三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
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甲府市内温泉旅館組合第一号泉 ホテル談露館 ★

2019年05月20日 | 山梨県の温泉

甲府と言えば、言わずと知れた山梨県の県庁所在地だ。

武田信玄の甲斐の時代から、甲府盆地は要所であった訳で、駅前には甲府城跡が残っている。
県庁などの役所は、甲府城付近に集まっている。

談露館は、天皇陛下もお泊りになった老舗ホテルであり、この一角にある。
甲府駅からは徒歩10分もかからない距離だ。

建物は昭和の香りがプンプン漂う造りで、重厚感を感じる。

老舗のシティーホテルではあるのだが、なんと、敷地から源泉が湧きだしており、談露館の風呂は源泉かけ流しの温泉である。
甲府盆地自体が火山に囲まれた地形であり、市内のあちこちから温泉が湧き出ていることは意外に知られていないかもしれない。

この温泉には、宿泊者はもちろんのこと、1,000円で日帰り入浴にも対応している。
ホテル内でランチにすれば、500円で入浴可能だ。

1Fのロビー内に浴室への入口があるのだが、その目隠し壁には絵画が飾れていた。
流石は老舗のシティーホテルといった感じだ。

浴室は浴槽が1つのみで、ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩温泉(低調性・弱アルカリ性・高温泉)の源泉が、かけ流しで溢れ出ていた。
黒い湯の花が特徴で、浸かると、鉱物臭も感じられる。

肌の保温保湿効果もしっかりと感じられた。

石和や湯村温泉に泊まらなくても十分に温泉を感じられ、それでいて老舗ホテルの雰囲気を醸し出す、不思議な施設であった。


★ ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩温泉(低調性・弱アルカリ性・高温泉) 自家源泉湧出量未測定
山梨県甲府市丸の内1-19-16
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下部温泉(しもべ奥の湯高温源泉) しもべ黄金の足湯

2019年05月19日 | 山梨県の温泉

山梨県に古くからある温泉街の一つが、下部温泉だ。

東京からの場合、中央本線の特急「あずさ」か「かいじ」で約1時間半の甲府駅から、身延線の特急「ふじかわ」に乗り換えて45分乗車すると、下部温泉駅に到着する。

車の場合は、中央道の双葉JCTから中部縦貫自動車道が部分開通しており、下部温泉ICまで高速道路で繋がっている。
都区内からだと、4時間あればお釣りがくるだろう。

山間の静かな温泉街で、十数軒の旅館がある。

少しひなびた印象も持つが、それも良い。
東京からそれほど遠くない距離で、このような場所があるのも良いではないだろうか。

足湯は、湯之奥金山博物館の駐車場内にあり、駅から近く、容易に歩いて行くことができる。
車の場合には、駐車場の中にあるため、目の前まで行くことが出来る。

下部温泉郷にいくつ源泉があるのかは知らないが、この足湯は、しもべ奥の湯高温源泉という源泉から引いてきているようだ。
アルカリ性単純硫黄温泉(低張性-アルカリ性-高温泉)で、とろみと少し強めの硫黄臭を感じることが出来る。
湯温は季節によって多少調整されているようで、初夏の今は少しぬるく、いつまでも入っていられるようだった。

身延線は本数が少ないので、わざわざ途中下車をするほどではないが、ドライブの場合には立ち寄っても良いと思う。


アルカリ性単純硫黄温泉(低張性-アルカリ性-高温泉) 源泉湧出量 200L/分
山梨県南巨摩郡身延町上之平1787番地先
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