先日の県民福井の自民党稲田政調会長のインタビュー。
新幹線敦賀開業でも福井駅までの特急存続にふたたび言及した。
「関西・中京と北陸は人の流動が大きく、敦賀駅の構造は在来特急と新幹線が離れているので改善する。さらには本来、新幹線が通れば在来特急はなくなるが、福井と敦賀の場合は特殊性がある。敦賀も福井も大阪までつなぐ中間点。暫定的な期間、どこまで在来特急を持ってくるかは検討課題になり得る」
わたしは今の県議会での一般質問でも取り上げたが、知事は明確に望むとの答弁はしていない。
しかし、その後、越前市議会は全会一致で在来線特急存続を求める意見書を採択した。
どちらの立場が県民益にかなうか明瞭でしょう。
そういうチャンスが生まれたのであれば、前髪をかならずつかむ行動を知事、県庁先頭におこすべきではないか。
■県民福井・・・・敦賀前倒し「最低1年」 稲田与党整備新幹線建設推進PT座長
ルート問題「北陸が団結」
北陸新幹線金沢開業から半年が経過した。金沢だけでなく、県内の主要観光地でも入り込み客増など、波及効果が表れている。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)座長の稲田朋美自民党政調会長(衆院福井1区)は、本紙のインタビューに応じ「敦賀開業を前倒しするなら最低一年」と発言。敦賀以西ルートについては「北陸は一つ。一致団結して同じ方向に進むことが重要」との認識を示した。 (聞き手・山本洋児)
-金沢開業から半年が経過した。印象は。
「予想はしていたが、金沢の終着駅効果は非常に大きい。大きな全国大会や世界大会があり、まちも活気づいている。あわら温泉や県立恐竜博物館など、福井にも良い効果がある。福井の開業時期も、できるだけ金沢と近づけたい」
-与党の検討委員会は、二〇二〇年度金沢-福井間先行開業について「可能性はある」との報告書をとりまとめた。
「用地買収や技術的問題など、最初から難しい課題があることは分かっていた。精力的に検討して出した結論は大きい」
-国土交通省は、取りまとめを受けて発表した文書で、開業するなら敦賀までという立場を堅持。前倒し時期は明記していない。
「敦賀開業が早まれば、福井の早期開業につながる。国交省は敦賀までのさらなる前倒しを含め早期開業に最大限努力する。時期は今の段階で書けないと言ったが前倒しするなら最低一年は目指したいということ」
-乗り換え利便性の向上策では、敦賀駅のほか福井駅にも言及している。
「関西・中京と北陸は人の流動が大きく、敦賀駅の構造は在来特急と新幹線が離れているので改善する。さらには本来、新幹線が通れば在来特急はなくなるが、福井と敦賀の場合は特殊性がある。敦賀も福井も大阪までつなぐ中間点。暫定的な期間、どこまで在来特急を持ってくるかは検討課題になり得る」
-敦賀以西ルートの検討委も立ち上がった。
「福井、石川、富山と北陸は一つ。同じ経済圏だから、ばらばらに向いているのではなく、一致団結して同じ方向に進むことがすごく重要だと思う」
-福井、石川の両県議会では若狭(小浜)、米原と求めるルートが異なる。
「どうすれば大阪や名古屋に便利に行けるのかが最大の関心事。検討過程で、おのずと心は一つになると期待している」
-検討とは具体的に何を指すのか。
「米原だと乗り換えが必要になる。『しらさぎ』や『サンダーバード』がどうなるかは大きな検討課題。若狭の場合も、小浜から大阪までどうつなぐかなど、検討は必要だ」
-JR西日本が小浜市を通り京都駅を経由する内部案を検討している。
「若狭ルートの中の一つと受け止めている。事業者だから現実味があるのではないか。観光面からも京都を通るのは非常に魅力のある案だと思う」
-ルート決定の時期とポイントは。
「できるだけ早くやるべきだ。財源問題に見通しを立てないといけない。福井だけでなく、北陸、日本全体の利益になるというものがないと、大きなプロジェクトは進められない。地方創生、災害対応という観点も必要。経済界や福井、石川、富山など沿線自治体と意見交換していきたい」
