防鳥

2017-08-25 05:11:29 | 日記

昨年より4日遅くヒメノモチのスズメ除けの糸張りを行う。昨年は稲の生育が早まり今頃は乳熟期に入り稲穂は頭を垂れていた。ハエヌキやつや姫の品種とは違いヒメノモチの開花が終る頃は稲穂が香ばしい香りがプ~ンとして来る。

スズメの手段は香りに誘われてか?分らないが乳熟期から稲穂に集まって来て澱粉汁を食べている。軟らかい稲穂でスズメの食い端でつぶして食べている。2日も過ぎると乳熟期の澱粉を食べられた稲穂は軽くなり又頭を持ち上げて来る。

稲穂には食べ残しの澱粉はいっぱい付いていて乾いて青い稲穂は真っ白になって空穂で立っている。刈り取り時期になっても空穂の為に根から吸い込んだ養分は蓄える所が無く茎が青々と生育している。

1回稲穂の集まって乳熟期の美味しい味占めると集団で来て食べている。刈り取り時期の稲穂とは違い軟らかい稲穂を簡単にくちばしでつぶして食べるので被害は大きくなる。乳熟期に入ると香りに誘われて隣接するサクランボの雨除けハウスの屋根に集団で寄って来て煩く鳴いている。

早朝からパイプハウスに留まり高台から食べる場所を探している。この辺りでは脱穀調整はうるち米とは違うので面倒でモチを栽培している農家は珍しく俺1人だけで雀の格好の餌米になってしまう。連日の雨降りの晴れ間を見て稲杭を畔に立てて防鳥の糸張を行う。

雨上がりの畔は足元の雑草や稲穂が濡れていて乾き間の無く糸張りをする。数羽の雀がハウスの屋根からこちらを見て早く降りて食べようと狙っている。畔から畔へと行ったり来たりして糸張りをして防鳥をする。