京王線の輸送力増強と老朽化した旧型車両の置き換えのため、登場した車両である。
平成4年~平成11年までの間に、4連+6連の10連が14本、8連固定編成が13本、
後述するが事故で廃車された車両の代替新造車1両の計245両が製造された。
8連固定のものは、20番台と区分され、8020系と呼称される事もある。
10連のものは当初、京王八王子側が6連、新宿側が4連だったが、
平成19年より組み換えを行い、京王八王子側が4連、新宿側が6連となっている。
現在の編成の組み方は新宿側から以下の通りである。
・10連(6連+4連)
クハ8700形-デハ8000形-デハ8050形-デハ8100形-デハ8150形-クハ8750形+※
※+クハ8800形-デハ8200形-デハ8250形-クハ8850形
・8連(20番台)
クハ8720形-デハ8020形-デハ8070形-サハ8520形-サハ8570形-デハ8120形-※
※-デハ8170形-クハ8770形
・10連(代替新造車組み込みver.)
クハ8714-デハ8014-デハ8064-デハ8114-デハ8164-クハ8764+※
※+サハ8564-デハ8214-デハ8264-クハ8864
車体は軽量型のオールステンレス車体で先頭部分は鋼鉄製である。
先頭部分は柔らかな曲線と直線のシャープさを併せ持つ洗練された
デザインとなっており、平成4年度のグッドデザイン賞を受賞した。
塗装は先頭部のみアイボリーで塗られ、帯色は新しいコーポレートカラーの
ピンクに細い紺色のものを採用している。
なお、これは後に京王線の在来車両のうち6000系、7000系にも採用されたほか、
新鋭の9000系にも引き継がれている。
行き先表示は側面、前面にあり、いずれも字幕式であったが、第8編成以降、
及び8020系からLED式に変更され(一部除く)た。
平成20年以降は全車がフルカラーLEDへ交換されている。
また、通過標識灯も当初、白熱式の黄色がかったものを採用していたが、現在は
白色の高輝度ランプに交換されている。
車内はロングシートである。当初、袖仕切り(座席とドア付近を仕切るもの)は
網棚に繋がるパイプであったが、平成20年以降、9000系に準じた大型の板に
パイプを取り付けたものに変更されている。
ドア上にはLEDスクロール式の旅客案内装置が千鳥配置されている。
これは停車駅や行き先案内のほか、マナー啓発、広告、事故発生時の
運行情報などを流すことが出来る。
運行情報は運転室にあるアンテナから受信する。
平成18年のダイヤ改正まで高尾山の観光シーズンに特急列車の分割運転があった
関係で、吊革が色分けされており、4連が緑、6連が白となっている。
ドアは片側4箇所で全て両引き戸で窓は一段下降式である。
主制御装置はGTO素子のVVVFインバータ制御で、これを京王電鉄の電車で初めて
採用した。
ブレーキは抑速ブレーキ付き回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキである。
台車はダイレクトマウント式空気バネ台車、もしくは空気バネ式のボルスタレス
台車を採用した。
モーターの駆動方式はWN駆動方式である。
運転台は定速機能付きのT字ワンハンドルマスコンで、運行情報や故障などの
表示を行う乗務員支援モニターを装備している。
また、速度計はデジタルカウンター方式を採用したが、日光の当たり具合で
見づらいことがあり、後継の9000系からアナログ計に戻された。
現在、京王線のATC化に対応するための運転台の改修を行っており、
本形式についても順次、速度計をATC対応のアナログ式速度計に交換している。
登場以来、京王線系統の特急から各駅停車まで幅広く使用されている。
8連車は当初、都営新宿線への乗り入れを想定していたが、主制御装置から
発せられる電磁波により、新宿線の保安装置に悪影響を与えたため、中止された。
しかし、運用によっては新線新宿まで乗り入れることはある。
都営新宿線では保安装置を更新してVVVF車でも走行可能になったが、
現在も直通運用には就かず、後継の9030系がその任にあたっている。
平成20年の夏に高尾線高尾~高尾山口間で豪雨により崩壊した土砂に乗り上げて、
8728編成のクハ8728号車が損傷し、翌年3月に廃車された。
この代替として8000系10連車のうち、8714編成の中間に挟まれていた
クハ8814号車を2代目のクハ8728号として、同編成に組み込まれた。
8714編成の空いた部分にはサハ8550形8564号車を新造して組み込んでいる。
サハ8564号車は車体や車内は他の車両と同じだが、ドアの窓が丸くなっているのが
外観上の特徴である。
クハ8764号車と接する側の貫通路は鉄板でふさがれており、通行できない。
○8020系。8連固定編成車。10連車はタイトル参照。
○登場時の車内。パイプ状の肘掛であった。
○現在の車内。車端部に優先席「おもいやりぞ~ん」が設置されたほか、
袖仕切りが大型化されている。
○サハ8564号車。手前の車両とのドアの窓の形状の差や
新宿側に先頭車のクハ8764号車が接しているのがわかる。
平成4年~平成11年までの間に、4連+6連の10連が14本、8連固定編成が13本、
後述するが事故で廃車された車両の代替新造車1両の計245両が製造された。
8連固定のものは、20番台と区分され、8020系と呼称される事もある。
10連のものは当初、京王八王子側が6連、新宿側が4連だったが、
平成19年より組み換えを行い、京王八王子側が4連、新宿側が6連となっている。
現在の編成の組み方は新宿側から以下の通りである。
・10連(6連+4連)
クハ8700形-デハ8000形-デハ8050形-デハ8100形-デハ8150形-クハ8750形+※
※+クハ8800形-デハ8200形-デハ8250形-クハ8850形
・8連(20番台)
クハ8720形-デハ8020形-デハ8070形-サハ8520形-サハ8570形-デハ8120形-※
※-デハ8170形-クハ8770形
・10連(代替新造車組み込みver.)
