種籾

2016-04-18 05:15:24 | 日記

 

 使用しなくなった大きい浴槽稲の種子を水漬けして置いた。酸素不足で芽出しが悪くなるのを心配して時々新しい水を簡易水道から継ぎ足してやる。気温を高いと水槽の上と下層の温度差が多くなり芽出しが不揃いになる。充分に水漬けをして芽出しを揃えようとしていたが余りの気温の暖かい日があったので芽出し機械に入れる前に鳩芽になって発芽している。

 本来ならば温度を30度に設定し育苗器に2日間位入れて発芽をする予定だった。急いで桶の中の種籾を取り出して冷たい水道水を掛けて種籾の温度を下げてやる。網袋に入った種籾を掻き混ぜて温度を揃えて育苗器に入れて発芽を待つ。育苗器に1晩入れただけで播種出来る状態の芽出しになっていた。あまり芽が伸びすぎると機械での播種が均衡出来ないので急いで又水の漬けて冷たい状態に戻してやる。

 今年は融雪が早く玄関前に赤黄色の色とりどりチューリップ、庭に植えてある西洋ウラジロの濃い赤色の美しい花は開花が始まった。病害虫予防に発芽前に硫黄合剤を散布したので葉っぱの表面は薄黄色に汚れ変色しているが西洋ウラジロの花は美しい。昨年は23日がチューリップの満開だったが今年は1週間程早い開花。

1日降水確率は高く雨降りの予報で熊本の震度7の大きい地震の映像を見ながら朝食。時間の経過と共にに甚大な被害速報、早く治まってくれればと祈りながら自然災害の怖さを改めて再認識する。東日本大震災の放射能の除染の終息はまだまだでいくら科学の進歩しても人間業のなせる事はちっぽけな物。


夜桜

2016-04-17 04:48:46 | 日記

 風も無く暖かい青空、週末の摘雷をする。減反田に植栽したサクランボ園地で経営者は高齢で後継ぎはいなくて近くの農家は誰も作ってくれ人はいない。内の担い手農家の若者は誰1人いなくて定年帰農者も自分の農業経営で手が廻らず耕作放棄地になってしまう。

 我家でも経営面積は家族だけでするのは充分だったが懇願されて借りている。水田に転作したサクランボ園地で雨除けパイプハウスも年数が経過して鉄骨が錆びたり、腐れて折れて宙に浮いている箇所が所処見受けられる。後数年でパイプハウスにビニール被覆は危険で出来ない状態の園地。老木で所処枯死して大分空間が出来て収量が減って来た。昨年は酷い晩霜被害で収穫皆無に近い減収だった。

 この暖かい天気は今日限りで明日からまた降水確率が高く雨降りの予報。所処に開花が始まり白い花びらを見え初めて来た。蕾が膨らんで来ると花芽の軸は軟らかくなって摘雷は捗らない。週明けからはラ・フランスの摘花に仕事を変えるので今年のサクランボ摘雷も最後になる。元気なスタッフ達ばかりでそこら中聞える程の賑やかに喋りながら仕事をやっている。

 夕飯前に今日も公衆浴場に入浴に行く。遅い時間帯に入浴に行ったので混雑はなくユックリと入浴する。帰りにライトアップで美しい夜桜見物に市内流れる倉津川沿いの道路を走行。まだ夜桜見物は本番ではないが大勢の見物者が行き交う。倉津川にかかっている橋上で子供連れやアベック達でカメラで写真撮影者もいっぱいいた。

 数件の屋台も見られ、飲食者で賑わっている。昨年も夜桜見物をしたが少し早い時期なのか人通りはまだ少ない。それでも来週の土曜日の人間将棋まではこの美しい枝垂れ桜の花は持たないようだ。


床土入れ

2016-04-16 04:44:21 | 日記

 

 予報通り朝から冷たい雨で摘雷作業を中止するか続けるかで朝食時に外の景色を眺めて判断に困っている。スタッフ達は遠方から来てくれている人もいて当地がいくら小雨でも住んでいる地域が晴れだったり又逆の天気だったりで決断するに困惑する。わざわざ40分ほど時間を掛けて農作業の手伝いに来てくれても此方が雨だったりすると気の毒する。

スタッフ達はサクランボの生育状況は分かってベテランばかり、後幾日で開花が始まるのも大体判断出来る。今週くらいで摘雷作業も止めて別な作業に変る事も分かっているので家族同様、摘雷を急いでしている。予報では降水確率は午後から低く天気が回復して来る。気温は低く時折り小雨だが上空の雲の流れでは雲間から青空も見えて来るので摘雷中止のメールをしないで続ける事にする。

