三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
初めての方はカテゴリー「はじめにお読みください」をご覧ください。

谷汲温泉 根尾川谷汲温泉 ★

2019年09月21日 | 岐阜県の温泉

JR東海道本線の大垣駅から、日本三大桜である薄墨桜のある樽見へ向かう第三セクター鉄道が樽見鉄道である。

その途中駅、谷汲口(たにぐみぐち)駅からバスで数分の所に、谷汲山華厳寺があり、参道には多くの店が立ち並ぶ。
以前は名鉄の谷汲線が参道の入り口まで乗り入れていたが(旧谷汲駅)、20年程前に廃線になってしまった。

谷汲山華厳寺への最寄り駅は、今や谷汲口駅であるが、鉄道で訪れる人はあまりいないだろう。

その谷汲口駅から徒歩で数分のところにあるのが、根尾川谷汲温泉である。

泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)で、この地域によくあるとろみの強い温泉だ。
湧出量は28L/分と少ないため、加温循環式である。

室内、露天共に湯船が広く、ゆっくり浸かることが出来る。
露天では、壁を隔ててすぐ横を樽見鉄道の線路が走っているため、1時間に1度、鉄道の通過音を間近で聞くことが出来る。

なお、料金は500円とコスパは良い。


★岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬450-1
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【番外編】夕涼みテラスの足湯&里山の湯(ぎふ清流里山公園内)

2019年03月31日 | 岐阜県の温泉
東海環状道の美濃加茂ICに併設されているハイウェイオアシスが、道の駅みのかもである。
ここは、ほんの少し前まで、道の駅日本昭和村と名付けられていた。

その名の通り、「日本昭和村」というテーマパークがあったのだが、昭和というコンセプトが、平成生まれが増えるに連れて時代と共に合わなくなり、「ぎふ清流里山公園」と名前を変え、さらに無料になって再出発したのである。


元々の日本昭和村の時代にも、高速道路直結で一般道とは別に駐車場があったのだが、それは今も変わらない。
高速でアクセスする場合、まず最初に物販等のサービスエリア的な施設がある。
日本昭和村改めぎふ清流里山公園は、さらにその先の奥まったところにあるので、注意されたい。

ぎふ清流里山公園へのリニューアルの際、もともとあった温浴施設「昭和銭湯 里山の湯」も手が入れられている。
その代表が、施設の前に出来た夕涼みテラスにある足湯だ。



なかなかの広さで、駐車場から一番近いため、多くの人が利用している。

実は、日本昭和村の時代にも昭和銭湯の縁側に足湯があったのだが、こちらは廃止されてしまった。
なかなか良い雰囲気だったので、少し残念だが、無料の足湯が残ったということは喜ばしい。



なお、温浴施設の「昭和銭湯 里山の湯」は、単なる「里山の湯」と名前を変えて営業を再開している。
昭和を意識した作りで、落ち着いた雰囲気だ。
土日の料金は700円(平日は600円)。

ロビーから脱衣所までの距離が何とも言えぬ、非日常感を演出している。
浴場は露天風呂が多く、山肌が目の前に迫っており、四季折々の味わいを感じることが出来る。

しかし、この「里山の湯」と「夕涼みテラスの足湯」は、残念ながら温泉ではない。

元の名前は、あくまで昭和"銭湯"である。

とはいえ、高速道路直結というアドバンテージに加え、自然が目の前に迫る露天風呂は満足度が高い。
せめて運び湯であれば、星を付けても良いくらいの施設だ。


岐阜県美濃加茂市山之上町2292番地1(ぎふ清流里山公園内&美濃加茂I.C.直結)
泉質:なし(温泉ではない)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長良川温泉 岐阜市三田洞神仏温泉

2019年03月17日 | 岐阜県の温泉
以前当blogでも少しだけ書いた長良川温泉

岐阜城が建つ金華山の麓、鵜飼いで有名な長良川の畔に、いくつものホテルが立ち並んでいる。

しかし、この長良川温泉は、その長良川の畔で湧出しているわけではなく、今回記事にした三田洞神仏温泉のある三田洞(みたほら)地区で湧出したものをパイプで運んでいる。
距離にして1・2kmはあるだろう。なかなかの労力だ。

