前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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「エビデンス不全 身の丈超える交通網」の記事について考える。樹齢800年の福井市末町のケヤキの伐採の報を聞き・・・。

2024年07月26日 | 福井県政

  先日の日経に「エビデンス不全 身の丈超える交通網」の記事。福島空港の利用が落ち込み、県は毎年6億円前後の赤字補填。・・・日本は狭い国土に空路も陸路も縦横に張り巡らせてきた。・・誰にとっても交通網が整っているに越したことはない。問題は持続可能性だ。・・・地域を問わず、甘い予測はもはや通用しない。立ち止まる勇気も求められる。・・・・・・云々の記事。

 を読んで、かつての福井空港拡張計画を思い出した。県・自治体・議会・経済界・マスコミあげての推進計画。総事業費1000億円。しかし地元の反対があり、県議会では日本共産党だけだったが反対の論陣を張っていた。そして栗田知事、西川知事の凍結、中止の決断。もしつくられていたら、他県のように大きなお荷物になっていたことは間違いないだろう。

 いま、新幹線敦賀以西延伸。推進勢力の構図は変わらない。残念ながら県議会に日本共産党がいなく、全議員が新幹線推進の議員連盟に加入している。先日も議会挙げての上京陳情をおこなっている。総事業費は2倍の4兆円にも膨らみ、県民負担も倍増するが、杉本知事は「想定していた」などと述べたという。まさにエビデンス不全、ブレーキのない車で暴走しかねない。人口急減のなかで、従来型の巨大公共事業が従来型の負担の構造でおこなわれれば、福井県民への負担増はほかの分野への影響もふくめて計り知れない。このまま推進でいいのか⁉️

 

 

 

 福井市末町の樹齢800年のケヤキが倒木のリスクが高いため伐採されたという。私も幾度となく、街頭宣伝の場所に使わせていただき、老木の裂けてなお逞しい生命力に元気をもらったもの。ありがとうございました❣️

 

県民福井より