三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

勝ち組、負け組、高齢化??

2006年01月18日 06時02分37秒 | 社会、政治、三重県、議員
 ライブドアの株不正取引疑惑に対する強制捜査や国会では耐震強度偽装疑惑で、フュ-ザー社の小嶋社長を証人喚問するなど、姦しい世の中ですが、私の方は「プチダイエット」に挑戦しながら、淡々と年末のアノ雪で遅れに遅れた「挨拶廻り」をこなしております。
 その「挨拶廻り」をしていると、ついつい、お邪魔した家で長話をしてしまい、効率性の観点からは、余り捗は行きませんが、結構、勉強になる意見も聞かせてもらえる。
 昨日も、とある市内のお宅を訪問して、今度、実施する「日帰り旅行」の話などをしていると、「この辺りでは、バス旅行する人などは、もう、いませんよ!」との返事。なんで?とその理由を聞いてみると、例によって「高齢化」の話題である。
 訪問した先は、市内の漁師町で、昔ながらの狭い道と本当に肩を寄せ合うように家々が連なっているところで、市内での中央部と並んで高齢化が進んでいるので、知られている地区であるが、改めて「地区」の実態の説明を聞いて驚いてしまった。
 まず、若い人がいない!若い人がいないのは、決して東紀州の専売特許ではない。桑名でもいないところはいない!ついで男の人が少ない!・・・つまり、年をとった腰の曲がった一人暮らしの「後家さん」が極端に多い!と言うことである。アノ家も「後家さんだけ」、この家も「後家さんだけ」との説明がつづく。
 そうなると必然的に「背広」を着ている人がいなくなるので、「クリーニング屋さん」がヤッテいけなくなって、「廃業」となる。祭の山車の上に乗る人がいないので、だんだんと祭が寂れてくる。出て行く人はいるが、入ってくる人がいないので、無人の家が徐々に増えてくるが、壊すのに費用がかさむため、そのまま放置されたまま、朽ち果てるのを待っている・・・そんな暗い話が次々と出てくる。
 「勝ち組」「負け組」や「上流社会」「下流社会」などイヤな言葉が流行している昨今ですが、一つの市の中でも、「勝ち組」「負け組」に類する二極化が進んでいるように思えます。
 「政治」の責任を今一度、噛み締めた「挨拶廻り」となりました。

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