三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
初めての方はカテゴリー「はじめにお読みください」をご覧ください。

ごんぎつねの湯 ★★★

2017年07月30日 | 愛知県の温泉
源泉名も施設名も「ごんぎつねの湯」である。
ごんぎつねの作者がこの付近出身なのだそうだ。

しかし、可愛い名前と反して非常に個性の強い湯である。
愛知県下トップ3であることは間違いない。

名古屋からは名古屋高速大高線と知多半島道路を使って30分程の距離である。
セントレアの手前にある知多半島道路の半田中央ICを降りてすぐのところにあり、油断していると通り過ぎてしまうことだろう。
住宅街の路地に入っていくと、こじんまりした駐車場と建物がある。


自販機で800円を払って中に入る。
脱衣所は1階と2階に別れている。2階にあるのはなかなか珍しい。

純和風の建物で、2階の脱衣所にむき出しの梁はなかなかのものである。
この梁は内湯の浴室内でも見ることが出来、格子戸などもあり良い雰囲気である。

なお、内湯は白湯である。

さて、ここのメインは露天にある。

奥に滝が流れており、これが源泉かけ流しだ。
滝壺部分が区分けされており、44℃くらいのあつ湯となっている。
循環式の風呂には、ここのお湯が溢れ出して入ってくる構造だ。
浴槽から溢れたお湯は外の排水口へ流れており、排水口周りは成分により黒ずんでいる。

泉質はナトリウム-塩化物強塩泉。
滝で跳ねたお湯が口に入ると、かなりのしょっぱさを感じる。
色は少し茶褐色で、ほのかな油臭がする個性的な湯だ。
塩分が強いので、体が浮きそうになる。

また、循環式の風呂には洞窟風呂があり、これも珍しい。

コンパクトな施設だが、施設も、泉質も、かけ流しのあつ湯があるところも、いずれも個性が強く、印象に残る温泉だ。
三ツ星とする。

料金は少し高めだが、施設の規模を考えると、この価格は妥当だろう。
安い金額で大勢が押し掛けるような温泉にはなってほしくない。


★★★ ナトリウム-塩化物強塩泉 自家源泉湧出量250L/分

愛知県半田市平和町5-73(半田中央IC至近)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玉川天然温泉 キャナルリゾート

2017年06月28日 | 愛知県の温泉

平成29年6月現在、名古屋市内で一番新しい温泉だ。
「キャナル」の名の通り、中川運河沿いにある。
リゾート気分を味わえるよう、入口から南の島?のような雰囲気を演出している。

夜間はネオンも光る。


ロビーもどことなく南国っぽい。
入館料は平日700円、休日は800円。岩盤浴を利用するとそれぞれ2倍となる。


公共交通機関では行き辛い場所にありながら、若者にも人気があり、いつも混んでいる印象だ。
その理由は、施設の半分程度を使っている岩盤浴だろう。
岩盤浴専用の別棟を造ったことからも、想像に難くない。(写真左の建物が別棟だ)


浴室はというと、これまたバリ島?のようなリゾート風でまとめられており、少し違和感がある。
これは、美濃加茂のスパリゾートハワイアンに似ている。
混雑していたので、写真はパンフレットから拝借した。


露天風呂はすべて天然温泉となっており、ナトリウム塩化物泉を堪能することが出来るが、消毒臭が強く、湯を舐めてみないと分からないかもしれない。
ただし、ナトリウム系だけあって保温効果は高く、風呂から出た後もしばらくは湯冷めしないだろう。

そして、筆者として、この施設の一番の見どころはというと、露天エリアにある洗い場だ。
実は、外の洗い場はあるようでなかなか無い。
東海地区の日帰り施設は片手で数えられる程度ではないだろうか。
せっかくなので、もちろん外で体を洗った。


これから行かれる方に、マイナス点も書いておこうと思う。

一にも二にも、駐車場が少ない。
実は筆者は、既に一度車で行っている。(雨の日の土曜だった)

平面は満車で、立体駐車場へと上がって行ったのだが、上へ登れどいっこうに空きがない。
そして、屋上に着いた時、切替しスペースがあることに気付く。
妙に対向車とすれ違うなと思っていたら、皆上まで行っては戻ってきていたのだ。

