Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

亀田興毅

2006-08-09 21:50:09 | Weblog
何だか凄い叩かれようだよね、亀田興毅。そりゃオレだって試合を見た限りじゃ、あの判定は解せないと思うけどさ。でも本当のことを言えば、オレは亀田に同情してるんだよ。

オレが何だかなぁって思うのは、判定の矛先が亀田本人に向かってることだよね。やくみつるなんて新聞のコラムで「八百長で勝ったくせに試合後に安い芝居をするな」なんて書いたっていうけどさ。そりゃ違うんじゃないのって思うんだよ。だって判定がおかしいなんて、そんなの本人は知ったこっちゃないはずでさ。亀田自身は本気で相手と拳を交わせたに違いはなくて、だからこそ「お母ちゃん、産んでくれてありがとう」なんて普段じゃこっ恥ずかしくてなかなか言えないような言葉が口をついたわけだろう。オレはその想いを根底から否定するのは、人間として最低だと思うんだよ。テレビで亀田のお父さんと顔を合わせた時には「息子を躾けろ」という意味でしつけ糸を渡したともいうけど、やってることがあまりにも低次元。興味がないならないでハナから見なきゃりゃいいって思うんだけどね。なぜそれが出来ないんだろう。

それに亀田興毅は弟や親父さんと違って頭は良いって気もするんだよ。オレの感覚だから上手く説明は出来ないけど、TBSなどが亀田三兄弟を売り出すために創り出したキャラクターって言うのを興毅君は分かっていて、敢えてそれを演じている、みたいな。そんな感じがふとした瞬間に見て取れるんだよ。事実、物凄いパッシングの最中に出演した今週の「サンデージャポン」では、ダウンしたことについて「緊張していて、押されただけでも倒れてしまいそうだった」なんて話してた。恐らくこれは批難を受けて余裕がなかったから、ポロッと本音を言ってしまったんじゃないのかな。確かに礼儀はもっともっと身に付けなければならないんだけども、表面に出てる彼の言動だけをストレートに受け取ってしまうのもかわいそうだって気がする。批難すべきはその後ろに渦巻いている、大人の汚い思惑じゃないのかなって。

まぁ兎にも角にも世界チャンプになったのは間違いないわけでさ。チャンピオンベルトを返還すべきだなんて言う人もいるようだけど、亀田君はそんな声を「ノックダウン」するためにも、これからは全力で戦っていかなきゃダメだよね。なんちって。お後がよろしいようで(笑)。

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