ホテルの日帰りプランや宿泊プランを利用せず、長良川温泉に入るには、この三田洞神仏温泉を利用するほかない。

岐阜の駅からは遠く、岐阜バス利用で20分はかかるだろう。
自家用車利用が望ましいが、駐車場は広くない。
狭い駐車場に所狭しと車が並んでいる印象だった。
三田洞弘法というお寺の前にあり、通常の温泉施設とは少し違った雰囲気を醸し出している。

料金は510円(岐阜市民は410円)で、シャンプーや石鹸は置かれていない。

ロッカーは、ゴルフ場で見るような少し高いロッカーで、100円玉は必要なかった。

浴室はそれほど大きくなく、浴槽は2つ。露天風呂は無い。
温泉が使用されているのは一つのみで、必然的にこちらが混む。

赤茶色のお湯で、泉質は単純鉄冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)。
源泉は16℃程しかないため、加温循環式である。
少し温めのお湯でいつまでも入っていられそうだが、色以外は鉄泉感がほぼ得られず、塩素臭の方が強いイメージだ。

風呂上がりにスベスベ感は得られるが、もう少し満足感を得たいものである。


単純鉄冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉) 自家源泉湧出量240L/分
岐阜県岐阜市三田洞222
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯屋霊泉 バーデンパークSOGI 曽木温泉

2019年01月04日 | 岐阜県の温泉

岐阜県土岐市と愛知県豊田市の、山中の県境付近を走る国道363号線。
その途中に、バーデンパークSOGIがある。
現在は日帰り温泉施設だが、この場所の温泉の歴史は700年近くあるらしい。

場所はどこから近いと言えば良いのか。

中央道の土岐IC、東海環状道の土岐南多治見ICか、いずれも遠く30分弱かかるだろう。
公共交通機関はほぼ無し。1日1本程度僅かながらのコミュニティバスが、土岐市駅から出ている程度だ。
交通の便は極めて悪いのだが、この付近に小綺麗な温浴施設がないからか、空いている印象はない。

中に入ると、高い天井のロビーと食堂があり、その奥に浴室と水着着用のプールがある。
この施設の最大の特徴は、このプールをはじめとしたスポーツ施設だろう。
トレーニングジムもあるくらいだ。

浴室はこれと言って特徴がなく、よくある温浴施設だ。
露天風呂は、風呂以外の面積を大きくとっている設計で、少し違和感がある。
また、露天の薬湯は、市販の入浴剤が入っていて衝撃を受けた。

内湯と露天に、それぞれ1か所ずつ温泉の風呂があり、泉質はこの辺ではよくある含放射線系だ。
無色無臭だが、風呂から出た後に、しばらく保温力を感じることが出来る。

550円と低めの料金設定だが、交通の便が悪いことを考えると妥当と思う。

際立った個性もなく、何よりも薬湯に入浴剤を入れているのは衝撃である。
施設はきれいだが、星なしとせざるをえない。


岐阜県土岐市曽木町1300番地の1
アルカリ性単純弱放射能温泉(低張性ーアルカリ性ー低温泉) 自家源泉湧出54.5L/分
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本まん真ん中温泉 子宝の湯 ★★

2018年11月30日 | 岐阜県の温泉

岐阜県の美濃太田駅から、長良川沿いにトコトコと走る。その名も長良川鉄道。
始発駅の美濃太田までは、名古屋から鉄道で1時間かからない程度。
最近では、観光列車業界では有名な水戸岡氏デザインの観光列車を走らせ、営業努力を行っている。

元々は、福井まで伸ばす計画だった国鉄の路線だが、福井に繋がることなく、第3セクターとなり今に至る。
路線名は越美南線。本来繋がるはずだった越前の“越”と美濃の“美”を一字ずつ取っており、北と南からそれぞれ伸ばしていった名残である。
ちなみに、越美北線は第三セクターにはならず、JR西日本が運営している。