岩盤浴利用者は長居をするので、回転率が悪いのだろう。

今回は会社帰りに平日夜に行ったのだが、それでも混んでいた。

通常は車で行く方が楽なのだが、この施設に関してだけは、名古屋駅や金山駅から出ている無料シャトルバスの利用をお勧めする。
おおむね1時間に1本あるので、不自由はしない。

ハンドルを握らない分、施設内にある店舗で風呂上がりのビールを飲んでもらいたいものだ。



ナトリウム塩化物泉 自家源泉湧出量 240L/分

愛知県名古屋市中川区玉川町4-1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祖父江温泉 祖父江ふれあいの郷

2017年05月27日 | 愛知県の温泉

愛知県尾張西部、旧祖父江町(現稲沢市)の西端、木曽川の堤防手前にある施設。
福祉センターである。

公共交通機関利用の場合には、名鉄尾西線・森上駅から稲沢市コミュニティバスとなるが、本数が極端に少ないので、車でのアクセスになるだろう。
なお、善光寺東海別院が近くにあり、観光で行く場合には寄ってみると良い。


外には足湯があったが、入っている人はまず見かけなく、汚れが浮いていた。
この足湯は源泉であり茶褐色であった。
筆者はしっかりと足を入れてみたが、だいぶぬるかった。源泉温度のままであろうか。

さて、浴場に入る訳だが、玄関は、温泉施設というよりかは完全に福祉センターのそれである。
木曽川を挟んでほぼ反対側にある羽島温泉を思いだす。
(合わせて羽島温泉も読んでほしい)

料金は240円と格安。
シャンプー類は置いていないので、持参しよう。



(内湯の写真はパンフレットから拝借した)

浴室はやや小ぶりで、露天風呂も小ぶりだった。
露天風呂は、外の広さに比べだいぶ小さく作られており、少々物寂しかった。

料金の安さと、天然温泉ということからか、地元の老人たちの憩いの場になっているようだ。
筆者がこれまで行った施設の中でも、入浴者の平均年齢はトップクラスであろう。
また、芋洗いとまでは言わないが、人口密度がだいぶ高かった。

泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)で、少し塩っ気を感じたが、消毒の量が多く、また加水・加温もしているので、天然温泉を存分に感じるとまでは言えなかった。
なお、循環式である。

外の足湯のような源泉に近い湯船があると嬉しいのだが。


ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)

稲沢市祖父江町祖父江柿ノ木104番地1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【番外編】 くつろぎ湯処あまの足湯

2017年05月14日 | 愛知県の温泉


今回は番外編。
足湯ではあるが、温泉ではない。



愛知県あま市某所の会社敷地内にある。

オープン時間は平日は15~17時、土曜は9~17時で無料だ。

会社役員の趣味か、地域へのサービスなのかは不明だが、住宅街に突如現れるので、不思議な印象を受ける。
しっかりと造られており、机もあるのが良い。

自宅の近くにこんな足湯があったら、ペットボトルと漫画を持ち込んで、ゆっくりしてしまいそうだ。



愛知県あま市七宝町某所会社敷地内 (東名阪道 名古屋西ICから車で数分)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ温泉 天然温泉コロナの湯中川店

2016年11月23日 | 愛知県の温泉

名古屋市中川区の西の端の方、国道1号線沿いにあるレジャー施設がコロナリゾート。
映画館やボーリング場が併設されており、スパ施設もその一つだ。

自家源泉を持ち、しっかりと天然温泉を謳っている。
泉質は単純泉で無臭。特徴はない。

露天風呂が広かったのが印象的だった。

また、このような施設で貸切湯があるのはなかなか珍しい。

料金は土休日は750円、平日は650円と平均的。
レジャー施設のため駐車場が広く困らないのが良いところと思う。


単純温泉 自家源泉湧出量457L/分
名古屋市中川区江松3-110
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太平温泉 天風の湯 【閉館】

2016年06月30日 | 愛知県の温泉

名古屋駅から港湾地区へ向かうあおなみ線の南荒子駅と中島駅の間くらいにあり、JR貨物のターミナルに隣接している。
徒歩では10分程度だろうか。

この地区にありがちなスーパー銭湯の造りではあるが、しっかりと天然温泉が湧いている。

天然温泉を使用している風呂は、屋外の壺湯と岩風呂だ。
壺湯は2種類あるが、一つは源泉かけ流しであり、温泉の成分で少し褐色がかっている。
また、アルカリ系の泉質のため、ほぼ無味無臭である。

