三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
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湯の山温泉(希望荘源泉) 希望荘 自助の湯 ★★

2019年08月12日 | 三重県の温泉

古くから温泉地として知られている湯の山。
四日市から近鉄湯の山線で30分程度の距離だ。

名古屋からも近く、新名神が開通したことで、菰野I.Cから車で5分程度の距離となった。

湯の山は、御在所山の麓にあり、ハイカー利用も多い。
御在所山は登山コースも多彩で、帰りにはロープウェーも利用できることから、初心者に人気がある。

ロープウェーの山麓駅に向かう道とは別に、滋賀県へ抜ける国道477号が走っているが、その中腹にある施設が希望荘である。
三重県で初めての温泉利用プログラム型健康増進施設を取得した施設だそうだ。

駐車場は2つあり、麓から向かって奥の方にあるものが新しく、本館と新ロビーを繋ぐ動線が、ケーブルカーとなっている。

なお本館は、宿泊・日帰り温泉施設というだけではなく、様々な用途に使える複合施設となっているので、上手に使えば楽しみながら長居できる施設である。



下にある本館4Fにあるのが、日帰り入浴施設の「自助の湯」だ。
料金は大人600円。
宿泊すればその費用はかからない。
この他にも、宿泊者しか利用できない風呂がいくつかある。

自助の湯は、「希望荘源泉」と「希望荘2号源泉」を引いており、泉質が微妙に違うものの、いずれもラドン系の湯である。
無色透明であるが、少しとろみがあるのが特徴である。
加水加温循環式ではあるが、湯上り後の保温・保湿感はなかなかのものであった。
適度な時間で上がらないと、簡単に湯あたりをしてしまうだろう。

そして、この温泉は何よりも眺望がすばらしい。
露天風呂はもちろんのこと、内湯も足元までガラス張りであり、見晴らしがよい。

泉質、眺望、館内にケーブルカーがあるというエンターテインメント性を複合的に判断し、2つ星といたしたい。


★★ 三重県三重郡菰野町大字千草7094
希望荘源泉:含弱放射能-ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
希望荘第2源泉:単純弱放射能冷鉱泉(低張性弱アルカリ性低鉱泉)
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榊原温泉(運び湯) 石鏡第一ホテル神倶楽 ★

2019年08月05日 | 三重県の温泉

三島由紀夫の代表作の一つである「潮騒」は、三重県鳥羽市を舞台にした小説である。
歌島(神島)に住む若い海女と漁師の純愛を描いたもので、今ではありきたりなストーリーと言えなくもないが、当時としては珍しいものだったのだろう。

その神島が浮かぶ太平洋を一望できる高台にそびえ立つのが、石鏡第一ホテルである。
石鏡は“いじか”と読む。

これまで何度も言っている通り、このブログはあくまで温泉ブログなのでホテルの評価はしないが、だいぶ古い施設であるものの可能な限りリフォームをしており、従業員のホスピタリティが高いホテルだったと思う。





温泉は三重県・奈良県の県境付近の山中にある榊原温泉からの運び湯であった。
アルカリ系の湯は、少しのとろみがあり、ほぼ無臭。無色透明であった。
もちろん循環式である。

泉質はごく普通として、この施設の最大の売りは展望に他ならない。

男女それぞれに内風呂と露天風呂があるが、目の前には絶景が広がる。
付近には多くの宿泊施設があるが、だいぶ高台にあるため眺望は指折りではなかろうか。

それだけで、星を一つ付けても良いと感じたため、運び湯ではあるが一つ星評価とした。


★ アルカリ性単純温泉 (榊原温泉(七栗の湯2号)からの運び湯)
三重県鳥羽市石鏡町338−5
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