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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県議会。新幹線対策特別委員会。鯖江市などの特急存続要望は真剣に検討を。

2016年09月29日 | 福井県政
昨日は、県議会の新幹線対策特別委員会でした。
敦賀以西のルートについて、滋賀県が米原ルートが工事費用が一番安く、費用対効果B/Cも高い、などと発表したこともあり、ルート問題での議論がありました。
 私は小浜市付近をとおり京都・大阪接続計画なら1兆円以上の建設費となり新幹線敦賀以西は建設すべきではない、との立場です。
滋賀県の試算では小浜市付近を通るルートはいずれもB/Cが1を大きく下回っており、そもそも国土交通省の事業にならないのでは、とただしました。理事者は滋賀の試算には米原乗り換えが発生する利用者の利便性の視点などが漏れているなど問題点もある、国土交通省の調査試算で検討される、などと答えました。


また、FGT開発が遅れることで新幹線に同意した条件が満たされず、鯖江市なども在来線特急の存続を求めている点を質問しました。
 理事者は「新幹線の整備財源を奪う点もあり慎重に考える。FGT開発をあきらめたわけではない。今年の秋に技術評価がおこなわれる」などと答えました。
私は、「敦賀開業での利便性確保は福井県の責任ではなく、カネのこともふくめ国の責任でやってもらう内容だ。利用者の利便性を第一に考えることが大事。敦賀以西のルートでは他府県と意見が違っても、この問題では一致できるはず。FGTも敦賀開業には間に合わず、しかも運行期間が短ければJRにもメリットない。」などと話しました。

また、西川知事と滋賀県知事がしらさぎ号のスピードアップを求めていくと合意したことについて、財源をただしました。理事者は「自治体とJR、そして国庫」と答えました。私は、「サンダーバードもまだスピードアップの余地があるのでは」と提案しました。
 自民党議員からは「新幹線が要らない、というのか」などの声もありました。いまでも、便によっては、京都―福井間ノンストップもあり大変便利です。さらなるスピードアップや風対策などが講じられれば、新幹線投資よりもはるかに、はるかに安く利便性が高まるかもしれません。