そんな長良川鉄道には「みなみ子宝温泉駅」がある。
本邦でも指折りの珍駅で、駅と温泉が一体となった施設である。
ホームを降り、自動ドアを入れば、そこは温泉施設の休憩処&ロビーなのだ。
故に、駅徒歩ゼロ分。
残念ながら、前述した観光列車の「ながら」は通過する。
自動車の場合には、東海北陸道の美並ICから高速に沿った国道を10分程度で、こちらの点からも便の良い立地と言える。



列車の本数は少なく、おおむね1時間に1本である。
乗り遅れないように、休憩処のホーム出入口には信号機が設置されており、青信号で30分前、黄色で15分前、赤信号では5分前という訳だ。
このような遊び心のある設備は、子どもには大うけであった。
(ちなみに、北上線のほっとゆだ駅も同様の信号機があり、こちらは浴室内にある)

温泉の料金は600円と安め。こどもは6歳まで無料だ。
泉質は単純温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)で、源泉湧出量が少ないこともあり、ヌメリや臭いは感じられず、微かな塩素臭がある。
加水・加温・循環式ではあるが、露天風呂の湯船は広く開放感があった。

ちなみに、源泉名の日本まん真ん中の由来は、平成7年の国勢調査で、日本の人口分布の重心がこの付近だったからなのだそうだ。

露天風呂が広いと言えども、泉質はごく普通で温泉を感じられるような湧出量でもないが、非常に珍しい駅と一体となった温泉施設という個性は印象に残る。
利便性、金額面はプラス評価で、筆者が鉄道ファンということもあり、二つ星を付けたい。

★★ 単純温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉) 源泉湧出量25L/分
岐阜県郡上市美並町大原2709 長良川鉄道みなみ子宝温泉駅併設
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安八温泉 保養センター ★

2018年11月15日 | 岐阜県の温泉



岐阜県西濃、大垣市の手前、羽島市・岐阜市との間にある町が安八町だ。
いくつか工場が立地しているためか、他の自治体とは合併せずにいる。

町民の保養施設として、温泉施設もある。
利用料は町民であれば、なんと100円。
曜日、時間を問わず、町内のご年配の方々が多い印象だ。
町民以外でも300円で入ることが出来る。
シャンプーやボディソープは置いていないので、購入するか持参してほしい。

このようなスタイルは、以前紹介した愛知県飛島村の温泉に似ている。



サウナはないが、しっかりと露天風呂があり、壺湯に檜風呂もある。
泉質はナトリウム―塩化物温泉(低張性・中性・低温泉)で、湯上りのツルスベ感と保温効果がしっかりとある。
残念ながら、かけ流しではなく、加温循環式だ。

公共交通機関は、JRの穂積駅から名阪近鉄バスの安八温泉行が出ており、玄関まで連れてきてくれる。
温泉ガイドブック等にはなかなか載っていなく、わざわざ足を運ぶほどの施設ではないが、料金が安く満足の出来る温泉だ。


★ナトリウム―塩化物温泉(低張性・中性・低温泉) 108L/分
岐阜県安八郡安八町中須202
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤橋温泉 いび川温泉藤橋の湯 ★

2018年06月13日 | 岐阜県の温泉

日本一の貯水量を誇る徳山ダムに向かう国道417・303号沿いにある、道の駅「星のふる里ふじはし」内にある温泉施設である。

一番近いICは、東海環状道の大垣西ICだろうか。
ICからは1時間弱の道のりであるが、山区間に入ると信号はなく、ダム建設時に整備されたのだろうか、国道も道が良いので、それほどストレスがなく辿り着ける。

入口には足湯があり、道の駅と同じ場所ということもあり、利用者は多い。

さて、温泉施設はというと、男女別の浴室の他に貸切風呂が1つある。
貸切風呂というと、別料金を取られることがほとんどだが、ここは予約さえしておけば追加料金なしで誰でも入ることが出来る。
知っている人が多いのか、当日ではまず予約が出来ない。1日前でも微妙なところだ。
筆者は何度かアタックしているが、今回初めて予約が取れた。

貸切風呂は湯船が一つ、洗い場も一つであるが、余裕をもって作ってあり、だいぶ広く感じる。
1時間ばっちりと使えるので、ゆっくり入ることが出来る。

泉質は、この辺りによく見られるアルカリ性単純温泉(アルカリ性低調性温泉)で、微かにとろみのある湯だった。
ほぼ無色無臭である。
保温効果はあまり感じられなかった。

