三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
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自然温泉 鳴門あらたえうずしおの湯 ふろいで~(鳴門駅前足湯)

2019年09月05日 | 徳島県の温泉

徳島県、いや四国の入口と言えば、古くから鳴門である。
それを証拠に、お遍路巡りの1番札所も、鳴門からが近い。

瀬戸大橋が出来てから、鉄道の入口は香川県の坂出付近となったが、明石海峡大橋が出来た今となっては、車の場合は鳴門であろう。
大阪・神戸方面から四国へ向かう高速バスは、自ずと鳴門を通る。

そのまま、四国各都市に直通するわけだが、高速鳴門バス停で降り、少し歩くとJRの鳴門駅がある。
JR鳴門線の始発であり、ポツンとホームが一つあるだけの駅で、日中は1時間に1本のローカル列車がやってくる。
県庁所在地の徳島駅までは30分程だ。

あえてJR鳴門線を利用する必要はないが、ローカル線風情を楽しむのも旅の醍醐味である。
それを狙ってか、鳴門駅前に足湯がある。

なんと、オープンはつい昨年。
観光需要を狙っているのだそうだ。

源泉は駅前ではなく、高速鳴門バス停の近くにある温浴施設の「あらたえの湯」から週に1回運んでいる。
故に循環ろ過式だ。

お湯を極力汚さないよう、足を浸ける前の足洗い場が完備されているおり、「足を洗ってから入ること」と注意書きもある。
清潔に保たれている印象で、タオルの自販機があるのは珍しいと感じた。

泉質は、カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉(高張性 中性 冷鉱泉)で、足が軽くなるのを感じた。
お世辞にも観光路線とは言い難い鳴門線の駅に、わざわざ運び湯までして足湯を作ったのは、チャレンジングだと感じた。
成功することを願っている。


徳島県鳴門市撫養町小桑島字前浜309番(JR鳴門駅前バス停内)
カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉(高張性 中性 冷鉱泉) 運び湯
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祖谷温泉 ホテル祖谷温泉(秘湯) ★★

2012年06月10日 | 徳島県の温泉
四国では数少ない源泉かけ流しの温泉である。

日本秘湯を守る会会員であり、日本三大秘湯に数えられるこの温泉は、交通の便は極めて悪い。
JR土讃線の大歩危(おおぼけ)駅が最寄だが、送迎の車で30分くらいかかるだろうか。
1日3本だけ路線バスもあるようだ。

旅行者は、レンタカー等で池田方面から来ることになると思うが、祖谷口駅付近の交差点を左に曲がってからの1本道は、まさに秘境へ向かう道となる。
左側は山、右側は崖という道を1時間近く走り、渓谷の上に突如現れるのがホテル祖谷温泉だ。
前後数kmは、民家はおろか建物すらない。

このblogは温泉blogなので、ホテルの評価はしないが、和のテイストで纏められた高級旅館の風情だ。
部屋に露天風呂がある部屋も多く、夜間は星空がもの凄くきれいに見える。

日帰りも行っており、料金は1,700円と600円のものがあるそうで、600円の方だとこの温泉のハイライトとも言える渓谷露天風呂へ行くケーブルカーに乗ることはできない。

部屋によっては露天風呂がないところもあり、その場合、建物内の大浴場のほか、ケーブルカーに乗って渓谷の下に降りていったところにある渓谷露天風呂がある。
170mも下にあるため行くにはそれなりに時間もかかり、車窓もなかなかスリリングなので、高所恐怖症の人の昼間の利用は辛いかもしれない。

泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、無色のツルスベ湯。
源泉かけ流しだが、泉温はぬるく、おそらく38℃程度だと思う。
冬場には湯冷めをしてしまいそうだ。

泉質は特筆されるものではないが、苦労して辿り着いた時の「本当にあった」という安堵感や、ケーブルカーに乗るというアトラクション感は、なかなか味わえるものではない。
三大秘湯であるだけでなく珍湯の要素もあり、二ツ星としたい。


★★ アルカリ性単純硫黄泉
徳島県三好市池田町松尾松本367-28
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