新幹線敦賀開業でも福井駅までの特急存続にふたたび言及した。
「関西・中京と北陸は人の流動が大きく、敦賀駅の構造は在来特急と新幹線が離れているので改善する。さらには本来、新幹線が通れば在来特急はなくなるが、福井と敦賀の場合は特殊性がある。敦賀も福井も大阪までつなぐ中間点。暫定的な期間、どこまで在来特急を持ってくるかは検討課題になり得る」
わたしは今の県議会での一般質問でも取り上げたが、知事は明確に望むとの答弁はしていない。
しかし、その後、越前市議会は全会一致で在来線特急存続を求める意見書を採択した。
どちらの立場が県民益にかなうか明瞭でしょう。
そういうチャンスが生まれたのであれば、前髪をかならずつかむ行動を知事、県庁先頭におこすべきではないか。
■県民福井・・・・敦賀前倒し「最低1年」 稲田与党整備新幹線建設推進PT座長
ルート問題「北陸が団結」
北陸新幹線金沢開業から半年が経過した。金沢だけでなく、県内の主要観光地でも入り込み客増など、波及効果が表れている。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)座長の稲田朋美自民党政調会長(衆院福井1区)は、本紙のインタビューに応じ「敦賀開業を前倒しするなら最低一年」と発言。敦賀以西ルートについては「北陸は一つ。一致団結して同じ方向に進むことが重要」との認識を示した。 (聞き手・山本洋児)
-金沢開業から半年が経過した。印象は。
「予想はしていたが、金沢の終着駅効果は非常に大きい。大きな全国大会や世界大会があり、まちも活気づいている。あわら温泉や県立恐竜博物館など、福井にも良い効果がある。福井の開業時期も、できるだけ金沢と近づけたい」
-与党の検討委員会は、二〇二〇年度金沢-福井間先行開業について「可能性はある」との報告書をとりまとめた。
「用地買収や技術的問題など、最初から難しい課題があることは分かっていた。精力的に検討して出した結論は大きい」
-国土交通省は、取りまとめを受けて発表した文書で、開業するなら敦賀までという立場を堅持。前倒し時期は明記していない。
「敦賀開業が早まれば、福井の早期開業につながる。国交省は敦賀までのさらなる前倒しを含め早期開業に最大限努力する。時期は今の段階で書けないと言ったが前倒しするなら最低一年は目指したいということ」
-乗り換え利便性の向上策では、敦賀駅のほか福井駅にも言及している。
「関西・中京と北陸は人の流動が大きく、敦賀駅の構造は在来特急と新幹線が離れているので改善する。さらには本来、新幹線が通れば在来特急はなくなるが、福井と敦賀の場合は特殊性がある。敦賀も福井も大阪までつなぐ中間点。暫定的な期間、どこまで在来特急を持ってくるかは検討課題になり得る」
-敦賀以西ルートの検討委も立ち上がった。
「福井、石川、富山と北陸は一つ。同じ経済圏だから、ばらばらに向いているのではなく、一致団結して同じ方向に進むことがすごく重要だと思う」
-福井、石川の両県議会では若狭(小浜)、米原と求めるルートが異なる。
「どうすれば大阪や名古屋に便利に行けるのかが最大の関心事。検討過程で、おのずと心は一つになると期待している」
-検討とは具体的に何を指すのか。
「米原だと乗り換えが必要になる。『しらさぎ』や『サンダーバード』がどうなるかは大きな検討課題。若狭の場合も、小浜から大阪までどうつなぐかなど、検討は必要だ」
-JR西日本が小浜市を通り京都駅を経由する内部案を検討している。
「若狭ルートの中の一つと受け止めている。事業者だから現実味があるのではないか。観光面からも京都を通るのは非常に魅力のある案だと思う」
-ルート決定の時期とポイントは。
「できるだけ早くやるべきだ。財源問題に見通しを立てないといけない。福井だけでなく、北陸、日本全体の利益になるというものがないと、大きなプロジェクトは進められない。地方創生、災害対応という観点も必要。経済界や福井、石川、富山など沿線自治体と意見交換していきたい」