
30日9条の会(私も運営委員・編集委員で参画)主催で、渡辺治さんの講演会が
ありました。「安倍政権の成立と憲法の行方」の主題は、現在の政局のゆくえ、そして
私たちの運動を強めるうえで、タイムリーなテーマ、多くの県民が先生の明快な分析と
示唆に元気が出たのではないでしょうか。
前回より200万票も減らし、得票率ではわずか1%増なのに、119議席から294議席
へと躍進したのは一人しか当選しない選挙制度のお蔭、共産党の得票率でも、比例なら32
議席に相当、国会での注目度も全然違うと言われて、明解。官邸前行動での運動の盛り上がり
があったのに、議席に結びつかないのは、支持政党より議席獲得の可能性の高いところに移動
しやすい小選挙区制の害悪のせいと興味深い分析。
そんな中でも共産党が票を伸ばしたのが、被災地の東北3県や沖縄。住民のために懸命に働く
党の姿、国民の感情に沿い、国の根本的転換を提示する党の姿に住民が支持をする。さらに
市民運動の広がりを基礎にした都知事選挙の組み合わせ、原発・TPPなど新しい社会層での
運動の広がりに確信もって、9条守れで広げた9条の会型運動の役割発揮をと。
無党派のみなさんと手を結び、さらに支持を頂くためにも、勉強になり貴重な話でした。
夜、「週刊金曜日読者会」の討論会にお呼びが。TPP、9条などで保守の方々との共感・共同
が広がったいる自分の体験もふくめ、ざっくばらんに話あいました。