三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
初めての方はカテゴリー「はじめにお読みください」をご覧ください。

のめこい湯 丹波山温泉のめこい湯 ★

2021年08月08日 | 山梨県の温泉

山梨県の北東の端くらいにある。
奥多摩湖が東に車で数分のところにあり、山梨県と東京都の県境付近である。
とは言っても、相当山奥なので東京に近いというのはだいぶ語弊があるのだが。

最寄り駅は、一応青梅線の奥多摩駅であろう。
なんとバスが出ており、奥多摩駅から1時間弱で行くことが出来る。
公共交通機関で行くことは出来るが、道の駅も併設されているのでマイカー利用が主であろう。

道の駅たばやまからは、つり橋を渡って川を渡る必要がある。
写真のように駐車場からは少し距離があるのだ。

※パンフレットより拝借

料金は大人900円と少し高め。
和風とローマ風があり、男女どちらに当たるかはその日によって違うようだ。
筆者が訪れた日はローマ風であった。

泉質はアルカリ性単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)で、一部がかけ流しのようであったがほとんどが循環式であろう。
露天風呂の湯口付近はだいぶ硫黄の香りが感じられ、全体的にとろみも感じた。

東京都心から高速とした道で2時間半程度の距離だと思われるが、なかなか良い雰囲気で小旅行をした気分になる温泉であった。

★ アルカリ性単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉) 自家源泉輸出量 113L/分
山梨県北都留郡丹波山村2901
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道志の湯(1号源泉) ★

2020年08月02日 | 山梨県の温泉

山梨県の東端にある村で神奈川県と接しているのが道志村である。
東西に細長く、国道413号が幹線道路だ。

道志の湯は、村のほぼ中央に位置する温泉施設で、国道から1本外れたところにあり、その交差点は気づきにくいほど小さい。
中央道の相模湖IC、都留ICが最寄だろうか。いずれにせよ一山超えなければならない。

渓谷沿いにあり、バーベキューが出来そうな雰囲気だが、近隣にはキャンプ場も多いのでそちらを利用する方が良いだろう。
キャンプ中の入浴はこの道志の湯で良いと思う。一人700円だが、横浜市民は割引が利くそうだ。(横浜市の補助対象施設らしい)

泉質はカルシム・ナトリウム‐硫酸塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)で、無色無臭透明だ。泉質に個性は特にない。
源泉温度が低いため加温循環をしているが、その加温方法が面白い。
近隣は林業が盛んらしく、その薪をくべたボイラーによるものなのだ。

温度管理がしやすいのか、露天風呂、内湯2槽の温度は全て違い、42℃のあつ湯もあった。
熱いのが好きな筆者にとっては、ポイントが高い。

都区内や横浜市内から2時間もかからず着くことが出来、なかなかの田舎感を味わえるので、週末のドライブには丁度良いと思う。

(公式パンフレットより拝借)

★ カルシム・ナトリウム‐硫酸塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉) 自家源泉湧出量77.6L/分
山梨県南都留郡道志村室久保7501
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草塩温泉

2020年08月01日 | 山梨県の温泉
山梨から静岡に抜ける高速道路の中部縦貫道。
北と南からそれぞれ造っており、北からの終点は下部温泉・早川ICだ。
山梨の秘境早川町は、ここから岩だらけの川沿いを西へひたすら進む。
南アルプスの麓だ。



いくつか温泉があるが、最初に看板が現れるのが草塩温泉だ。
本当はもっと奥に行きたかったが、あまりにも遠いので断念をした。

県道から川を渡り細い道を辿って着くことが出来る。
こじんまりしたレトロな建物だ。

温泉のみの利用は550円。町民だと220円と格安だ。

泉質は、ナトリウム‐塩化物・炭酸水素冷塩鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)で、若干の茶褐色であるもののほぼ無色透明。
源泉かけ流しではなく加温循環式である。
入った後は肌がしっとりとしていた。

