三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

普天間基地のオスプレイ

2013年02月07日 20時54分56秒 | 社会、政治、三重県、議員
普天間基地のオスプレイ

2月6日、わが「新政みえ」の沖縄県外調査で「沖縄県立中部病院」からの帰途、普天間基地を一望できる宜野湾市の高台公園に立ち寄りました。
曇天で見通しは余りよくありませんでしたが、あのオスプレイが整然と並んでいるのが見えました。
ビデオカメラで拡大するとその中の1機がプロペラを回しているのが何とか見て取れます。
かなり距離があり、風もつよく見にくいかもしれませんが、それなりにわかると思います。

新年明けましておめでとうございます。

2013年01月05日 15時29分41秒 | 社会、政治、三重県、議員
 明けましておめでとうございます。平成25年の新春を迎え、皆様方のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 さて、今年から三重県議会は通年議会。1月17日に招集された議会は12月までの会期となり、議事日程は従来の年4回の定例会を基本とするものの、当然のことながら必要に応じて本会議などを開くことが出来るようになった。
 このことは議会がより柔軟に、より臨機応変に、より的確にさまざまな環境変化や時代の流れに対応できることを意味し、「議事機関」としての議会の役割と「住民を代表する機関」としての議会の責任をより明確に果たすことが出来る一定の条件が整ったと言えるのではないかと思う。
 それだけに議員個々の議会に対する責務もまた重くなって来ているのは論を待たない。
 そのような「思い」を胸に秘めつつ「平成25年の議会」に臨むわけだが、当面、来年度予算議論がスタートとなるのは間違いがない。
 とりわけ、今回は「予算編成プロセス」の大幅見直し?を受けての予算議論となるだけに、相当気合を入れていかないと、細々とした議論をしているうちに予算案が可決なんてことになりかねない。
 議論のポイントとなる課題をいくつか取り上げてみると、まず第一は、昨年の「総括的質疑」などで出された「予算要求状況」に関する色々な疑問や注文さらには要望に対する知事・総務部の考え方、対応がどうなのか?このことを明らかにしてほしい。「A・B・C」のランク付けの変更はあるのか?もしあるとすれば、どう変わったのか?このことを明確に示してもらわないと「議会は言い放し」「執行部は聞き放し」になってしまう。
 第二は県の出先機関についてである。このことに関しても多くの疑問が出されているが、いまだ返事がない。おそらく推測するに鋭意、検討をされているものと思うが、来年度が間近に迫ってくることを考えると、そろそろ回答があってもしかるべきと思うがどうなっているのか?
 特に従来の「県民センター長」に「危機管理地域統括監」なる肩書を麗々しく付与したにもかかわらず、その役割と責任が一向に見えてこない問題はどうなっているのか?権限、財源なき裸の「統括監」では他の部局や近隣の市町からもまともに相手にされないのは自明のこと。
 この返答もぜひ聞かせていただきたい。
 第三には、そもそも今回の「予算編成プロセス」の見直しが本当に正しい見直しであったのか?との問題である。
 政策論的な観点より財政論的な観点を優先したがために、それぞれの部局がそれぞれの判断基準で「A・B・C」のランク付けをし、一つの事業を無理やり分割してみたり、法令義務が課せられている施策をCランクに並べてみたり、なかには重点事業を「A・B」の枠に入りきれませんでしたと開き直って「C」に入れてみたりと90%、1/3のつじつま合わせに終始しているお粗末さである。
 これが果たして「県民のための予算」要求と言えるのであろうか?
 このあたりの明確な回答がないまま、いきなり「予算(案)」の提示などという暴挙に及ぶことのないよう切にお願いをしたいものである。
 いずれにしても、まもなく平成25年議会が始まります。心して臨みたいと思います。

ゆく年くる年・・・来年こそいいことが???

