20日は敬老の日でした。家族のため、社会のために人生を重ねてこられた方々にに感謝と敬意を表すると共に、これからも先輩として貴重なアドバイスをと願う一人です。共産党はこの日、先輩の皆さんに長寿のお祝いと品を添えて、謝意を伝えました。私もお手伝いに
祖父は私が小学低学年のとき、60才で亡くなりました。その時代は70才まで生きるなんてと思えたとき。しかし医療技術の進歩、医療保健分野に携わる人たちの懸命の努力と運動により、保険証一枚で全国どこでも病院にかかれる、国民皆保険制度ができたと思います。高齢者の医療費が無料という成果もつくりました。私の母は今年94才、世界でトップクラスの長寿社会を築きました。
しかし、今の日本は、制度はあるけど、高い保険料払えない、医療費が高くて、病院へ行くのをためらう、そして保険証そのものを取り上げられる深刻な事態となっています。ヨーロッパでは、通院や医療費が安く、それどころか、病院窓口で、交通費の支給まである、年金制度が充実しており、高齢になることを楽しみにしている国々も多い。なんという違いでしょう。これに輪をかけて、長く社会に貢献してきた75才以上の高齢者の窓口負担を2割負担にする悪法を、先の国会で与党は強行可決してしまいました。
日本は世界でも有数の経済大国。GDPに占める社会保障関連支出をヨーロッパ並みにすれば20兆円以上の財源生まれる。コロナ禍でも株高のおかげで富裕層や大企業は更に利益の大幅上乗せ、国民が払った消費税累積額より、法人税や所得税の減税額の方がはるかに大きい。何のための消費税なのか。この仕組みをかえれば、社会保障関連の充実、医療介護保育などケア労働に携わる人たちが誇りもって働ける待遇が保証される。そんな政権、政治をつくりましょう。政権がかわれば、悪法を撤回できます。と 街頭からも訴えています。