つがるりんご

2017-08-27 04:41:33 | 日記

つがるりんご一晩成らせて置いただけでところ処のりんごが赤く着色している。葉摘みの時期に赤く色付いているのは傷や鳥から突かれた障害果が多い。葉摘みの時に障害果は全部もぎ落として捨ててる。中には美味しそうな着色しているりんご休憩時の味見をしながら食べている。

ふじりんごのように真っ赤に着色したつがるは実が柔らかくなり食感が悪い。ふじりんごのように一度に全部収穫出来る程着色が進むのを待ってはいられない。選りもぎしながら裏面が色付きの悪いりんごは軽く玉回しをやって色をつける程度でもいで行く。

赤く色が付き始めると実全体が黄色みを帯びて来る。甘さと食感が大事で赤く色廻りが良くなると実軟化して来るし余り青みを帯びていると甘くなく美味しいりんごでは無いので値段は下がる。

昔のつがるりんごは着色が悪く熟して来ると実が柔らかになって収穫を見極めるのが難しいかった。今のつがるは品種改良が進み着色系のつがるが大半だがまだまだ遅い着色のつがるりんごがある。雨降り続きで日照不足の中、選りもぎは脚立の移動しながら上り下りが大変。


ウグイス

2017-08-26 05:03:35 | 日記

 

 雨降り続きの天気で早生種りんごつがるの着色がなかなか進まない。明日々9月に入るのに色付きが悪くてまだ収穫は出来ない。農作業するには曇り空で真夏日ならない気温で楽で良いのだが農作物の生育の遅れが心配になって来る。

平年より気温が低いので水田の水管理は深水して温度管理の徹底を広報している。あまり遅くまで水を入れて置くと秋の刈り取り時期の圃場が乾かなくなる。いつもなら20日頃から委託しているコンバインでの刈り取り作業が始まる。

軟弱な圃場の稲刈りは平らな圃場をキャタビラの跡で凸凹の轍で台無しになってしまう。翌年の春の耕耘作業で雪解け水が遅くまで低い場所に溜まって乾かない。乾かない場所をそのままにして耕耘して代掻き作業をしてしまうと田植えには難儀する。

底なし沼のような軟らかい場所に田植機が抜かりにっちもさっちも行かなくなってしまう。広い圃場の田植えしたばかりの苗を踏み倒して大型トラクターで引き上げた苦い経験がある。低い気温で減収覚悟で雨続きの毎日。週間天気予報では又後半雨続きなので水口から水入れと止めて乾かしている。

ちょっとの日射しで汗が流れ落ちる程の暑さに戻るが直ぐに雲の隠れてしまう。涼しい風で仕事は捗るがこの園地にいるとウグイスの鳴く声を聞きながら摘果作業をしている。今年はお盆の季節が終ってもまだウグイスが鳴いている。ミンミンゼミとウグイスの鳴き声の合唱、夜はコオロギ等の秋の虫の鳴き声でごっちゃまぜの季節感。時折涼しい風で仕事は捗る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


防鳥

2017-08-25 05:11:29 | 日記

昨年より4日遅くヒメノモチのスズメ除けの糸張りを行う。昨年は稲の生育が早まり今頃は乳熟期に入り稲穂は頭を垂れていた。ハエヌキやつや姫の品種とは違いヒメノモチの開花が終る頃は稲穂が香ばしい香りがプ~ンとして来る。

スズメの手段は香りに誘われてか?分らないが乳熟期から稲穂に集まって来て澱粉汁を食べている。軟らかい稲穂でスズメの食い端でつぶして食べている。2日も過ぎると乳熟期の澱粉を食べられた稲穂は軽くなり又頭を持ち上げて来る。

稲穂には食べ残しの澱粉はいっぱい付いていて乾いて青い稲穂は真っ白になって空穂で立っている。刈り取り時期になっても空穂の為に根から吸い込んだ養分は蓄える所が無く茎が青々と生育している。

1回稲穂の集まって乳熟期の美味しい味占めると集団で来て食べている。刈り取り時期の稲穂とは違い軟らかい稲穂を簡単にくちばしでつぶして食べるので被害は大きくなる。乳熟期に入ると香りに誘われて隣接するサクランボの雨除けハウスの屋根に集団で寄って来て煩く鳴いている。

早朝からパイプハウスに留まり高台から食べる場所を探している。この辺りでは脱穀調整はうるち米とは違うので面倒でモチを栽培している農家は珍しく俺1人だけで雀の格好の餌米になってしまう。連日の雨降りの晴れ間を見て稲杭を畔に立てて防鳥の糸張を行う。

雨上がりの畔は足元の雑草や稲穂が濡れていて乾き間の無く糸張りをする。数羽の雀がハウスの屋根からこちらを見て早く降りて食べようと狙っている。畔から畔へと行ったり来たりして糸張りをして防鳥をする。