三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
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石徹白峠山温泉 天然温泉 満天の湯 ★

2017年11月07日 | 岐阜県の温泉
「いとしろとうげやま」と読む。

岐阜県と福井県の県境にある峠で、国道156号から逸れて入っていくことになる。
最寄りのICは、東海北陸道の白鳥IC。

鉄道では長良川鉄道の終点である北濃駅が最寄りだが、北濃からタクシーを捕まえようと思っても無理なので、美濃白鳥駅からタクシーになるだろう。

下から見ると、登ることを躊躇するくらいの九十九折りの坂を登り切った所にあり、付近はウィングリゾートとして冬場はスキー客で賑わうのだそうだ。
麓から坂に差し掛かって程なくした分かれ道を左手に行くと、百名爆に数えられる阿弥陀ヶ滝があるので、併せて訪れると良い。



そのスキー場の駐車場にあるのが、満天の湯である。
ここの特徴は、ワンルームアパートのように扉が並んだ個室風呂である。

筆者は家族3人で利用した。50分で2,600円である。
預かり金として別途500円かかるが、鍵の返却後に戻してもらえる。

本館で受付をし、指定された部屋を使用するのだが、思った以上にプライベート感が強い。
入ってすぐに脱衣所があり、その横にカラン2つの洗い場、そしてその先に露天風呂がある。
浴槽は家族3人で入るには十分な広さだ。

泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)であり、とろみのあるものだった。
入浴後は肌がスベスベし、美肌の湯と呼ばれているのも納得できる。

加温・循環式のようだが、かけ流しのように見える工夫がされているように感じた。

筆者が訪れた日は11月初旬だが、道中の紅葉が綺麗だった。
個室風呂からの眺めも素晴らしい。
冬場は、多くのスキーヤーが滑っているスキー場の眺めへと変貌するのだろう。

冬場には、スキー帰りのカップル利用が多いのだと思うが、オフシーズンを狙ってゆっくり個室利用することをお薦めしたい。

源泉かけ流しではないものの泉質も良く、景色も良い。
一ッ星としたい。


★ナトリウム-炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性温泉) 自家源泉湧出量 134L/分

岐阜県郡上市白鳥町石徹白山1-1ウィングヒルズリゾート内
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おおの温泉 ★★

2017年11月04日 | 岐阜県の温泉
岐阜県の西濃地域、大垣の少し北に、神戸町(ごうど)を挟んである町が大野町だ。

以前名鉄揖斐線が走っていたが、今は無く、鉄道路線は養老鉄道の北神戸が最寄りとなる。

なんと、大野町は、世帯あたりの収入が全国7位という。
なぜこれ程稼ぐのか、それは富有柿やバラの苗木と言った兼業の農家である。

筆者は数年前に初めて富有柿を食べ、その美味しさに驚いた。
少々高くてもわざわざ買う価値がある。

町が合併していないのは、裕福な証拠だろう。

そんな大野町にある、隠れ家的な温泉施設がおおの温泉だ。
入浴だけでなく、温水プール等も併設されている。



入場料はワンコインの500円。
入って直ぐにロビー兼休憩処がある。さっぱりしているが広い印象だ。

浴場は特徴がある。
湯船によって源泉が違うのだ。

内湯の大風呂が「谷汲温泉」。露天風呂と内湯の小風呂が「山村おおの温泉」だ。
なお、どちらも加温しており循環式であるが、「山村おおの温泉」は微量だがかけ流しのようだ。



どちらもアルカリ系であるため、アルカリ系ならではの匂いととろみがある。
とろみはおおの温泉に軍配が上がるが、ぬるい印象だ。
保温効果は谷汲温泉に分があるように思う。

内風呂にしても、露天風呂にしても、湯船が大きいためくつろげる。

泉質が2種類楽しめ、ワンコインという安さも高評価だ。
二ッ星としたい。

★★
山村おおの温泉・・・アルカリ性低張性冷鉱泉 自家源泉湧出量 42.8L/分
谷汲温泉・・・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性低温泉) 28L/分 輸送(?)

岐阜県揖斐郡大野町相羽120-1
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