ひとり歩きのハイカラ味来人

北海道は日本海側の田舎マチ<増毛>
人生の折り返しポイントを大きく過ぎてしまった太っちょ男が綴る食べ歩き日記。

銭湯だったところ

2010-11-06 08:00:00 | たてもの
今はもう使われていない銭湯。
小さい頃、よく入りに来たなぁ。
大きな小判型の湯船の一角に子ども用の浅いところがあったっけ。

さすがに大人になってからは入ったこと無かったですね。
子どもだったから大きく見えたんだろうなぁ。

屋根の形も独特ですよね。
積もった雪が一気に落ちるように、途中からさらに急な勾配になっています。
お風呂は右側の入り口から入るので、手前の入り口は自宅用かな。



右手の窓にはレースのカーテンが掛けられたまま。
こちら側はたしか女湯ですね。
町内の公衆浴場は、暑寒別川河口付近にあるオーベルジュましけに大浴場が完備されているのと、市街地からは少し離れますが岩老地区に町営温泉と民営の岩盤浴温泉があります。
今では、ほとんどの家庭にお風呂がついていますから、こうした銭湯に通う人の数も急速に減っています。
時代の流れなんでしょうかね。
ガラス戸を開けると、番台に座るおばちゃん。
脱いだ靴をしまう木製の下駄箱、木札のついたカギ。
丸形の竹カゴは脱衣用。
隅にある旧式のイス型あんま機。
冷えたフルーツ牛乳…。

全てが懐かしい。



この施設は、昔ながらの銭湯の雰囲気を残しますが、もう一つ。
小林政広監督の映画“殺し KOROSI”('00ミュージアム)のロケ地でもあるのです。
石橋凌さん、大塚寧々さん、光石研さん、そして緒形拳さん。
白い冬の日本海、雪の中の増毛周辺を、美しく、そして儚く映し出した映画なのです。



小林監督が増毛で映画を撮ったのは、今春公開された「春との旅」を含めると全部で4本になるでしょうか。
久しぶりに観てみようかな。


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