室内の風呂はいずれも温泉ではないので、温泉目当ての人は注意してほしい。
もちろんサウナ併設である。


近所にライバル店(キャナルリゾート)が出来たため入館料を値下げしたようで、平日550円、土日650円である。
中川区と言えど名古屋市内であり、コストパフォーマンスは頑張っている方ではないだろうか。

源泉かけ流し風呂はサイズが小さいが、しっかりと温泉を感じられた。
遠方からわざわざ行くことは無いだろうが、近くにあれば利用したくなる温泉施設だろう。

【2017年12月10日に閉館したそうです】


単純温泉(低張性・弱アルカリ性) 自家源泉湧出量 110L/分

愛知県名古屋市中川区平戸町2-1-10
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竜泉寺温泉 竜泉寺の湯 ★★

2016年05月17日 | 愛知県の温泉
名古屋市内の大曽根から、全国でここだけにしかないガイドレールバスに乗り約15分。

ガイドレール区間が終わって直ぐの竜泉寺バス停を降りて、徒歩5分程。
県道横にあるスーパー銭湯だ。

東海地区の温泉好きならば一度は聞いたことがある有名店。
今の様にスーパー銭湯が連立する前からあり、かつ守山区の高台にあり露天からの景色が良い。
入泉料は500円と安いのも特筆される。
岩盤浴を付けてもたったの+200円。


浴室に入って目に飛び込んでくるのは広い内湯。
ここのすごいところは、この広さで炭酸泉と言うことだろう。
天然の温泉に炭酸を人工で溶け込ませている。

泉質は、この地方でよく見られるアルカリ系のとろみのあるものだ。
循環式である。

外に出ると、寝湯や座湯、シルク風呂、そして岩風呂がある。
最近のスーパー銭湯の走りだけあって、一通りそろっている印象だ。
配置もひと昔前に作られているので余裕をもって作られている。

そして、ここからの景色が素晴らしい。


ゆえに、いつも混んでいるのが定説で、筆者は火曜の13時半頃に行ったのだが、それでも駐車場は7・8割埋まっている状況だ。
時間に余裕のある時にゆっくり行って頂きたい。


★★ アルカリ性低張性高温泉 自家源泉湧出量 276L/分

名古屋市守山区竜泉寺1-1501
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天然温泉 丸屋玉ノ湯 【閉館】

2016年02月23日 | 愛知県の温泉


名古屋市の南、知多半島の伊勢湾岸側の付け根にあたる東海市。
重工業会社の工場が並ぶ湾岸から、少し内陸に入ったところにある施設が、丸屋玉ノ湯だ。

名鉄常滑線の尾張横須賀駅から歩いて10分弱であり、車でしか行けない施設が多い中で、電車で行ける数少ない温泉の一つと思う。

このあたりには日帰り温泉施設がないため、土日ともなればとにかく混んでいる印象。
駐車場も足りていない。

いざ施設に入ると、玄関、靴箱エリアが狭く、そこを越しても、マッサージやら飲食やらが所狭しと配置されており、入浴のカウンターに行くまで圧迫感を感じる。

浴室に入ると、電気風呂やジェットバスと繋がっている内湯(天然温泉・循環)、そして、上下に広いサウナがある。サウナは大学の階段教室のような印象だ。

露天風呂は炭酸風呂や壺風呂がある。
一番スペースを取っているのは天然温泉の露天風呂だが、寝湯のお湯がそのまま流れ込んでくる不思議な造りだ。しかし、循環式である。

天然温泉は、少しぬめりがあるがほぼ無味無臭で、塩素消毒の臭いは東海地区トップクラスの強さ。

内湯、露天共に言えることだが、普通に座ったのでは上半身の半分くらいが外に出てしまい、深さが欲しい。
湯温もどちらかと言えばぬるめなので、熱め好きの人にはお勧めできない。

