高温

2016-04-24 04:57:58 | 日記

 昨年の秋は雨降り続きでコンバインでの稲刈り作業は難義したようだ。この辺では大抵の農家で脱穀調整は大規模稲作経営の大型機械に委託している。雨続きで軟らかい圃場はコンバイン機械での稲刈りでUターンする際にぬかったキャタビラの跡で凸凹の圃場になっている。

 春先の雪解け水、雨水が窪地に溜まって圃場は渇かない。20日から水田の耕耕作業が始まり40町歩近い面積は上から順次下田に耕耕して来る。作業開始当時は軟らかい圃場でトラクター運転の難義していたがこの所の高温で圃場は渇き耕耕作業は順調に進んでいる。

 予報通り朝から青空で穏やかな暖かい天気でサクランボの花は満開になって来た。日中気温が高いと見る見る内に開花が進んで来る。また夜温が高いの1晩でも開花が進み離れて園地を眺めると白い花びらで景色が一変する。

 摘雷した樹は樹勢が強まり開花が少し遅れて心配したが今が満開で安心する。白い大きい花びらで軸が太く長く旨く受精すれば大玉生産が期待出来る。真夏日のような暖かい天気で蜜蜂等に蜂類はブンブンと羽音を立てて顔に近くを飛び交っている。この天気後2日も続いてくれれば受粉の環境には満点だ。

 ラ・フランスも満開でスタッフ達と摘花作業に精を出している。りんごの開花だが花芽の先は花びらが出始めて赤く見えて来た。春爛漫の季節で園地の入ると花の香りがプンプンとする。総ての樹種の開花が進み、猫の手も借りたい程の忙しさになって来る。


苗出し

2016-04-23 04:35:34 | 日記

育苗器に入れ発芽した稚苗を出して苗代に並べる。苗床を平に整地して使い捨ての古ビにールを敷き2列50枚並べてビニールで被覆する。割り竹で2本のトンネル苗床で被覆の際、強い風の吹く日はビニール剥されて難義する。風の無い早朝から始めるのだが生憎の天気で昨夜から雨降りでまだ止まない。

 何時もの朝とは違い暖かい朝で玄関前の窪地には水溜まりが出来ている。昨夜の雨量は多く苗床で仕事をするに支障がなければと天気が上がるのを待つ。育苗器の稚苗は1cmほど揃って伸び、暗室なので白い発芽苗。苗床に出して遮光のマットを掛け2~3日後から光を当てて段々通常の太陽光線を当てて緑化してやる。

 朝食後雨は止み何時もの農作業を始める時間より早目に仕事を始める。苗床の土を掘ってみるとまだ下の土は白く乾いていて作業するには丁度良い状態。育苗はこには湿気多い土が入っていて持ち運びするには作業着が汚れてしまう。汚れても大丈夫なように上下ヤッケを着る。

 気温の高い朝で仕事を始める前から汗が出る。稚苗を苗床に並べ上から病気防止の農薬を溶かしてジョウロで掛けてやる。割り竹半円を作り両端を床に刺してトンネルを作ってビニールで被覆をする。雨の心配は無くなるが風を気にしながら3人で手際良く急ぐ。

 近く介護施設の工事現場に歩いて行く作業員達をおはよう~の声掛けしながら急いで通って行く。風の出ない内に早くビニール被覆を終わさなければと返事もそこそこに急ぐ。風の無い内に2本の苗床に苗を並び終え、小屋に戻りに2回目の播種でまた200枚を終わり遅い時間の昼食だった安心する。

 午後からは天気も上がり気温は20度近くになる。屋敷畑の佐藤錦は満開で地蜂、蜜蜂等の蜂は蜜を求めて賑やかに乱舞している。


播種

2016-04-20 04:19:43 | 日記

 

 何時もの年とは違い水稲の種子を水漬けして芽出し機械の入れなくとも気温が高い日が続いたので芽切れしていた。1晩機械に入れてちょっと温度を上げてやったばかりで鳩芽程度になってしまった。播種するのは少し早い気もするが2~3日育苗器の入れ、芽出しを揃えてから苗床に並べて置くのだが一度の育苗器には小さくて入れられない。

 3回に分けてするので最後の播種するまでは1週間ほどかかり鳩芽程度の芽が伸びてしまう。冷たい水に漬けて置いた籾を容器から上げて乾かして水切りをする。水漬けした籾から芽が伸び過ぎて白い幼根が見えている。それでも伸びすぎた芽は僅かで機械で播種するにはそんなに心配はないようだ。

 小屋の片隅に格納しておいた播種機械を運び出す。潅水の量、播く種子の量、覆土の厚さ等試運転して準備を整える。、先日、育苗箱に土入れして播種準備して積み重ねて置いたのを1枚づつ取り出して播種する。箱を機械に流す人、土、鳩芽に発芽した籾を入れる人、育苗器に積み入れる人3人1組で播く。

 外は風も無く穏やかな暖かい日和で佐藤錦の開花もそろそろ始まって来た。蜜蜂のこの暖かい穏やかな天気で活発な活動が期待出きる。朝食前に水を入れてサクランボの挿し木用に準備して置い容器に生け花をする。佐藤錦の同じ品種だけでは結実が悪く1分咲き状態の異品種枝を鋏、ノコギリで切って受粉用に園地の所処に置く。

 この天気だと蜜蜂、地蜂の活動が盛んになり受粉には適した天気。1時間当たり200枚の播種機械でそんなに疲れる事無く1回目の播種作業は午前中で終わる。


蜜蜂

2016-04-19 04:47:33 | 日記

 何時もの年は桜の開花が終わった後にサクランボの開花。今年は桜とサクランボの開花が同じ時期で早い開花が始まった。受粉用に地蜂の他に切り葦に入るマメコバチの他に高い金額を払って蜜蜂を設置している。マメコバチ業者は日本各地南の方から蜜を求めて北のほうに移動している。

 今年は南のほうでは梨の花が満開で沢山の花の開花中で山形まで移動するに渋っていたような話題。それほど早いサクランボの開花でなんかしら変な年だ。果樹組合で設置する蜜蜂、個人で希望して設置する。蜜蜂の巣箱を大型車に積んで待機しているのを早朝から希望者達が取りに行きそれぞれの園地に設置する。

 我家では3群の巣箱を2ケ所の広い園地に設置して結実歩合を高めている。今年は市内で降霜被害が所処の園地で散見される話だが我家では今の所被害は無いようだ。それでもまだ開花前で気象条件の変化でどうなるのか分からない。

 サクランボの摘雷はまだ終わらないが途中で止めてラ・フランスの摘花に移動する。1つの花芽から7~8個の蕾で白い花びらが開き始めて来た。他所の果樹の開花は中心花から咲き始めて大玉になるのだがラ・フランスは側花が早い開花。摘花の最初に咲いた花を残して残りは全部摘んでやる。