三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
初めての方はカテゴリー「はじめにお読みください」をご覧ください。

【番外編】夕涼みテラスの足湯&里山の湯(ぎふ清流里山公園内)

2019年03月31日 | 岐阜県の温泉
東海環状道の美濃加茂ICに併設されているハイウェイオアシスが、道の駅みのかもである。
ここは、ほんの少し前まで、道の駅日本昭和村と名付けられていた。

その名の通り、「日本昭和村」というテーマパークがあったのだが、昭和というコンセプトが、平成生まれが増えるに連れて時代と共に合わなくなり、「ぎふ清流里山公園」と名前を変え、さらに無料になって再出発したのである。


元々の日本昭和村の時代にも、高速道路直結で一般道とは別に駐車場があったのだが、それは今も変わらない。
高速でアクセスする場合、まず最初に物販等のサービスエリア的な施設がある。
日本昭和村改めぎふ清流里山公園は、さらにその先の奥まったところにあるので、注意されたい。

ぎふ清流里山公園へのリニューアルの際、もともとあった温浴施設「昭和銭湯 里山の湯」も手が入れられている。
その代表が、施設の前に出来た夕涼みテラスにある足湯だ。



なかなかの広さで、駐車場から一番近いため、多くの人が利用している。

実は、日本昭和村の時代にも昭和銭湯の縁側に足湯があったのだが、こちらは廃止されてしまった。
なかなか良い雰囲気だったので、少し残念だが、無料の足湯が残ったということは喜ばしい。



なお、温浴施設の「昭和銭湯 里山の湯」は、単なる「里山の湯」と名前を変えて営業を再開している。
昭和を意識した作りで、落ち着いた雰囲気だ。
土日の料金は700円(平日は600円)。

ロビーから脱衣所までの距離が何とも言えぬ、非日常感を演出している。
浴場は露天風呂が多く、山肌が目の前に迫っており、四季折々の味わいを感じることが出来る。

しかし、この「里山の湯」と「夕涼みテラスの足湯」は、残念ながら温泉ではない。

元の名前は、あくまで昭和"銭湯"である。

とはいえ、高速道路直結というアドバンテージに加え、自然が目の前に迫る露天風呂は満足度が高い。
せめて運び湯であれば、星を付けても良いくらいの施設だ。


岐阜県美濃加茂市山之上町2292番地1(ぎふ清流里山公園内&美濃加茂I.C.直結)
泉質:なし(温泉ではない)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長良川温泉 岐阜市三田洞神仏温泉

2019年03月17日 | 岐阜県の温泉
以前当blogでも少しだけ書いた長良川温泉

岐阜城が建つ金華山の麓、鵜飼いで有名な長良川の畔に、いくつものホテルが立ち並んでいる。

しかし、この長良川温泉は、その長良川の畔で湧出しているわけではなく、今回記事にした三田洞神仏温泉のある三田洞(みたほら)地区で湧出したものをパイプで運んでいる。
距離にして1・2kmはあるだろう。なかなかの労力だ。

ホテルの日帰りプランや宿泊プランを利用せず、長良川温泉に入るには、この三田洞神仏温泉を利用するほかない。

岐阜の駅からは遠く、岐阜バス利用で20分はかかるだろう。
自家用車利用が望ましいが、駐車場は広くない。
狭い駐車場に所狭しと車が並んでいる印象だった。
三田洞弘法というお寺の前にあり、通常の温泉施設とは少し違った雰囲気を醸し出している。

料金は510円(岐阜市民は410円)で、シャンプーや石鹸は置かれていない。

ロッカーは、ゴルフ場で見るような少し高いロッカーで、100円玉は必要なかった。

浴室はそれほど大きくなく、浴槽は2つ。露天風呂は無い。
温泉が使用されているのは一つのみで、必然的にこちらが混む。

赤茶色のお湯で、泉質は単純鉄冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)。
源泉は16℃程しかないため、加温循環式である。
少し温めのお湯でいつまでも入っていられそうだが、色以外は鉄泉感がほぼ得られず、塩素臭の方が強いイメージだ。

風呂上がりにスベスベ感は得られるが、もう少し満足感を得たいものである。


単純鉄冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉) 自家源泉湧出量240L/分
岐阜県岐阜市三田洞222
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六龍鉱泉 ★ 【2020年8月14日閉店】