 俺達は摘雷作業は休んで水田の育苗箱に土入れを行なう。昨年に小屋に格納して状態のままになっていて準備にも手間取る。余り農作業が忙しく大変なので賃貸借していた水田を途中解約して今年は昨年よりは面積を少なくした。

 田の仕事が減って来たので幾らか気分的にも楽になる。それでもまだ500枚程の育苗ばこに土入れをしなければならない。土入れの準備をしていると時折り強い雨の音で午前中の休憩は園地では出来ないので作業小屋の中でして貰う。

 土入れする雨の準備で片付けた広い小屋にテーブル、椅子を準備して賑やかに暖かいお茶、コーヒーを呑みながら談笑している奥様連中。播種機械でする土入れなので3人1組で時間当たり200枚出来る。

 朝食時に必要枚数半分ぐらい土入れを午前中で終そうと話をしていたが休憩後の片付けや又急用で遅くから始める。午後から早目の昼食を済まして農作業事故怪我防止安全市内巡回広報に出なければならない。仕事は半端で止めて巡回広報に出かける。


雑草

2016-04-15 05:28:17 | 日記

 

先日の恵みの雨で圃場の水分は充分になり様々な雑草が生えてくる。一年草の小さな葉っぱ、土壌改良剤と併せて播いた牧草、宿根性のギシギシ等気温が上がって来たので一斉に伸びて来る。昔流行して園地全面の耕起した清耕栽培は影を潜め草生栽培になった。

 黄色の西洋タンポポ、紫色のヒメオドリコソウが満開で蜜を求めて地蜂が飛び交っている。草生栽培でもやっかいは草種はギシギシで種子や根から増えて行く。折角施肥した肥料を吸収して青々を一際目立つ旺盛な勢力で伸びている。越冬期間は太い根っ子が野鼠の餌になりネズミの増殖の手助けにもなる。

 丁度サクランボの収穫前辺りが一斉に開花し小さな種子がいっぱい落ちて繁茂する。そろそろ出穂に時期が近づいて来たので根っ子まで枯れる除草剤を散布する。今の時期は根っ子まで枯死させる為の散布時期。園地の所処のギシギシの株から広い葉っぱが伸びている。

 昔は馬スカナと言われた厄介な草で除草剤なんかは無い時代桑、スコップで土中深く伸びた根っ子を掘り起して退治していた。春先の畑仕事の難義な作業だった。園地一面の殺草剤散布ではなくギシギシ目掛けての散布なので15L程の容器の動力散布器械を背負い散布する。

 器械含めての重量は結構重く幹や枝の下を腰を屈めての散布で大変。サクランボ、りんご、ラ・フランスの蕾がほころびもう直ぐ開花が始まる。花芽の状態も良く逆に余りの多い花芽で摘花作業が大変の年のようだ。サクランボの摘雷作業は今週辺りで終わりでその後はりんご、ラ・フランスに移動する予定。


さくらんぼ

2016-04-14 05:30:35 | 日記

 

 市内の街中は満開の桜、街中を流れる川沿いの枝垂れ桜も早咲き桜も開花が始まる。今週末は桜見物で賑わう街中だが最高の祭りイベントの人間将棋。市内舞鶴山山頂で開かれる人間将棋は23~24日でそれまで桜の花は持つのか観光協会の面々が心配している。旅行業者さんも人間将棋に併せたいろんなイベント、最高の花見の時期。それを目当てに観光客を募集して旅行を組んでいるのだろうがなかなか旨くは行かないようだ。

 山頂は街中とは違い風当たりが良く開花の時期は少し遅れるが今後の天きい次第。多分今年は舞鶴山山頂辺りは葉桜の下での人間将棋になるのか。川辺の枝垂れ桜の赤くほころんだ蕾はもう直ぐ開花が始まる。植物の生育は暖冬と春先の気温の上昇で1週間以上早まる。

 先日の晩霜で市内の東部地域のサクランボは多少の被害が出たようだが収穫量にはさほどの影響が出ないような話だった。東部地域の我家のサクランボは今の所晩霜被害は見られなので安堵する。花芽は膨らみ1つの芽から5個の花芽が顔を覗かせ、開花は間近になり摘雷の仕事はもう直ぐ終わりになる。

 開花が始まり花摘みでは仕事は捗らないので止めてりんご、ラ・フランスの摘花に移動する。眩しい程の日の出、人手を増やして穏やかな青空の下で賑やかに摘雷をする。俺はつや姫、ハエヌキの種まき準備で畑仕事から田の作業に変る季節になって来た。