ちなみに、草塩温泉には「竹寿司」という江戸前寿司屋さんが併設されている。
早川にほれ込んで東京の店を閉めて開店したそうだ。

ナトリウム‐塩化物・炭酸水素冷塩鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉) 自家源泉湧出量70L/分
山梨県南巨摩郡早川町草塩321-1
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より道の湯 山梨泊まれる温泉 ★

2019年10月26日 | 山梨県の温泉

中央線大月駅から分かれる富士急行線沿いにあり、都留市駅前の施設である。
中央高速の都留I.Cからも至近だ。
オープンは2018年4月と新しい。

館内は、専用着でぶらぶら出来るようになっており、湯上りにゴロゴロ寝そべりながら過ごしたり、飲食をしたり、いろいろな過ごし方で楽しめる。
名前の通り、宿泊施設もあり、手ごろの値段で泊まることも出来る。
プライベート露天風呂のある個室もあり、おすすめだ。




源泉名は「より道の湯」で、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉(低張性アルカリ性低温泉)で、ほのかに硫黄臭を感じることが出来る。
この手の温浴施設では比較的珍しく、源泉かけ流しの浴槽もある。(個室風呂もかけ流しのようであった)
湯上りの保温感は、しばらくの間感じられた。

東京から、電車でも車でも手軽に行くことの出来る距離と金額であり、なかなか満足度が高い施設であると思う。


★ ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉(低張性アルカリ性低温泉) 自家源泉湧出量 200L/分
山梨県都留市つる1-13-31
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甲府市内温泉旅館組合第一号泉 ホテル談露館 ★

2019年05月20日 | 山梨県の温泉

甲府と言えば、言わずと知れた山梨県の県庁所在地だ。

武田信玄の甲斐の時代から、甲府盆地は要所であった訳で、駅前には甲府城跡が残っている。
県庁などの役所は、甲府城付近に集まっている。

談露館は、天皇陛下もお泊りになった老舗ホテルであり、この一角にある。
甲府駅からは徒歩10分もかからない距離だ。

建物は昭和の香りがプンプン漂う造りで、重厚感を感じる。

老舗のシティーホテルではあるのだが、なんと、敷地から源泉が湧きだしており、談露館の風呂は源泉かけ流しの温泉である。
甲府盆地自体が火山に囲まれた地形であり、市内のあちこちから温泉が湧き出ていることは意外に知られていないかもしれない。

この温泉には、宿泊者はもちろんのこと、1,000円で日帰り入浴にも対応している。
ホテル内でランチにすれば、500円で入浴可能だ。

1Fのロビー内に浴室への入口があるのだが、その目隠し壁には絵画が飾れていた。
流石は老舗のシティーホテルといった感じだ。

浴室は浴槽が1つのみで、ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩温泉(低調性・弱アルカリ性・高温泉)の源泉が、かけ流しで溢れ出ていた。
黒い湯の花が特徴で、浸かると、鉱物臭も感じられる。

肌の保温保湿効果もしっかりと感じられた。

石和や湯村温泉に泊まらなくても十分に温泉を感じられ、それでいて老舗ホテルの雰囲気を醸し出す、不思議な施設であった。


★ ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩温泉(低調性・弱アルカリ性・高温泉) 自家源泉湧出量未測定
山梨県甲府市丸の内1-19-16
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下部温泉(しもべ奥の湯高温源泉) しもべ黄金の足湯