とは言え、貸切風呂を入浴料(510円)のみで使えるアドバンテージは大きい。

また、星のふる里というだけあって、夜の男女露天風呂の星空は最高なのだそうだ、
アドバンテージも加味し、一つ星としたい。


★ アルカリ性単純温泉(アルカリ性低調性低温泉)104L/分

岐阜県揖斐郡揖斐川町東横山207
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三峰温泉 天然温泉 三峰 ★★★

2018年05月10日 | 岐阜県の温泉

岐阜県の可児市。
日本ラインの近くでもあり、風光明媚なところだが、名古屋のベッドタウンでもある。

三峰温泉は、可児の中でも南にあり、多治見からも近いと言える距離にある。
車では中央道の多治見ICから15分程度だろうか。





さて、この温泉はとにかくホスピタリティが素晴らしい。

建物に入り、受付(平日700円、土日800円)を済ませ脱衣所に歩いていく通路から、落ち着いた和の空間である。
食事処や休憩スペースから見える、山肌を利用した自然と一体となった景色は、湯船に浸かる前に心地よい感覚を生み出す。
また、野外ライブも開かれており、落ち着いたBGMになる曲が演奏されていることもある。

そして、浴室も素晴らしい。
建物の中にありながら開放感を感じる内風呂に、当然のことながら露天風呂もある。

また、露天エリアの一段高いところには、少し小さいが源泉かけ流し風呂もあるのだ。
泉質はアルカリ性単純温泉であるが、源泉風呂は穂のかに源泉らしい鉱物臭を感じることが出来る。

他の施設ではなかなか感じられない安堵感があるため、人気があるだろう。
休日に行くと、洗い場や脱衣所は大変混んでいる。

通常であれば、それらがマイナスとして星を下げるのだが、それ以上に施設の心地よさとコンセンプトが勝る。
堂々の三ツ星温泉である。


★★★ アルカリ性単純温泉 134L/分

岐阜県可児市大森1748-1 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ大垣温泉 天然温泉コロナの湯大垣店

2018年04月27日 | 岐阜県の温泉

名古屋から新快速で30分程度。
大垣は岐阜県の西部の町であり、湧水に恵まれたことで知られている。

温泉は山に入っていくと多くあるのだが、市内にも湧いている。

イオンタウンの一角にあるコロナワールド内に、日帰り施設があるのだ。
イオンタウンは比較的広く、家具屋も映画館もある。

名古屋市中川区にあるコロナの湯中川店とよく似ていた。

土休日で720円(平日は650円)と、価格は通常。
泉質は単純温泉(弱アルカリ性低調性低温泉)であり、特に個性はなかった。

浴場は比較的広く、露天風呂の岩風呂は特に広く気持ち良い。
こちらも中川とよく似ている。
内湯は白湯のみであり、そこは少々物足りないか。


単純温泉(弱アルカリ性低調性低温泉) 自家源泉湧出量283L/分

岐阜県大垣市三塚町西沼523-1

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美人の湯しろとり温泉 美人の湯かかみがはら

2018年04月22日 | 岐阜県の温泉

「各務原」は「かかみがはら」と読む。

名古屋のベッドタウンで、岐阜市の東側に位置している。

残念ながら、源泉には恵まれていない地域で、この美人の湯かかみがはらは運び湯である。
本家・美人の湯しろとりから毎日直送されているそうだ。

泉質は、本家と同様に、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉のトロっとした湯である。



浴場はいろいろな種類の湯船があり、楽しめるだろう。

料金は800円。
館内はしっかりした和のテイストで飲食店も充実しているが、都心ど真ん中という訳でもなく、源泉でもないのに、高めの料金設定である。
近辺に温浴施設が少なく、ライバルがいないからであろう。

この湯をしっかりと源泉かけ流しで堪能したい方は、ぜひとも、三ツ星の「美人の湯しろとり」を訪れてほしい。


ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 (運び湯)

岐阜県各務原市蘇原申子町1-1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする