枕草子 第百九十五段 経は法華経
経は、
法華経、さらなり。
普賢十願。千手経。随求経。
金剛般若。薬師経。仁王経の下巻。
経は、法華経、ありがたいことは言うまでもありません。
ふげんじふぐわん。せんじゅ経。ずいぐ経。
こんがうはんにゃ。やくし経。にんのう経の下巻。
前段「寺は」からの連想です。
経典なども、少納言さまには相当の知識があったと考えられます。また、当時の経典は、単なる宗教書ということではなく、貴族社会においては教養の重要な一分野を成していました。
経は、
法華経、さらなり。
普賢十願。千手経。随求経。
金剛般若。薬師経。仁王経の下巻。
経は、法華経、ありがたいことは言うまでもありません。
ふげんじふぐわん。せんじゅ経。ずいぐ経。
こんがうはんにゃ。やくし経。にんのう経の下巻。
前段「寺は」からの連想です。
経典なども、少納言さまには相当の知識があったと考えられます。また、当時の経典は、単なる宗教書ということではなく、貴族社会においては教養の重要な一分野を成していました。
ご質問の件ですが、数冊の参考書をもとにしました。ご承知のように、枕草子の章段は当初からある物ではありませんので、伝本により相当の違いがあるようです。
小学館の物も参考にさせていただきましたが、本段ばかりでなく、この前後はいずれもずれています。また、参考書によっては、一つの章段になっている物が複数に分割されている物もあるようです。
この程度の知識しかありませんが、ご了承ください。