2019年05月19日 | 山梨県の温泉

山梨県に古くからある温泉街の一つが、下部温泉だ。

東京からの場合、中央本線の特急「あずさ」か「かいじ」で約1時間半の甲府駅から、身延線の特急「ふじかわ」に乗り換えて45分乗車すると、下部温泉駅に到着する。

車の場合は、中央道の双葉JCTから中部縦貫自動車道が部分開通しており、下部温泉ICまで高速道路で繋がっている。
都区内からだと、4時間あればお釣りがくるだろう。

山間の静かな温泉街で、十数軒の旅館がある。

少しひなびた印象も持つが、それも良い。
東京からそれほど遠くない距離で、このような場所があるのも良いではないだろうか。

足湯は、湯之奥金山博物館の駐車場内にあり、駅から近く、容易に歩いて行くことができる。
車の場合には、駐車場の中にあるため、目の前まで行くことが出来る。

下部温泉郷にいくつ源泉があるのかは知らないが、この足湯は、しもべ奥の湯高温源泉という源泉から引いてきているようだ。
アルカリ性単純硫黄温泉(低張性-アルカリ性-高温泉)で、とろみと少し強めの硫黄臭を感じることが出来る。
湯温は季節によって多少調整されているようで、初夏の今は少しぬるく、いつまでも入っていられるようだった。

身延線は本数が少ないので、わざわざ途中下車をするほどではないが、ドライブの場合には立ち寄っても良いと思う。


アルカリ性単純硫黄温泉(低張性-アルカリ性-高温泉) 源泉湧出量 200L/分
山梨県南巨摩郡身延町上之平1787番地先
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つむぎの湯 六郷の里

2018年07月28日 | 山梨県の温泉

山梨から静岡に流れる富士川沿いにある、市川三郷町。
町営の温泉施設が、六郷の里つむぎの湯だ。

源泉名も「つむぎの湯」であった。

町営であり、400円と安価な価格設定だ。
町内の年配の利用が多かった。町内であれば300円とさらに安い利用料だ。

2018年7月現在、中央道から伸びてきた中部横断自動車道は六郷IC止まりなのだが、その六郷ICから直ぐの場所にある。
電車の場合、最寄り駅の甲斐岩間までは、甲府から特急ふじかわで30分程度だ。
とは言っても、電車では隣町の下部温泉の方に行く方が良いだろう。


露天風呂のほかに、屋内の加水加温風呂と源泉風呂がある。
源泉風呂ではありがちな生ぬるい温度で、いつまでも入っていられる。

泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物温泉(アルカリ性低調性温泉)で、鉄分とアルカリ性を感じる微臭がある。
入浴後の肌の状態も良かった。

国道52号からも近く、中部横断自動車道が全線開通したとしても、ICの近くである立地は変わらないはずだ。
近くを通った際には寄ってみても良いだろう。


ナトリウム・カルシウム―塩化物温泉(アルカリ性低調性温泉) 自家源泉湧出量72.0L/分

山梨県西八代郡市川三郷町鴨狩津向640
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カアナバリ ホテル昭和 ★★

2018年07月25日 | 山梨県の温泉

山梨県の県庁所在地は、言わずと知れた甲府だが、中央道で山梨に向かうと、降りるICは「甲府昭和」となる。
甲府市の南隣にある小さな昭和町だが、高速のICや国道20が通っていることから、甲府駅からだいぶ離れているが、かなり栄えている。

ビジネスホテルも、甲府昭和IC付近に多く存在する。
ホテル昭和はその一つだ。

この辺りは、温泉が昔から豊富で、銭湯もしっかりした温泉だったりする。

ホテル昭和も、もちろん温泉だ。
しかも源泉かけ流し。
源泉名は「カアナバリ」というようだ。

湯船にドバドバと源泉が注ぎ込まれる。
手前の湯船は、加水なしの源泉かけ流しでかなり熱い。
奥には、水を同時に入れている大きな湯船があり、ゆったりと浸かることが出来た。
カランやシャワーも源泉をぜいたくに使っている。

泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で、モール臭と、少しのヌメりを感じた。
風呂上がりのサッパリ感もたまらない。

