25日夕方金沢駅前に志位委員長がやってきました。街中に貼られた連名ポスターには志位、たけだ、亀田の名前が書いてありましたが、まさか実現するとは・・・。
全国で次々と実現する一人区での野党共同・統一候補。石川県でのしばた未来さんを
勝利させるため、なんと志位和夫委員長と生活の党共同代表の小沢一郎という以前で
は考えられない2人が揃っての演説。県内の民進党、社民党代表もそろい、4党共同
の街頭演説会が実現しました。心配された雨も直前にやみました。
演説前の記者会見で、野党共闘が国民に受け入れられるために何が必要かと問われ、志位氏は「4野党が本気で結束し
てたたかう姿を国民にお示しすること、さらに野党ぷらす市民という広い協力の体制
を築くこと」「2つ目は、安保法制廃止、立憲主義回復の中心課題とともに、暮らし
の問題含めた共通政策を豊かにする努力方向も大切」と述べました。
じつは、県内代表の挨拶のあと、しばたさん、小沢さん、志位さんの順番が司会(一
川県議)が上がって忘れてしまい、しばたさんを飛ばし、その結果しばたさんが最後
になったと、後日しばたさんが裏話を披露してくれました。それくらい緊張の場面ですね。
志位さんは、「集団的自衛権は、
日本の自衛とも、国民の命を守ることとも関係ない」とし、同盟国が危ないからとい
うが、これまで唯一アメリカを攻撃したのは日本の真珠湾だけであり、安保法制=戦
争法は日本を殺し殺される国にする危険な本質と現実を明らかにしました。そして立
憲主義回復、個人の尊厳かかげるしばた未来さんの政策提案にもふれ、「独裁と戦争
の道を許すわけにいかない、憲法を守りいかそう」とよびかけました。更に、暮らし
と経済で、4野党がそれぞれの立場や見解をもちながら、「来年4月からの消費税1
0%引き上げに反対」と一致したことを紹介し、この間の野党共闘が戦争法廃止、立
憲主義回復だけでなく、政策課題の一致が広がっていると改めて確信になりました。
「政策テーマの話は、まったく志位さんの言うとおりです」と切り出した小沢さん、
「2人で並んで何のためらいもない、(自分が自民党にいたころと違い)安倍政権の
政治はあまりにも国民の命と暮らしを無視している」と共闘の意義を強調しました。
あまりに意気がぴったりなのに、驚きに連続でした。
「緊張のあまり、原稿が吹っ飛ん
でしまいました」と切り出したしばたさん。アメリカ生活の中で実感した「命に値札
がついている」といわれる、金次第で住居も健康も就職もすべて変わってくる実態を
紹介しながら、安倍政権のもとでこの事態にちかづいている危惧と、誰かが暴走止め
ると思っていたけど、自分が止めなきゃと決意した胸のうちを披露し、一握りの人が
利益を得る社会、政治でなく、一人ひとりが輝く社会をと、自分の言葉で堂々と訴え
、とても感動的な訴えでした。
よし、やるぞと参加された皆さん、思ったのではないでしょうか。