三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
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天然温泉 丸屋玉ノ湯 【閉館】

2016年02月23日 | 愛知県の温泉


名古屋市の南、知多半島の伊勢湾岸側の付け根にあたる東海市。
重工業会社の工場が並ぶ湾岸から、少し内陸に入ったところにある施設が、丸屋玉ノ湯だ。

名鉄常滑線の尾張横須賀駅から歩いて10分弱であり、車でしか行けない施設が多い中で、電車で行ける数少ない温泉の一つと思う。

このあたりには日帰り温泉施設がないため、土日ともなればとにかく混んでいる印象。
駐車場も足りていない。

いざ施設に入ると、玄関、靴箱エリアが狭く、そこを越しても、マッサージやら飲食やらが所狭しと配置されており、入浴のカウンターに行くまで圧迫感を感じる。

浴室に入ると、電気風呂やジェットバスと繋がっている内湯(天然温泉・循環)、そして、上下に広いサウナがある。サウナは大学の階段教室のような印象だ。

露天風呂は炭酸風呂や壺風呂がある。
一番スペースを取っているのは天然温泉の露天風呂だが、寝湯のお湯がそのまま流れ込んでくる不思議な造りだ。しかし、循環式である。

天然温泉は、少しぬめりがあるがほぼ無味無臭で、塩素消毒の臭いは東海地区トップクラスの強さ。

内湯、露天共に言えることだが、普通に座ったのでは上半身の半分くらいが外に出てしまい、深さが欲しい。
湯温もどちらかと言えばぬるめなので、熱め好きの人にはお勧めできない。

施設の手狭さに加え、肝心の温泉もイマイチで、750円の入浴料は高いと感じた。

※2021年11月23日に閉館したそうです。

ナトリウム‐塩化物泉(等張性・中性・温泉) 自家源泉湧出量 140L/分

愛知県東海市元浜町12-7
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尾張天王の湯 くつろぎ天然温泉 湯楽 ★

2016年02月17日 | 愛知県の温泉
愛知県西部、津島市。

さほど大きな市ではないが、古くから津島神社の門前町として栄えたところだ。
今も神社を中心に、古い町並みが残る。

津島市のど真ん中、市役所の近くにあるのが湯楽だ。
飲食、カラオケ等もある施設で、地元民の憩いの場でもある。

源泉名は、津島神社で毎年夏に行われる尾張天王祭から取っており、旧国名の尾張と合わせて「尾張天王の湯」と名付けられたそうだ。
ちなみに、尾張天王祭は愛知県の他の祭りと合わせて、ユネスコの無形世界遺産登録を目指している。

 
正面玄関は車寄せがあり、ドライバー以外は濡れずに施設内に入れる。
施設の大きさの割には玄関の間口が少し狭い。

単なる日帰り入浴の料金は600円。
タオル・館内着付は1,100円だ。

浴室は広く、炭酸泉、白湯やジェットバスなどは当然ある。
サウナについては、高温(フィンランド式)、ミスト、塩と3種類すべてあるのは珍しい。

屋外には東屋と露天風呂があり、ここは加水加温した温泉だ。
 
そして、この施設の最大の特徴が、浴室と露天風呂の間にある源泉風呂の存在。
地下1,300mから湧く33℃の源泉を加温加水なしでかけ流している。

泉質は弱アルカリ性で、薄緑色のほぼ無味無臭である。
最初の内は冷たく感じるが、しばらく入っていると生ぬるく感じ、ふわふわしたような感覚になってくる。

質の良い温泉が点在する愛知西部、三重北部のエリアにあって、特筆される泉質ではないものの、健闘している施設と言えるだろう。


★ 単純温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)自家源泉湧出量 120L/分

愛知県津島市西愛宕町2-208
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