クハ8714-デハ8014-デハ8064-デハ8114-デハ8164-クハ8764+※
※+サハ8564-デハ8214-デハ8264-クハ8864
車体は軽量型のオールステンレス車体で先頭部分は鋼鉄製である。
先頭部分は柔らかな曲線と直線のシャープさを併せ持つ洗練された
デザインとなっており、平成4年度のグッドデザイン賞を受賞した。
塗装は先頭部のみアイボリーで塗られ、帯色は新しいコーポレートカラーの
ピンクに細い紺色のものを採用している。
なお、これは後に京王線の在来車両のうち6000系、7000系にも採用されたほか、
新鋭の9000系にも引き継がれている。
行き先表示は側面、前面にあり、いずれも字幕式であったが、第8編成以降、
及び8020系からLED式に変更され(一部除く)た。
平成20年以降は全車がフルカラーLEDへ交換されている。
また、通過標識灯も当初、白熱式の黄色がかったものを採用していたが、現在は
白色の高輝度ランプに交換されている。
車内はロングシートである。当初、袖仕切り(座席とドア付近を仕切るもの)は
網棚に繋がるパイプであったが、平成20年以降、9000系に準じた大型の板に
パイプを取り付けたものに変更されている。
ドア上にはLEDスクロール式の旅客案内装置が千鳥配置されている。
これは停車駅や行き先案内のほか、マナー啓発、広告、事故発生時の
運行情報などを流すことが出来る。
運行情報は運転室にあるアンテナから受信する。
平成18年のダイヤ改正まで高尾山の観光シーズンに特急列車の分割運転があった
関係で、吊革が色分けされており、4連が緑、6連が白となっている。
ドアは片側4箇所で全て両引き戸で窓は一段下降式である。
主制御装置はGTO素子のVVVFインバータ制御で、これを京王電鉄の電車で初めて
採用した。
ブレーキは抑速ブレーキ付き回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキである。
台車はダイレクトマウント式空気バネ台車、もしくは空気バネ式のボルスタレス
台車を採用した。
モーターの駆動方式はWN駆動方式である。
運転台は定速機能付きのT字ワンハンドルマスコンで、運行情報や故障などの
表示を行う乗務員支援モニターを装備している。
また、速度計はデジタルカウンター方式を採用したが、日光の当たり具合で
見づらいことがあり、後継の9000系からアナログ計に戻された。
現在、京王線のATC化に対応するための運転台の改修を行っており、
本形式についても順次、速度計をATC対応のアナログ式速度計に交換している。
登場以来、京王線系統の特急から各駅停車まで幅広く使用されている。
8連車は当初、都営新宿線への乗り入れを想定していたが、主制御装置から
発せられる電磁波により、新宿線の保安装置に悪影響を与えたため、中止された。
しかし、運用によっては新線新宿まで乗り入れることはある。
都営新宿線では保安装置を更新してVVVF車でも走行可能になったが、
現在も直通運用には就かず、後継の9030系がその任にあたっている。
平成20年の夏に高尾線高尾~高尾山口間で豪雨により崩壊した土砂に乗り上げて、
8728編成のクハ8728号車が損傷し、翌年3月に廃車された。
この代替として8000系10連車のうち、8714編成の中間に挟まれていた
クハ8814号車を2代目のクハ8728号として、同編成に組み込まれた。
8714編成の空いた部分にはサハ8550形8564号車を新造して組み込んでいる。
サハ8564号車は車体や車内は他の車両と同じだが、ドアの窓が丸くなっているのが
外観上の特徴である。
クハ8764号車と接する側の貫通路は鉄板でふさがれており、通行できない。
○8020系。8連固定編成車。10連車はタイトル参照。
○登場時の車内。パイプ状の肘掛であった。
○現在の車内。車端部に優先席「おもいやりぞ~ん」が設置されたほか、
袖仕切りが大型化されている。
○サハ8564号車。手前の車両とのドアの窓の形状の差や
新宿側に先頭車のクハ8764号車が接しているのがわかる。