整備された車で、あと1年を無事故で運転し

笑顔で返納することが、この1年の目標である

 

 

 

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転居

2021-07-15 12:44:46 | 終活

このところ午前中晴れて蒸し暑く

午後から雷雨があって、その後、一気に涼しくなる

というパターンを繰り返している

今日は、ちょっと変則的で、午前中に雷雨があった

この後、もう一度雨が降るのかどうかは分からないが・・・

 

午前中の曇りの間に、野菜とブルーベリーの収穫に行ってきた

いつもの年なら、そろそろトマトやキュウリは下火になるのだが

今年は、どちらもまだまだ元気がよくて、よく実ってくれている

キューちゃん漬けを作るのが忙しい(笑)

ブルーベリーはやっと本格的に収穫できだしたところ

8月上旬に最盛期を迎えるだろう

ブルーベリーの収穫は好きな仕事なので

暑くても苦にならない

ダンナは、草刈りに奮闘している

適度な雨と高温で、草の伸びる速度は速い

やっと刈り終えたと思ったら、初めに刈ったところはもう茂ってきて

休む間もなくの草刈りが、夏中続くという訳だ

 

来年、もうひと夏をこの里山で過ごしたら、転居するつもりでいる

引っ越すなら80歳までにと、常々思っていた

母をはじめ、20歳以上年上の高齢者を見ていてそう感じた

80歳を超えると、体力も気力もガクンと落ちるような気がする

自力で引っ越しするには、ちょっと、いや、かなり難しくなりそう

転居するかどうかについては、何年も考えてきた

人生80年の時代だったら、このまま、この里山に暮らし続けても

何とか生き抜けるかと思っていたが

いまは、人生100年の時代、とても最後まで自力では生き抜けない

どうしても、人の助けが必要となってくる

 

静かで緑豊か、ウグイスの鳴き声も聞け、四季の移ろいも身近に感じられる

畑で多少の野菜も取れるし、野菜つくり名人からのおすそ分けもたくさんある

人の繋がりもあるし、このまま歳をとらなければ、生活するのに最高のこの里山も

85を超え、90歳近くになると、話は別だ

買い物に行くのも、病院に行くのも、車がなければ日常生活が成り立たないこの里山

市役所、金融機関に行くのもしかり・・

加えて、この地域、限界集落になってきて、助けが必要な高齢者が増えてきた

この先は、さらに高齢化が進み、次第に荒れていくのが目に見えるようだ

隣近所に〈手を貸して〉といっても、どだい無理な話なのだ

もう少し便利な、車がなくても生活ができる所で暮らさなければ

早晩、動きが取れなくなるだろうと思った

で、市が想定するコンパクトシティ内に転居することに決めたという訳だ

 

すべてが思い通りになるなんて、大金持ちか、スーパーマンならいざ知らず

普通の人間にはありえない

何かを我慢する、諦める。あるいは、どちらかましな方を選ぶ

これまでも散々こんな選択をしてきたが

人生、最後の最後まで、まだまだどちらを選ぶかという選択は続きそうだ

 

 

 

 

 

 

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仕方がないけど・・・

2021-06-14 13:51:30 | 終活

雨が降ったり、日が照ったり

不安定な天気が続いている

土曜日は、予報では朝から雨となっていたので

ウォークは初めから止めるつもりで

朝少し遅く起きたら、降らなかった

日曜日は、歩こうと思って外に出たら降り出したのでやめた

その後、薄日が差しだしたので8時ごろから歩いた

今日も、外に出た途端に降り出して

どうしようかと思ったけど、傘をさして歩いた

毎朝、雨に翻弄されているこの頃だ

 

一昨日、年金額改定通知書が届いた

年金額は、ほぼ変わりないが

(毎年、若干減りつつある)

問題は、介護保険料と国保税の確定額だ

それでなくても少ない年金からゴソッと引かれる

今年はどれくらい残るのか・・それが問題なのだ

介護保険料は変わりなし・・ホッ!

国保税は、大幅増・・月3000円も増えている

あ~あ、これはキツイなあ~(仕方がないけど・・)

 

医療費の窓口負担は、今2割

国保のおかげで助かっているのはホント

ダンナも私も、定期的に医者にかかっているので

もし全額負担だったら、破産するか、医者にかからず我慢するしかない

国民皆保険のおかげで、医療費軽減の恩恵は充分受けている

もし、こういう仕組みがなかったら

アメリカのように、貧富の差が受けれる医療の差になってしまう

日本では、みんなで支え合って‥というのが基本なので仕方がない

(介護保険も同様の仕組み。自分自身はまだ介護を受ける状態ではないが

親が長年にわたって介護保険の恩恵を受けている

昔だったら、全部身内がしょっていた介護を

みんなで支えてくれているのだから有難いことだ)

 

これから年々、国保税も介護保険料も上がっていくのは必定

自分で自分の首をしめないように

出来るだけ健康でいるよう努力することが大事だろう

 

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生きる

2021-06-09 19:39:06 | 終活

我々世代は、いわゆる団塊世代で、とにかく人数が多い

小さい頃から、常に競争に駆り立てられていたので

元気がよくて騒々しい、貪欲で行動的、と評されている

(中にはもちろん、お先にどうぞと、控えめな人もいるが

全体的には、活発なイメージが強い)

〈老人扱いなんかしてほしくない〉

〈第2or第3の人生を思いっきり謳歌するわ〉

といったお元気な人ばかり・・・と、思っていた

 

このところ、その元気印の仲間たちから

ちょっとした不注意でケガをしたとか

疲れがたまって調子を崩したとか

足腰が痛むとか

頑張りすぎて腰を痛めたとか・・

気分が沈むような知らせを聞くことが増えた

 

「還暦を過ぎたら、5歳刻みで曲がり角が来るよ」

「古希・喜寿・傘寿・米寿の年は気を付けないと」

と、先輩たちが言っていた言葉をいい加減に

聞き流していた我々であるが、本当にそうなってきた

命にかかわるようなケガでも病気でもないのだけど

何んと無しに、いつの間にか体調が衰えてくる

ジワジワと老いが忍び寄っている感じがする

 

「生きる・ただ普通に生きる」

それだけなのに、それができなくなってきている

自分自身のことを考えてみても

ひと頃よりは、大分やることを減らしているはずなのに

毎日忙しい・・それは多分、動きが鈍くなってきているからだと思う

若い時には、二つ、三つのことは同時にできていたのに

今は、そんなことはとても・とても・・できない

活動能力は60%か70%くらいにまでに落ちている

残ったこの力は〈無事に生き抜く〉ことに使わなければ

 

社会のために何かできないか

まだ人のためにお役に立てるのではないか

その思いは充分にあるのだが

まずは、〈自分が生きる〉ことを優先させなければと

しみじみ思うこの頃である

 

 

 

 

 

 

 

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