前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

JR、福井県での異常なダイヤ削減

2010年03月07日 | Weblog
   昨日は、わたしの住む福井市湊地区で共産党支部の宣伝活動に参加しました。鈴木市議、西村、谷口元市議も参加して、二手にわかれて3月21日の志位委員長を迎える演説会の案内にとりくみました。「志位さんの話は聞きたい。行きますよ」「この人は、すごいね」など市民のみなさんの関心も高まってきています。
   3月21日、福井市文化会館で午後2時開会です。ぜひ、ご参加ください。お問い合わせは、0776―27―3800まで。


さて、北陸3県で、異常な最大規模ののダイヤ削減が福井県でおこなわれる。

NHK・・・JR西日本は今月13日に行うダイヤ改正で、県内の北陸線の普通列車9本を削減したり、運転区間を短縮したりすることにしました。運転の見直しが行われるのは、JR北陸線の武生ー福井間、それに福井ー芦原温泉間を走る上り下り合わせて9本の普通列車です。いずれも通勤通学の時間帯から外れた午前9時台から午後2時台に運転されてきた列車で、JRによりますと利用者が少ないことが見直しの理由となっています。今月13日に実施されるJR西日本のダイヤ改正では、石川県と富山県でも普通列車の運転が見直されますが削減や運転区間短縮の対象となるのはそれぞれ1本と3本で、福井県内が最も多くなっています。一方、北陸と関西を結ぶ特急「雷鳥」は、ダイヤ改正に伴ってこれまでの1日5往復から1往復のみの運転となり、残りの4往復は、同じ北陸と関西を新型車両で結ぶ「サンダーバード」に切り替えられます。・・・

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 わたしたちは、「新幹線延伸凍結」を提言し、新幹線に偏った福井県庁、県議会、経済界の交通政策に対する活動の是正をもとめてきました。
一昨年に発表した提言でも、つぎのような指摘をおこなっています。

●県と市町は、新幹線・在来線3セクの負担を回避した財源で既存の鉄道・バスなど公共交通ネットワークの充実・発展こそ支援し、高齢化社会、環境にやさしい社会対応としての「交通権保障」と「交通ネットワーク確立」をすすめるべき。
●不便になる並行在来線・・・これが新幹線先行地域の実態です。
各地の実態をみてみると、「長野県は103億円の債権を放棄し、しなの鉄道の財務体質の改善をはかった」「保守要員の縮・削減と外注化をいずれの会社も促進」「運賃は、JR時代の1.1倍~2倍以上に引き上げ」「清掃など業務委託の拡大。駅の無人化は、駅を荒れさせ観光にマイナス要因」「ワンマン電車の拡大、乗車率の低い区間の列車本数の削減」「施設・設備の痛みを少しでも軽減するためのスピードダウンも」・・・・こういう実態が福井県でもおこりえます。
● いま県として大事なことは将来の公共交通の姿を県民に明らかにし、県民に「どうぞ福井県で安心して暮らしてください」というメッセージを発信することではないでしょうか。新幹線という遠距離移動の幹線だけに目を奪われるのではなく、県内の移動についての利便性の向上こそ、県民生活と、観光客増大に必要です。・・・



  福井県庁と県議会、経済界にあらためて強くもとめたい。「新幹線という遠距離移動の幹線だけに目を奪われるのではなく、県内の移動についての利便性の向上こそ、県民生活と、観光客増大に必要です。」と。