Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

rainyもレズビアン

2013-06-13 04:19:50 | Weblog
 6月の空はいつもどこか妙にcry。そんな梅雨空とシンクロするように、僕の心にも雨が降っている。

 もう何もかも上手くいく気がしない。朝方までパソコンをいじって、昼ごろ起きて、夕方からは野球を観て、一切の成長さえないままにまた今日を終わらそうとしている。そんな生活から抜け出したいという気持ちはとても強く持っているはずなのに、置いてけぼりの焦りと寂しさにただ呆然と立ちつくしてる。

 このままの生活を続けたら近いうちに人生が詰んでしまう気がする。大事な人から「絶対にやり直せるよ」と言ってもらって、その言葉は涙が出そうなくらい本当に本当に嬉しくて。それなのにそんな最高のエールにさえも応えられそうにない自分がいて。そんな友の広き心にさえも報いられぬ自分は、まさしくクズ以外の何物でもない。

 ドラッグ漬けの僕は、今にもホルマリン漬けにされそうになっている。高く高く天空を舞い踊れば、やがてきっと低く低く地上に舞い戻される。この惑星の抗えぬ重力に人は誰も縛り付けられている。どこまでも逃れられない苦悩に人は誰も縛り付けられている。ロウで固めた鳥の羽を付けても、僕は未だ羽ばたくことさえ躊躇してる。

 止めどなく雨は降る。僕は濡れる。燃ゆる心が鎮火していく。命からがら飛び乗ったバスの曇る窓に小さな画伯の描いた猫が歩く。俺は隣に鏡文字で「死にたい」と書く。この些細な自己主張は誰かの元に届くのか。僕の声を受け止めてくれる人はどこにいるのか。バスを降りて雨に打たれれば、こぼれくる涙さえも気付かない。

 夜汽車に乗り換え、僕はやがて容疑者になる。僕はどこまでも堕ちていく。堕ちれば堕ちるだけ飛びづらくなる。梅雨が終われば今年も憂鬱の夏がやってくる。