ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

秋の夜長に

2018-10-23 20:39:18 | 健康・病気
曇り。17-13℃



流石に、肌寒くなってきた。

布団に潜るクロ。






午前中は練習して、


午後から病院へ、


花粉症は嫌だが、





セイタカアワダチソウも、綺麗と言えば綺麗だ。








夏の花の植栽もまだ見事だし、






次の花も待ち構えている。


病院は混んでいて、インフルエンザの予防注射、採血、胃カメラの予約など。
待合室の本はここは相変わらず固い、「婦人公論」「今日の健康」とか、
「日経ビジネス」「プレジデント」とか、、、
病気と、家族の不和と、老後の貧困を考えさられて、さらに具合が悪くなりそうであるw
一生病院通いかと思うと、今日は些かウンザリ、流れている音楽も今日は今一、

去年も11月20日に検査、毎年この時期に胃カメラをやっている。
胃カメラは鼻からでも苦しい、したい検査ではないので、すこぶるブルーな気分で病院を出る。

帰宅途中、ドラックストアでヘアブラシを購入。
折れた以前のが、学生時代から愛用だから、
物持ちが良い私には、これが最後かと思う。
こだわったわけでないが、
一番ポニーテールが作りやすいというブラシで、
陳列された最後の一本で、花柄が美しい。


寄り道をして暗くなった、
昇ってきた月の大きい事に驚いた!







月明りで影踏みが出来るぞ。



月明りと、防犯灯の下、鍵を探し、

薔薇が蕾を持っている事に気が付く。

ポストには、Amazonでポチった中古の教則本が投函されていた。

前の持ち主の書き込みが無いのが、残念。
ある意味、どこの部分が大変だかわかって良いのにね。


家事をして練習、そして読書。
ヘルマン・ヘッセの童話「イーリス(あやめ)」が、とても美しい文章であるが、
けれども、とんでもない寓話で気が重くなった…

主人公の大学教授アンゼルムが求婚したイーリスが、彼と結婚するにあたって出した課題があった。
そして主人公は、そのイーリスの課題の為に、来る日も来る日も歩き回り、へとへとになる迄思い出そうと努力する。
廃人のようになり、しかも、課題を見つけ出さないうちにイーリスは死んでしまう。
イーリスが亡くなった後も、帰り方の分からなくなった彼の旅は続く、そしてついに霊界の門へ。

始めは感受性が強く、夢が一杯だった男の子が、それを失いつつも立派な大人に成長して、
余りにも俗っぽくない女性に恋をして、「これでいいのか?」と迷いながらも「この人だ!」とプロポーズするんですね。
でね、ここからが苦労の始まり、なんか話が最終的には、俗世での二人は結ばれてのハッピーエンドでない。
これを機に「シッダールタ」の修行めいた事やら、旅を始める主人公なのですよ。
それまでは学者として敬意を払われ普通に成功していたのに。_| ̄|○
温かい家庭が欲しかっただけなのに。
人の幸せとは何か、とても美しい童話です。

メルヒェン (新潮文庫)

ヘルマン・ヘッセ全集全16巻

なんか、また本を揃えたくなった。
レンタカーで2トントラックで神田の古本屋に、本を運び込んだ苦労を忘れてしまった私www
あの辛さを忘れてはいかん。
コメント (2)
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