昨夜の雨はあがり、晴れそうな2日目。NHK連ドラで有名になった輪島市役所前。10月前に
も社保協キャラバンで来ています。戦争法廃止の呼びかけと共に、「今、憲法にもとづく住民の
暮らし福祉を大切にすることが政治に求められるのではないでしょうか、市民の運動と市当局の
英断で県内トップで中学卒業までの医療費窓口無料化に踏み切りました、その成果が県下に広が
っています。しかし自治体が無料化にしたら、国がペナルティをかける、さかさまではありませ
んか。国として無料化を応援する政治こそ必要です」。突然の大きなクラクション、見ると診療
所の方でした。
朝市どおり、県外からのお客さんが訪れて
います。たけださんと一緒にお店を回ります。「隣の珠洲出身です」「あら、なんて冷たい手」
(実は朝は指先まで冷えているんです)「心は燃えています」「商売どうですか」「今はいいけ
ど、もう少し続いてくれればいいけどね」「Wりょうすけです」「本当や、私、若いりょうすけ
がいいわ」「来年挑戦します」「あら、私は隠れ共産党よ」。驚いたことに長野から来られたお客
もいて、たけださんの名前も知っているし、即座にツーショットの場面も。「こんなに反応がいい
のは久しぶりや」と案内役勤めた鐙市議、若いたけださんと一緒に歩いた効果でしょうか。
終わって、曹洞宗の総持寺祖院のある門前町へ。震災で崩壊した商店街はすっかり模様替え。
祖母が門前町出身であること、先日の仏教関係者から「心ならずも先の戦争に協力した懺悔と人
を殺すことなかれの仏法の教えに基づいて、戦争をしないが大事。共産党の提案に心から賛同す
る」など紹介しながら訴えました。観光地でもあるのに、観光客の姿が見えません。輪島市中心
部周辺から門前にも来ていただく手立ても必要と感じました。
北陸信越だけでなく東海も9県をまわる
比例候補のたけださんはどの場所も初めてです。原発問題の住民運動にとりくむ有志の方の案内
で、景勝地でもある能登二見や巌門での高い位置にある岩石の窪み(かつては海面での浸食が
地震と隆起で形成)や砂状の中に海の生物や金属含んだ崖(かつて波うちぎわが何回も隆起して
40-50m高い地層に)を視察。志賀原発近くの海岸には、断層群が見られます。建物が立つ
原発直下は私たちは見れませんが、並行し走る断層の存在を見事に表しています。前回調査した
別の地点を紹介してもらいました。「もし原発事故が夜おきたら、わずかな職員体制で入居者の
移動はできません」昨年お話を伺った介護施設長や風向きが北なのにシナリオでは北になってい
るからと避難訓練するずさんな原発事故訓練などを指摘し、原発再稼働反対、原発ゼロの日本を
石川をと訴えました。
七尾市内でJAわかばの組合長とも懇談
の機会が。大筋合意でその概略が明らかにされていない中で影響度合いを正確には把握していな
いとしながらも、米中心の農家、今でも営農で大変で後継者に悩み、必死で不利な条件下の農地
での耕作維持している農家や農協の果たす役割、地域社会そのものを支えている農業関連を産業
としていえるようにしてほしい、特に若い世代が定着できるまちづくりをと、私と同年代の組合
長さんは語ります。2回3回とお邪魔すればもっと本音も話し合えると感じました。
3人の子育てに懸命のたけださん、金沢から子供たちが待つ長野に帰ります。