名古屋市の南、知多半島の伊勢湾岸側の付け根にあたる東海市。
重工業会社の工場が並ぶ湾岸から、少し内陸に入ったところにある施設が、丸屋玉ノ湯だ。
名鉄常滑線の尾張横須賀駅から歩いて10分弱であり、車でしか行けない施設が多い中で、電車で行ける数少ない温泉の一つと思う。
このあたりには日帰り温泉施設がないため、土日ともなればとにかく混んでいる印象。
駐車場も足りていない。
いざ施設に入ると、玄関、靴箱エリアが狭く、そこを越しても、マッサージやら飲食やらが所狭しと配置されており、入浴のカウンターに行くまで圧迫感を感じる。
浴室に入ると、電気風呂やジェットバスと繋がっている内湯(天然温泉・循環)、そして、上下に広いサウナがある。サウナは大学の階段教室のような印象だ。
露天風呂は炭酸風呂や壺風呂がある。
一番スペースを取っているのは天然温泉の露天風呂だが、寝湯のお湯がそのまま流れ込んでくる不思議な造りだ。しかし、循環式である。
天然温泉は、少しぬめりがあるがほぼ無味無臭で、塩素消毒の臭いは東海地区トップクラスの強さ。
内湯、露天共に言えることだが、普通に座ったのでは上半身の半分くらいが外に出てしまい、深さが欲しい。
湯温もどちらかと言えばぬるめなので、熱め好きの人にはお勧めできない。
施設の手狭さに加え、肝心の温泉もイマイチで、750円の入浴料は高いと感じた。
※2021年11月23日に閉館したそうです。
ナトリウム‐塩化物泉(等張性・中性・温泉) 自家源泉湧出量 140L/分
愛知県東海市元浜町12-7