施設の手狭さに加え、肝心の温泉もイマイチで、750円の入浴料は高いと感じた。

※2021年11月23日に閉館したそうです。

ナトリウム‐塩化物泉(等張性・中性・温泉) 自家源泉湧出量 140L/分

愛知県東海市元浜町12-7
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尾張天王の湯 くつろぎ天然温泉 湯楽 ★

2016年02月17日 | 愛知県の温泉
愛知県西部、津島市。

さほど大きな市ではないが、古くから津島神社の門前町として栄えたところだ。
今も神社を中心に、古い町並みが残る。

津島市のど真ん中、市役所の近くにあるのが湯楽だ。
飲食、カラオケ等もある施設で、地元民の憩いの場でもある。

源泉名は、津島神社で毎年夏に行われる尾張天王祭から取っており、旧国名の尾張と合わせて「尾張天王の湯」と名付けられたそうだ。
ちなみに、尾張天王祭は愛知県の他の祭りと合わせて、ユネスコの無形世界遺産登録を目指している。

 
正面玄関は車寄せがあり、ドライバー以外は濡れずに施設内に入れる。
施設の大きさの割には玄関の間口が少し狭い。

単なる日帰り入浴の料金は600円。
タオル・館内着付は1,100円だ。

浴室は広く、炭酸泉、白湯やジェットバスなどは当然ある。
サウナについては、高温(フィンランド式)、ミスト、塩と3種類すべてあるのは珍しい。

屋外には東屋と露天風呂があり、ここは加水加温した温泉だ。
 
そして、この施設の最大の特徴が、浴室と露天風呂の間にある源泉風呂の存在。
地下1,300mから湧く33℃の源泉を加温加水なしでかけ流している。

泉質は弱アルカリ性で、薄緑色のほぼ無味無臭である。
最初の内は冷たく感じるが、しばらく入っていると生ぬるく感じ、ふわふわしたような感覚になってくる。

質の良い温泉が点在する愛知西部、三重北部のエリアにあって、特筆される泉質ではないものの、健闘している施設と言えるだろう。


★ 単純温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)自家源泉湧出量 120L/分

愛知県津島市西愛宕町2-208
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太閤温泉 太閤天然温泉 湯吉郎

2015年12月06日 | 愛知県の温泉

名古屋市のお隣、清須市にある日帰り温泉施設。「とうきちろう」と読む。
温泉が湧いているスーパー銭湯といった感じだ。
清州会議が開かれた町ということで、秀吉の名前を冠している。
実際の秀吉の名は"藤"吉郎だが、"湯"になぞらえている訳だ。

しかし、清州というよりも、名古屋市中村区から橋を渡ってすぐのところにあるので、名古屋市にあるイメージさえあり、その立地ゆえ、常に混んでいるイメージがある。(実際、混んでいる)

入口の横には源泉を流している手湯(?)がある。

入口を入った下駄箱エリアの床は床暖房なのが有り難い。
土日料金750円(平日は650円)を払って中に入る。

浴場は2階にあるので、階段を上る。

限られた敷地なので、所狭しと多種の小さな湯船が並んでいる。

洗い場は、ソープ類の種類がいくつもあり、例えば「お茶の香り」等とソープ類の名前が鏡の上に書かれている。
いろいろな施設に行っているが、他では見たことがない。

サウナは広めだが、いかんせん人が多いので、こちらも混んでいる。

ここに来たらば、絶対に入らなければならないのが、露店風呂の中の「天下統一風呂」だ。
ここだけは、源泉かけ流しであり、アルカリ性単純温泉ならではの少しぬるっとした肌触りを感じることができる。
下呂や池田温泉と同じ泉質の源泉に、名古屋駅から数kmのエリアで入ることができるのは貴重だ。

ほかの露店風呂も温泉を謳っているが、循環したお湯であり、壺湯などは何度も循環をしたあとのようで、異臭がするほど使い古した感がある。

とにかくいつ行っても混んでおり、岩盤浴や飲食などもある関係で館内もごちゃごちゃしている。
「天下統一風呂」以外はNGという印象を持っている。
久しぶりに行ってみたが、その印象は変わらなかった。


含天然ラドン・アルカリ性単純温泉 自家源泉湧出量 220L/分

愛知県清須市下河原下之切1110-1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする