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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

ミセスの映画(ホワイトラウンジ)

2024年09月26日 21時14分24秒 | みゆみゆとの生活
Mrs. GREEN APPLEの映画、「ホワイトラウンジ」を観てきたので感想を書く。
その前に今日がどんな一日だったか言わせて。

午前2時にパッチリ目が覚める。
気がかりなことが多すぎて二度寝できず。
3時に起きて、気がかりパート1だったレポートに取り掛かった。
臨床発達心理士の一次試験の代わりとして提出しなければならない、事例課題。
子どもの療育や相談を本格的に勉強したくて申し込んだんだけど、その頃私元気で時間に余裕があったのね…。今の私には厳しい。
見ないフリして先延ばしにしてきたんだけど、「30日必着」という期限を前に夢でもうなされるようになったので、ついに手をつけた。

やりだしたら早いタイプでして。
本読むとこから始めて、午前6時半には完成。やったー!!重荷が一つ降ろせた!
そのまま起きて、朝食、家事、出勤。
お昼まで怒涛のごとく仕事を片付けて、午後は代休。
お昼寝してから、映画館でみゆみゆと待ち合わせデート。

懸念事項が半分片付いて、だいぶすっきりした気持ちでの映画鑑賞。
もちろん上半身は白コーデ。やる気まんまん。
ええ、フェーズ2からのにわかファンですが。そういうファンにも門戸を広く開けてくれてるのがミセスなのよ。

映画はもっくんの圧倒的歌唱力で幕を開ける。ずっと。圧倒的歌唱力は続く。
歌唱力というか表現力。つまり彼の内面世界がそれだけ豊かなのだと感じる。
知らない曲も多かったのだけど、かえってそれも良かった。
歌詞の字幕を見ながら、ズンっと心に入ってきました。

「流行りの曲」として取り上げられている楽曲は前向きな歌詞や曲調が多い印象だけど、よく聞けばそんなこともない。
死を意識して生き、孤独を噛み締めながら人と繋がって前に進もうとしている歌が多い。
もっくんは寂しがり屋さんなんだな、と思った。私と一緒。
けれども人は結局は一人。それをわかった上で社会と関わり続け、大切な誰かといることで「一人じゃない」と感じられる。いや、そうなるよう自分に言い聞かせる。
そんな光と影を、光の中に存在する影も同時に表現しながら、伝えてくれていると感じた。
だからじーんとしたし、力をもらえた。

「attitude 」Mrs. GREEN APPLE
 この世は弱い人ばっかいます
 そんなとこだけでも
 どこかに響けば良いなと思っています

 「この世は腐ってなんかいない」
 そんなことだけでも
 どこかで救われた気がして過ごせています

いやあ、もっくん天才すぎた。
みゆみゆは3曲目あたりからずっと泣いていたらしい。
どの年齢層にも刺さる、ミュージカル調の音楽劇でした。
とはいっても分かりやすいストーリーで繋がれているわけではなく、一つ一つの楽曲は完成されたものです。
なのでどちらかというと、「連作短編集」又は「連作随筆集」に近い気はした。

ああ、まだ全然余韻が抜けない。
皆さん、ミセス知らない人たちも、ぜひ観に行ってきて。
(映画ですがチケットが3500円します。ご承知を。)