昨日は、高浜原発1号機が地震により放射性物質放出の重大事故を想定した原子力防災訓練が住民参加でおこなわれました。高浜原発から30キロ圏の高浜、おおい、小浜市、若狭町の約620人が参加しました。原発問題住民運動県連絡会や嶺南センターは監視調査活動を取り組みました。
私は林事務局長とともに高浜町、小浜市、敦賀市、越前市の訓練会場をまわりました。雨の中の訓練でした。スクリーニング会場では車に放射性物質が付着していないか検査し、付着していた場合はウエットティッシュなどでふき取る訓練でした。晴れの日ならまだわかりますが、雨天の場合は❓❓ 実際は途中で、放射性物質を「洗い流しながら」の避難となるのではないでしょうか。
敦賀市と越前市の体育館では避難場所をみました。恒例の段ボールベッド組み立てなどの取り組みがおこなわれていました。とても寒くなった日です。敦賀市ではストーブがたかれていましたが、越前市では暖房器具設置はありませんでした。こういうことも各地をまわっての比較で明らかになります。私は県議会で災害時の避難所となる体育館施設にもエアコンを設置すべきなどを提案してきました。ぜひすすめていただきたいと思います。
住民参加の原子力防災訓練は四半世紀前には福井県ではおこなわれていませんでした。私と敦賀市の奥山さんが県議会にでて強く要求したこともあり実現しました。
避難所では関西電力が「安全対策」などの説明学習会を住民対象におこなっていましたが、新たな「安全神話」となっては福島原発事故の教訓を踏みにじることになります。
原発ゼロを実現し、原発事故の不安を解消することが一番です。チカラをあわせましょう❣️