三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

整理!整頓!マニフェスト!!

2005年08月01日 06時07分51秒 | 社会、政治、三重県、議員
 余りの暑さに、何にもやる気が出てこなくって、ボ~としていたら「少しはゴミのようにな書類の片付けでもしたら!」と叱られてしまい、仕方がないので、山のように乱雑に積み上げられている書類の整理をした。県からのいろいろな書類も、ここのところ原則、メールやファイルで送ってもらうので、少し減ってはきているが、それでも、どこから湧いてくるのか?と思うほど大量に送られてくる。
 その四日市大矢知の不法産廃状態となっている書類の山から、先般、行われた東京都議選での民主党マニフェストが出てきた。改めて中身を見てみると、表紙には岡田代表の顔。めくって見ると、「官」依存ではなく、「官」と「民」が対等のパートナーシップで、とか、生活者納税者の立場に立った本物の改革など、野呂知事と北川前知事を合わせたようなことが前振りに書いてあり、7つの約束として「学校」「子育て」「役人社会」「議会」などが並んでいる。
 書いてあることには異存はないが、問題はどうやってこれらの約束を実現するか?である。たとえ、選挙で多数を制したとしても、予算の「編成権」、「執行権」は石原知事が持っている。議会の意志と言うことで、一定程度の影響力は行使できたとしても、「約束」を実現できる担保とはなり得ない。つまり、マニフェスト=政権公約は地方議会ではありえないのではないか?と思います。
 これは同時に知事も「議決権」を持っていないし、「立法権」は知事、議会双方が持っている。つまり、このことは知事の「マニフェスト」も成立し得ないことを意味している。すなわち、二元代表制においては、知事と議会は、双方が「抑制と均衡の関係」になっており、法制度自体もそれを求めているので、たとえ、議員がローカルパーティを作ろうと、知事が分厚いマニフェストを書き上げようと、自治体選挙では「マニフェスト」=「政権公約」は成り立たないと思います。
 唯一、マニフェストが有効なのは議員内閣制である国政選挙での「政党マニフェスト」だけではないか思いますが、どうでしょうか?
 もう少し、よく勉強をしなければと思いますが、最近、地方議員レベルでのマニフェスト運動が始まっているだけに、ちょっと、気にかかります。民主党三重県連でも地方選向けのマニフェストを作ると言い出しているが、本当に大丈夫なのか・・・?
 ついつい、民主党のマニフェストをじ~と見ながら、こんなことを考えていると、チットも書類が片付かないのでありました。暑いときはナンにもする気がしない!!暑い!暑い!
 

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1 コメント

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本日はありがとうございました (高野雅史)
2005-08-01 23:22:52
本日、三谷先生の「副議長就任祝賀会」でご挨拶させていただいた、行政書士の高野です。お世話になります。



早速先生のブログを拝見しました。ボリュームがあり、短時間では全部読めないので、またゆっくり読まさせていただきます。



わたくしも「三重県の釣りキチ行政書士奮闘記」というブログを書いておりますので、ご多忙かと思いますが、お時間のあるときにでも見てやって下さい。



http://blog.livedoor.jp/takano220/ です。



また、コメントさせていただきます。



今後とも宜しくお願い致します。





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