伊豆箱根鉄道が大雄山線の旧型車の置き換えのため、昭和59年に導入したものである。
大雄山線用の電車としては初めての冷房車で、平成8年までに3連7本が製造された。
駿豆本線で運行されている3000系電車をモデルに設計されている。
そのため、制御装置(抵抗制御)、台車(FS-372形ダイレクトマウント式空気バネ台車)、
ブレーキ(発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ)、
運転台(ワンハンドルマスコン)は同車と共通のものを
採用している。
ただし、大雄山線は緑町駅付近に急カーブがあり、車体の大型化が難しいため、
裾絞りのない形状となり、長さも18m級となった。
製造時期が長きに亘っている事もあり、車体を中心に編成ごとに仕様が
以下に挙げるように異なる。
第1編成は車体が普通鋼鉄製で、車内はロングシートである。
車庫が終点の大雄山にあり、路線の長さも短く、途中駅での折り返し運用も
ない事から初期の編成では、行き先表示を「小田原」・「大雄山」で固定して、
該当するほうの行き先を照明を点灯させて表示する「バイナリーヘッドマーク」を
採用している。
第2編成~第4編成は車体がステンレス製となり、補助電源装置がMGから
静止型インバータに変更になった以外は、第1編成と同じである。
その他、連結部の貫通扉の有無(現在は撤去)、社紋の色違いなど、
若干の個体差があった。
第5編成は第4編成までと外観は同じだが、中間車の車内扉間が転換クロスシートに
なったほか、側面にLED式の行き先表示が付いた。
第6~第7編成では、正面にスカートが付き、正面の行き先表示も
バイナリーヘッドマークからLED式に変更された。
車内も全車の扉間が転換クロスシートになった。
第7編成は車椅子スペースを設置している。
一部編成では車内妻部へのLEDスクロール式の旅客案内装置を取り付けたほか、
全編成で連結部への転落防止の外幌と吊革の交換を行っている。
現在は大雄山線の全列車が本形式で運行される。尚、重要部検査、全般検査など
大掛かりな検査を行う際は駿豆本線大場工場までJR東海道線を介して
回送される。
第1編成。普通鋼鉄製の車体である。
大雄山駅に並ぶ各編成。手前の編成がスカート付きの最新編成である。
大雄山線用の電車としては初めての冷房車で、平成8年までに3連7本が製造された。
駿豆本線で運行されている3000系電車をモデルに設計されている。
そのため、制御装置(抵抗制御)、台車(FS-372形ダイレクトマウント式空気バネ台車)、
ブレーキ(発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ)、
運転台(ワンハンドルマスコン)は同車と共通のものを
採用している。
ただし、大雄山線は緑町駅付近に急カーブがあり、車体の大型化が難しいため、
裾絞りのない形状となり、長さも18m級となった。
製造時期が長きに亘っている事もあり、車体を中心に編成ごとに仕様が
以下に挙げるように異なる。
第1編成は車体が普通鋼鉄製で、車内はロングシートである。
車庫が終点の大雄山にあり、路線の長さも短く、途中駅での折り返し運用も
ない事から初期の編成では、行き先表示を「小田原」・「大雄山」で固定して、
該当するほうの行き先を照明を点灯させて表示する「バイナリーヘッドマーク」を
採用している。
第2編成~第4編成は車体がステンレス製となり、補助電源装置がMGから
静止型インバータに変更になった以外は、第1編成と同じである。
その他、連結部の貫通扉の有無(現在は撤去)、社紋の色違いなど、
若干の個体差があった。
第5編成は第4編成までと外観は同じだが、中間車の車内扉間が転換クロスシートに
なったほか、側面にLED式の行き先表示が付いた。
第6~第7編成では、正面にスカートが付き、正面の行き先表示も
バイナリーヘッドマークからLED式に変更された。
車内も全車の扉間が転換クロスシートになった。
第7編成は車椅子スペースを設置している。
一部編成では車内妻部へのLEDスクロール式の旅客案内装置を取り付けたほか、
全編成で連結部への転落防止の外幌と吊革の交換を行っている。
現在は大雄山線の全列車が本形式で運行される。尚、重要部検査、全般検査など
大掛かりな検査を行う際は駿豆本線大場工場までJR東海道線を介して
回送される。
第1編成。普通鋼鉄製の車体である。
大雄山駅に並ぶ各編成。手前の編成がスカート付きの最新編成である。