大雪

　前夜余りの寒さで閉館間際の時間に家内と一緒に公衆浴場に行く。外は雨混じり重い雪がのそのそと降っていて国道４８号線は雪崩等で通行止めの電光掲示板で表示されている。国道を走行する車は極端に少なく流れはスムーズで時間内の到着する。入浴者はまあまあで熱い温泉風呂にユックリ浸り帰って来る。
　帰りの黒い舗装道路は一面真っ白な積雪で大粒の湿気の多い雪が降っている。ワイパーも動くを早くしないと前方確認が出来ない程の降雪量で明日の除雪は大変だろうと覚悟をする。温泉風呂で熱った体で熟睡出来て深夜に風の音で目が覚める。
　やはり予想してように吹雪きの気配で２度寝入りするが熟睡は出来ず薄ら寝で時間が経つのを待っている。朝刊配達時間する何時もの時間になってもまだ来ない。遠方から轟音を立てて除雪車は走って行く。予想が的中して昨夜は除雪車が稼働するほどの降雪量。
　眠気は吹っ飛び起床して玄関に出て朝刊受け箱を見るがまだ入って無い。配達人の長靴跡も無く玄関の石段の落差が分からない程昨夜は吹雪きの大雪。休日の日曜日なので外は静で何処の家庭でもユックリ休んでいる。


　朝食後家内と一緒に時折り青空の中玄関前、曲がりくねった序の口、駐車場の雪投げをする。電線は重い積雪で垂れ下がり上下２段の線は付いていて庭木のキャラ木に積もった雪で枝は斜めに傾いている。古木のアンズ梅の大木の枝はボッキリと高い場所から折れて池に落ちている。生々しい折れ傷跡で家内は除雪しながら見あげてビックリしている。この冬１番の重い大雪で上腕をかばいながら除雪をする。