先日ももんじゅ廃止の動きが報道され、さらに昨夜から今日にかけて大きく報道がされました。
NHKでは、菅官房長官は、「いつという具体的なスケジュールが決まっているわけではないが、速やかに結論をまとめたい。方向性を決めた時点で、しっかりと説明したい」と述べ、と。
再稼働の見通しのみえないもんじゅにこれ以上の国費注入はできない、ということでしょう。
当然であり、遅すぎた判断です。
福井県議会も明日から代表質問や一般質問など本格論議がはじまります。
かつては「もんじゅをてこに1000億円ぐらい政府から金をとれ」などと発言する県議会議員もいましたし、もんじゅ改造工事を認める代わりに工事認可もされていない新幹線福井駅部だけを造らせる、など無理も通してきたのが実情です。
しかしそのように、もんじゅを「拝めば」金がくる時代は終わりました。
福井県庁も県議会もこのことを自覚してもんじゅふくむ原発の大量廃止時代に向き合わなくてはなりません。
以下、報道です・・・・
■NHK・・・・「もんじゅ」対応未定 速やかに結論 官房長官
9月13日 12時35分
菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、安全管理上の問題が相次いだ福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の今後の取り扱いについて、「現時点で何らかの方向性を決めたという事実はない」と述べたうえで、政府として対応を検討しており、速やかに結論を得たいという考えを示しました。
およそ1万件に上る点検漏れなど、安全管理上の問題が相次いだ高速増殖炉「もんじゅ」を巡っては、去年11月、原子力規制委員会が、おおむね半年をめどに日本原子力研究開発機構に代わる新たな運営主体を示すよう勧告しましたが、現在も新たな運営主体は決まっていません。
これに関連して、菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、「もんじゅ」の今後の取り扱いについて、「現在、文部科学省と関係省庁、機関が連携し、政府として対応を検討しているところであり、現時点で何らかの方向性を決めたという事実はない」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、「いつという具体的なスケジュールが決まっているわけではないが、速やかに結論をまとめたい。方向性を決めた時点で、しっかりと説明したい」と述べました。
文部科学省は存続を前提に検討
松野文部科学大臣は、高速増殖炉「もんじゅ」について、一部の報道で、「政府が廃炉にする方向で最終調整している」と報じられたことについて、「現時点で政府として具体的な方針を決定しているものではない」と述べました。
そのうえで、松野大臣は、「政府内に、さまざまな意見はあるのだろうと思うが、予算・制度・組織上の課題について1つ1つ丁寧に解決していくよう関係省庁・機関と連携し、できるだけ速やかに結論を出したい」と述べ、文部科学省として、「もんじゅ」の存続を前提に検討を進める考えを強調しました。
■NNN・・・政府は、福井県にある高速増殖炉もんじゅの廃炉を視野に検討していることが分かった。日本の原子力政策が大きな転換点を迎えている。
福井・敦賀市にある「もんじゅ」は、文部科学省などが所管し、JAEA(=日本原子力研究開発機構)が運営する特殊な原子炉で、日本の原子力政策のなかで中核に位置づけられてきた。
NNNは12日、もんじゅを取材したが、1994年の運転開始後、事故などが相次ぎ、これまで22年間で稼働実績がほとんどない。運転中には閉じるはずの原子炉容器の巨大な蓋は取り外されたままで、なかが見える状態だった。一方、プラントを冷却する液体ナトリウムの装置などは動き続けていて、約160人の職員が維持管理にあたっているという。
しかし、もんじゅを巡っては、原子力規制委員会がJAEAの安全管理体制はずさんだとして、別の運営主体を探すよう求めていて、維持管理費だけで年間約200億円という巨額のコストも問題視されている。
こうしたことから政府は、もんじゅの廃炉を視野に検討していて、研究は別の施設で続ける案を軸に、今後、関係閣僚会議で決定する方針。
NHKでは、菅官房長官は、「いつという具体的なスケジュールが決まっているわけではないが、速やかに結論をまとめたい。方向性を決めた時点で、しっかりと説明したい」と述べ、と。
再稼働の見通しのみえないもんじゅにこれ以上の国費注入はできない、ということでしょう。
当然であり、遅すぎた判断です。
福井県議会も明日から代表質問や一般質問など本格論議がはじまります。
かつては「もんじゅをてこに1000億円ぐらい政府から金をとれ」などと発言する県議会議員もいましたし、もんじゅ改造工事を認める代わりに工事認可もされていない新幹線福井駅部だけを造らせる、など無理も通してきたのが実情です。
しかしそのように、もんじゅを「拝めば」金がくる時代は終わりました。
福井県庁も県議会もこのことを自覚してもんじゅふくむ原発の大量廃止時代に向き合わなくてはなりません。
以下、報道です・・・・
■NHK・・・・「もんじゅ」対応未定 速やかに結論 官房長官
9月13日 12時35分
菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、安全管理上の問題が相次いだ福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の今後の取り扱いについて、「現時点で何らかの方向性を決めたという事実はない」と述べたうえで、政府として対応を検討しており、速やかに結論を得たいという考えを示しました。
およそ1万件に上る点検漏れなど、安全管理上の問題が相次いだ高速増殖炉「もんじゅ」を巡っては、去年11月、原子力規制委員会が、おおむね半年をめどに日本原子力研究開発機構に代わる新たな運営主体を示すよう勧告しましたが、現在も新たな運営主体は決まっていません。
これに関連して、菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、「もんじゅ」の今後の取り扱いについて、「現在、文部科学省と関係省庁、機関が連携し、政府として対応を検討しているところであり、現時点で何らかの方向性を決めたという事実はない」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、「いつという具体的なスケジュールが決まっているわけではないが、速やかに結論をまとめたい。方向性を決めた時点で、しっかりと説明したい」と述べました。
文部科学省は存続を前提に検討
松野文部科学大臣は、高速増殖炉「もんじゅ」について、一部の報道で、「政府が廃炉にする方向で最終調整している」と報じられたことについて、「現時点で政府として具体的な方針を決定しているものではない」と述べました。
そのうえで、松野大臣は、「政府内に、さまざまな意見はあるのだろうと思うが、予算・制度・組織上の課題について1つ1つ丁寧に解決していくよう関係省庁・機関と連携し、できるだけ速やかに結論を出したい」と述べ、文部科学省として、「もんじゅ」の存続を前提に検討を進める考えを強調しました。
■NNN・・・政府は、福井県にある高速増殖炉もんじゅの廃炉を視野に検討していることが分かった。日本の原子力政策が大きな転換点を迎えている。
福井・敦賀市にある「もんじゅ」は、文部科学省などが所管し、JAEA(=日本原子力研究開発機構)が運営する特殊な原子炉で、日本の原子力政策のなかで中核に位置づけられてきた。
NNNは12日、もんじゅを取材したが、1994年の運転開始後、事故などが相次ぎ、これまで22年間で稼働実績がほとんどない。運転中には閉じるはずの原子炉容器の巨大な蓋は取り外されたままで、なかが見える状態だった。一方、プラントを冷却する液体ナトリウムの装置などは動き続けていて、約160人の職員が維持管理にあたっているという。
しかし、もんじゅを巡っては、原子力規制委員会がJAEAの安全管理体制はずさんだとして、別の運営主体を探すよう求めていて、維持管理費だけで年間約200億円という巨額のコストも問題視されている。
こうしたことから政府は、もんじゅの廃炉を視野に検討していて、研究は別の施設で続ける案を軸に、今後、関係閣僚会議で決定する方針。