Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

初恋の話

2012-09-28 18:12:33 | Weblog
 中学生の頃、同じ学校で同じ塾に通う1個下の女の子によく勉強を教えていた。そんなことになったきっかけは思い出せないけど、まぁきっと自然の成り行きみたいなものだったんじゃないかな。

 オレなんかに教わって学力が向上するのか、我ながらよく分からないけれど、とりあえず「先輩のおかげでテストの点が前より良くなりました~」とは言ってもらえた。そしたら当然好きになっちゃうじゃん。なりませんか(笑)。まぁ自分は昔も今もピュアボーイだからさ。四六時中ひとりの女の子のことしか考えられないような状態だった。

 また関係自体も悪くなかったしね。オレは携帯の番号を教えてあったのだけど、何の用事もないのに自宅から電話を掛けてきて、そのまま1時間以上話し込んだり。「先輩と話すためにプリペイドの携帯を買ったんですよ」と言ってくれたり。あとは唐突に手作りのケーキを貰ったこともあったな。お礼のメールを送ると「毒が入ってるんで気を付けてくださいね」と返ってきたのを覚えてる(笑)。

 今にして思えばもったいないにもほどがあるけれど、残念ながらこれ以上の進展はなかった。頼めば1回くらいヤラせてもらえたかも知れないのになぁ。って、オレ、下品すぎ。冗談はさておき、肝心な一歩をなかなか踏み出せないのは当時からあまり変わらないんだね。性格自体は大きく変化したにも関わらず。あの頃は今以上にわがままでメチャクチャだった(笑)。

 そのあと高校に入ると、次第に暗がりへと迷い込み、女の子どころではなくなってしまって。そして27歳に至る、みたいな。そんな現在。そんな人生。