サウナに、お手製の冷蔵部屋もあった。
サラリーマンには至れり尽くせりの温泉である。

浴室はこの一つしかなく、女性ターゲットではないことから、女性の入浴時間が限られているのは仕方がない。

しかし、インターチェンジのすぐ目の前、決して新しいとは言えないビジネスホテルで、相当レベルの高い温泉に出会えたことはある種の感動があった。

なお、残念ながら日帰り入浴はやっていない。
宿泊は5,000円程度だ。

★★ 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) 自家源泉湧出量 165.8L/分

山梨県中巨摩郡昭和町西条3682-1
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秋山雛鶴の湯 秋山温泉 新湯治場あきやまネスパ

2018年02月19日 | 山梨県の温泉
 

山梨県と神奈川県の県境付近にある山間の温泉施設で、中央道上野原ICを降りて、南に15分ほど下った辺りにある。

公共交通機関では、中央本線上野原駅からシャトルバスの利用となるが、本数が少ないので調べてから向かってほしい。

料金は750円。(夕方以降は400円)

受付からすぐ、温水プールが広がる。

そして、その前に飲泉所がある。
このように、ロビー&待合所に飲泉所があるのは非常に珍しいと思う。(筆者は初めて見た)

プールを囲むようにして、男湯と女湯の暖簾がかかっており、その先が浴室である。

ここの特徴は、20人は入れるであろう源泉の浴槽である。
自家源泉湧出量は200L/分と豊富だが、源泉温度は36.4℃と生ぬるく、多くの人々(特にご年配の方々)がゆったりと浸かっている。

その他の浴槽は、いずれも加温の内湯と露天風呂である。

アルカリ性の湯のため、入っている時にツルツルする感覚はあるが、湯から出た時は肌寒い。
源泉風呂にいくら入っても、温かみの満足感はあまり得られないのが、筆者としてはプラスにならない。
また、加温の内風呂が浅く、こちらはマイナスイメージすらあった。

筆者は今回、温水プールとサウナには入らなかったが、サウナに関してはロウリュウサービスがあるそうで、全国大会での上位常連らしい。

東京から近い割には、アルカリ性がしっかりと感じられる温泉だった。
ICからの距離を鑑みても、都内から行きやすい温泉施設だと思う。


アルカリ性単純温泉 自家源泉湧出量200L/分
山梨県上野原市秋山2210
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百楽泉 ★★

2017年05月21日 | 山梨県の温泉

山梨県甲斐市にある市民温泉3つの内の一つである。
百楽泉がある場所は旧双葉町で、甲府から山の中腹を走る茅ヶ岳広域農道沿いにある。
中央高速の韮崎ICから10分弱程度だ。

なお、広域農道は中央高速とほぼ並行し、道が広く整備されており裏道として重宝されるが、あくまで農道なので、農耕車が優先である。

通常、温泉というと、○○温泉という源泉名であり、施設名が○○の里・○○センター・○○の湯などと名付けられているものだが、ここ百楽泉は、源泉名が「百楽泉」であり、施設名も「百楽泉」である。
これはあるようでなかなか無く、珍しい。

料金は一般800円、甲斐市民であれば400円である。
市民は半額とは、羨ましい。

泉質はシンプルなアルカリ性単純温泉のやわらかいお湯で、源泉かけ流し。
贅沢にオーバーフローしていた。

湯船は2つで、ジャグジー湯と通常の大浴場であるが、素晴らしいのが眺望である。
茅ヶ岳の裾野に位置することから、目の前に南アルプスの山々が丁度良い高さで見える。



筆者は、温泉にハマる前から日本全国を旅しているが、甲斐市や隣の北杜市は、日本で一番山がきれいな所と信じて疑わない。
目の前には南アルプス、左手には富士山、右手には八ヶ岳、そして後方には茅ヶ岳である。

空気の澄んだ晴れた日に、この辺をドライブしているだけで幸せな気持ちになってくる。

この百楽泉を含め、一度訪れてほしい地域だ。


★★ アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)589L/分

山梨県甲斐市宇津谷1715-1
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