ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

志賀直哉的発想

2017-03-29 09:45:37 | 日常
晴れると思ったら曇り、肌寒い。












相変わらず、おからのバードケーキも人気。



猫で床がボロボロ、残っていたアウロワックスを一部かける。
じつは鏡面仕上げ位テカらないと、掃除をやった気がしないのが本音。
アウロワックス、松脂のような匂いがいいので、そこは好き。
テカリが足りないんだな、残念。

その後、父の病院に行き、オムツなどの必需品を買い足す。
病院の庭は春。




父の個室も匂いすらなく綺麗だ、痴呆でも馬鹿にせず、扱いも最高。拘束は治療中のみ。

故義母の入院先は地獄だった、本人も書いていたが、
今となると、こうやって比較対象もあるし、お見舞客ですらわかる。






そして、父はメキメキと良くなっている、非常に清潔で顔色も良い。
ここに入院出来たことは運が良かったと思う。
助かれば、いつまで介護が続くのかの葛藤の日々であっても。

病院の上から、お花見。




安心して帰宅、
帰宅途中にブックオフへ、
本は動物基金のさくら猫さんが三年以内の本を寄付で募っているので、新刊本があればそちらへと思っている。
今現在、断捨離、ミニマリストという激しさ、厳しさより、
物の入れ替え、模様替え程度の楽しい物の選別をしている。
段ボール4つ片付いたので、
「どんな物が中古で出されているのか、」
「自分もこれなら出せるのでは。」と研究もかねて見に行ったわけだが。

そこでどうってことない、地味ーな地面と同じ色の花瓶を見つけた。
普段なら素通り、
だっていくら花が好きでも、動物が居たら飾れないのだ。

デカい、そして、ピンと来た、再利用法を。

実は、
庭に埋めきれなかった保護した猫のお骨16柱+未来の予備軍5柱が気がかりになって、
いつも喉に引っ掛かった骨のようである。
お外を見れるように配置、
窓ガラスからの日差しで、先に逝った猫の骨壺のカバーも色褪せてきた。
狭い庭に埋めたり、合同の墓に入れた猫の経験を経て、手元に持っている方がはるかに気が楽だったのだ。

しかし、何かあったら、私に頼まれて跡片付けをしてくれる人も、頼まれても気味が悪いに違いない。
全員、合同葬のタイムカプセルを作る事に、(今の骨壺は庭で洗って不燃ごみへ出そう。集める人ホラーだと思うけど)
せめて、中身は一気にまとめてどさっと、樹木葬や海洋散骨に出来やすい形にと。

花瓶だから蓋などない、店内の皿をあてがって、かろうじて調和するものを蓋にする。
こうやって、また2つ物は増えた。
花瓶800円、皿300円。














皿を蓋にして、でーんと鎮座。
大作家の志賀直哉が生前、浜田庄司作の骨壺を砂糖壺にして愛用のエピソードのようだ。
(青山霊園で、その骨壺だけ盗まれたのも有名な話だが。)
ここまでは良かった、良い思い付きで心も軽い、骨壺をおいてある棚も空けば、一家具断捨離出来ると…。
ただ、
猫の骨壺を開けるという辛い作業が、まだまだ出来そうにないという。号泣。





さて、旦那の方は私がいくら低糖質パンだの研究していても、
父が50キロ台で糖尿で昏睡でも、義父がインシュリン注射でも、

相変わらず、こんなものを買っている。
一気に引いてしまう、この日、匙を完璧に投げた。












◆なんて素敵な。
 私の父も辞典をボロボロにして勉強した、今はボケてしまったが。
 親子の仲は良くないが、そこは素敵だと思っている。

辞典を何度もぼろぼろにした72歳の夫に妻は… 沖縄の中学校で1人だけの卒業式

03月28日 06:17沖縄タイムス
 沖縄県南城市で72歳の市立玉城中学校3年生、諸見里安信さんが23日、同校で卒業証書を受け取った。経済的に苦しく、中学進学を断念。那覇市の珊瑚(さんご)舎スコーレの夜間中学校で3年の学業を終え、在籍する玉城中で1人だけの卒業式に出席した。「卒業し、すごく楽な気持ちになった。宝くじに当たったら高校進学したい」と冗談交じりに思いを吐露した。 沖縄戦前年の1944年に生まれた諸見里さん。与那原小学校に3年までしか通えなかった。成人後は土建会社などに勤め、道路や住宅建設に汗を流した。13カ国に出張し、学校に行けず、破れた草履を履くアフリカの子どもに自らの境遇を重ねたという。 珊瑚舎スコーレには70歳で通い始め「うれしさと勉強についていけるかの不安で、ドキドキした」。分からないことが分かる喜びを感じた3年間。玉城中での卒業式には市職員も駆け付け「自分のために何人もの人が集まっていただき、うれしい」と感謝した。 妻節子さん(70)は、辞典を何度もぼろぼろにした夫に「ドゥーヌオトーヤシガ(自分の夫だけど)偉いと思う」と笑顔。兼屋辰郎校長(57)も前途を祝った。 珊瑚舎スコーレによると、夜間中学校卒業生の卒業証書の受け取り方は、生徒本人と校長が決める。現役生と一緒にもらう生徒もいれば、一人で受け取る人、郵送で済ませる人もいる。
コメント (2)
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