Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

シーマン

2007-01-21 17:58:46 | Weblog
昨日の夕方は、ホンジャマカの痩せた方がやってる音楽番組を見ていた。

それにseamoだかseamanだか、とにかくよく分からない奴が出てたんだけど、そいつの歌が傑作なんだ。ダサいラップのリズムに陳腐な歌詞。オレなんて笑っちゃって30秒と聞いてられなかったけど、鈴木杏樹さんが言うには、若者の中にはあれを聞いて励まされる奴がたくさんいるんだって。いいよね、あんなもので心を動かされるようなバカ。どれだけイージーなんだろう。

もっとも“シーマン”に限らず最近の歌って噴飯物の作品が多いけどね。メロディはまだいいんだよね、理屈がない分、どんなバカでも雰囲気でそれなりのものを書ける。でも詞はそうはいかないから、頭が空っぽなのがあっという間にバレちゃう。酷い奴になると、湘南乃風みたいに、グループ名からして低能を曝しちゃってる。

でも困ったことに聞き手もバカが多いから、釣り合っちゃっているんだよね、極めて低い次元で。オレも若い奴とかと話してると、本当に疲れるもの。ろくな教育を受けてないから、こっちの話の行間を読んでくれなくて。そういう感性の“カ”の字もない奴を相手にするんだから、音楽の作り手は気楽に決まってるよね。逆に落語は、映像からの情報しか処理出来ないバカが増えて廃れちゃってる。面白い話も多いのに。

音楽以上に大変なのがお笑いだよ。前に「エンタの神様」で小梅なんちゃらって奴のネタを見た時はさすがに血の気が引いた。今人気があるらしいスケバンの格好をした奴も然りだけど、あんなもので中高生は笑ってしまうのかと。若者文化とか何とか言って、連中を社会の中心に置いたならば、日本のXデーは10年と待たずにやって来るんじゃないか。


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