2019年03月12日 | 東京都の温泉



上野不忍池の北側、上野動物園の裏くらいにある。
メトロ千代田線の根津駅が最寄で、迷路のような路地を歩いて5分もかからない。

業態的には通常の銭湯であり、料金は460円。
昭和初期から営業を開始したそうで、建物は2代目らしいが、レトロ感たっぷりである。
場所柄、外国人観光者の利用も少なくないらしく、ところどころに英語の注意書きがあった。

暖簾をくぐると下駄箱があり、番台時代の名残も感じられた。
現在は受付方式に変わっている。

浴室は、ところどころホース式のシャワーに変えられているが、基本的には銭湯の形をそのままとどめている。

浴槽は2つで、いずれも都内で見かける黒湯だが、とにかく湯温が高いのが特徴だ。
浴槽が深い熱めの風呂は、なんと46℃。
もう一つのバブル風呂も、確実に42℃以上はあるだろう。

あつ湯が好きでない人には、だいぶキツイかもしれない。

泉質は最近の成分分析表がなく不明である。
脱衣所の壁面には、昭和初期の分析表らしき掲示があるが、解読することはなかなか難しい。

黒湯ということからして、アルカリ性と思われる。

肌はスベスベでいて、あつ湯故の湯上りの保温効果も素晴らしかった。
上野にこのような銭湯が残っていることは、一種の感動があった。

追記:鉱泉が湧出しなくなったとのことで、2020年8月14日に閉店。

★ 弱アルカリ性?
東京都台東区池之端3丁目4−20
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永源寺温泉 八風の湯&八風別館 ★

2019年03月07日 | 滋賀県の温泉

滋賀県東近江市の永源寺手前にある温浴施設だ。

名神高速の八日市ICから15分程の場所にあり、また、新快速停車駅である琵琶湖線の近江八幡駅からシャトルバスも出ている。

滋賀県と三重県の県境を走る国道421号を使うことになるが、愛知県や三重県からは、名神高速を使うよりもこの421号を使うのが断然早い。
2011年に開通した石榑トンネルがその理由だ。
三重県から行くと、あっという間に滋賀県入りしてしまい、永源寺ダムの横を沿って走ると着いてしまう。
トンネル開通までは酷道と呼ばれていた区間だが、その旧道は土砂崩れにより実質廃道だそうだ。

さて、トンネルを越えればあっという間についてしまうこの施設だが、関西からは程よい距離感で奥座敷感がある。

サクッと簡単に入るようには造られておらず、じっくりと滞在できるようになっているのが特徴だ。
日帰りの料金は1,500円(平日1,300円)である。
玄関で靴を脱ぎ、受付で脱衣所のロッカーのカギを受け取ったら、そこから先は、和を基調とした落ち着いた空間となっている。



マンガコーナーもあり、河原に向いた大きなソファーにはTVも付いている。

浴場も和を基調とした落ち着いた雰囲気で、露天風呂は河原の方向に開放感がある。




泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)で無色透明。循環式となっており、塩素臭が多めで、なかなか温泉を感じられるとは言い難いものだ。
泉質というよりは、空間を楽しんだ方が良いだろう。実際に、お金を掛けているのが分かるので、心地よい非日常感が得られることと思う。

そして、その非日常感の最たる施設が「八風別館」の存在だ。
この施設に宿泊するための建物で、好評のため2018年に2号館が増築されたばかりである。

筆者は会社の同僚の勧めで家族で宿泊したのだが、大正解だった。



宿泊者は「八風の湯」の利用が無料なのはもちろんだが、何よりも特筆されるのが、全部屋に専用の露天風呂があることである。
チェックインからチェックアウトまでいつでも利用でき、循環式ではあるが、追い炊きはいつでも可能だった。
心なしか、「八風の湯」の大浴場よりも、鉱物臭があるようにも感じた。
部屋もとても綺麗で使いやすく、大人一人の料金が15,000円を切るのはとても安く感じた。
しかし、永源寺以外これと言った観光地がなく、これが18,000円だったら高いと感じるのだろうから、丁度良い料金設定なのかもしれない。

なお、このblogは、あくまで温泉blogなので、「八風別館」の評価はせず加点はしない。

施設のホスピタリティーは非常にレベルが高いが、その分料金が気軽な金額ではないこと、泉質がごく普通なことから、一ツ星としたい。


★ 単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉) ?L/分
滋賀県東近江市永源寺高野町352
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする