足が不自由になった私は最近は家の中ばかりにいる。
今日は１日寝てばかりいたが明日からは今までに書きためた短歌を整理して冊子にまとめようかと思って居る。短歌の会に入っていたときに１年に一回冊子を作るとき
十首載せていただいたことが三年間ぐらい有ったはずだがその冊子が何処かに紛れ込んでいて見つからない。
もっとあったはずなのに無くなっているがあるだけで何とか纏まるようなので作りたいと思って居る。
今思い立ったわけでもないがそろそろまとめておかないと先が遣えて来たように思うので写真とかも整理しておかないといけないなあと思っている。
一月に亡くなった友人は飾る花とか写真を言い残して行かれたそうで葬儀の明くる日に
息子さんとご主人が白いユリの花を持って挨拶に来られて「しろユリはバーちゃんの好きな花で生きているときに言い残していったので」と言っておられたが私はそれだけのことをしていけるかなあと思う。
実家の方へも返しておかなければならない町史など弟が帰ってきたのでそうしたいと思って居る。こんなに整理の出来なかった人間だったかと最近特に思う。
生け花の本も小原流を習っている方には夏樹先生の本や盛り花の本・様式集成など何冊か
捨てたくない本は私がいなくなったら家を壊すときガアーっと壊され無くなってしまうのにせめて実家へでも移しておきたいと思う。そんなことを考えたら淋しくなる。
こんな身体になったら沢山の花器や茶器など今遣えない物が家を狭くしている。
整理して捨てることも出来ず、情け無い状態である。
息子が出ていくときに持たせて出そうとハンカチも３０枚箱に入れておいたのが見つからない。この身体では探すことも出来ない。真剣に考えたら焦ってくる。