2012年12月29日 17時04分08秒 | 社会、政治、三重県、議員
 今年も残すところ2日となり、何かと慌ただしく過ぎ去った1年間を静かに振り返ろうと思っていた矢先、新聞を広げて驚いた。今朝のA紙の社会面、7段ぶち抜きで「不正を裏付けるメール 情報公開対象から外す 三重改ざん」の大きなタイトルが目に飛び込んできたのである。
 読んでみると例の「鳥羽港公文書改ざんねつ造事件」の新事実の報告。そして、これは真実ですよとばかりに「『年度内完成は絶対に無理である』などと書かれた職員間のメール」としてメール全文まで掲載している。
 さらに、ご丁寧というべきか?狙い定めたA紙の執念というべきかはご想像にお任せするが、県の調査委が「事故繰り越しなどは過去に問題がない」と発表した同時期での掲載である。
 記事の中身を見てみると「昨日、日立さんから連絡があり受注意志の確認がとれました」「年度内完成は絶対に無理である」などなどが書かれ、最後に「発注準備に入ります」「工期の件は並行して、また相談にのってください」と結ばれている。
 そして、このメールの送信日は09年7月16日。日立造船が一者入札をした実に2か月前である。しかも看過できないのは7月の「検証のための聞き取り調査」の過程で、県はすでにこのメールの存在を承知していたことである。
 石垣副知事をキャプとする調査委の報告はいったいナンだったのか?土井部長の委員会での説明はナンだったのか?
 今更、くどくどと繰り返すつもりはないが、「日立造船ありきでは絶対にない」「事故繰り越しありきでは絶対にない」と再三再四明言してきた県当局の嘘八百がものの見事に吹っ飛んでしまったのである。
 来年1月17日の全員協議会で一連の調査結果と今後の対応について説明があることになっているが、この記事についての説明も忘れずにぜひお願いをしたいものである。
 一昨日の某所での忘年会。公務員の方、実業家、教育関係者など多士済々の顔ぶれがそろい、酒の勢いも手伝って論壇風発なかなか興味深い議論を肴に宴が進んだ。
 その内、おひとりの方から「上海方面で事業展開を進めているんですが、なかなか苦戦をしている」との話が飛び出した。そこで「三重県は上海にサポートデスクを置いていますから、そこに相談をされたら」と水を向けると「ああ、あのサポートデスクね」「全然、役に立たないですね」「現場を知らないし、マッチングの応援なんて期待しても無理ですよ」「金融支援の話などはあそこでしなくてもいいんです」「百五と取引があるところとそうでないところ・・・いろいろありますから」「百五さんも距離感で悩んでいるようですね」などなど意外な答えが返ってきた。
 監視・評価は議会の役割とは言え、県内でも思うように目が行き届かないのに、まして海外。鳴り物入りで登場した「上海サポートデスク」の現状はどうなっているのか?一般質問であった「雲南省までの展開」はもちろん無理だとしても、せめて足下の上海ぐらいはきっちと対応をしてほしい。・・・そんな思いで年明けには上海に行きたいと思っている。幸いにもこの話をしてくださった方も「時間が合えば、私もご一緒させていただき、どんな現状かを現地で説明もさせて頂きたい」と仰っていただいているので、ぜひとも早期に実現をしたいと考えている。
 「雇用・経済部」はこのサポートデスク以外にも首都圏営業拠点や部長が早々と大阪で約束をしたといわれている「関西アンテナショップ」、「コンシェルジュ育成事業」と銘打った「短期アルバイト育成事業」など興味津々の課題が山積しているきわめて魅力的な部局である。
 来年は「雇用・経済部」をまずターゲットに県政の闇に切り込んでいくぞ!・・・これはチョッと言いすぎですが、いろいろな意味で気持ちの高鳴りを覚える年の瀬となりました。

「三重1区」立候補予定の「橋本千晶(はしもとちあき)」さんの記者会見

2012年11月28日 19時20分11秒 | 社会、政治、三重県、議員
「三重1区」立候補予定の「橋本千晶(はしもとちあき)」さんの記者会見

民主党三重県連が初の国政レベルでの女性候補者として送り出す「橋本千晶」の記者会見。すばらしい人柄がにじみ出るような会見。ご覧いただければ好感度がグーンと高くなるのは間違いなし。
新人とは思えない度胸のよさも随所に見受けられ、大型女性候補の片鱗がうかがえます。

平成25年度経営方針(案)、予算調製方針(案)から見えてくるもの!その3

2012年10月10日 15時21分58秒 | 社会、政治、三重県、議員
 「平成25年度当初予算要求にあたっての基本的事項について(案)」について少し述べさせて頂きたいと思う。この「基本的事項」は予算要求基準となるもので、当然のことながら各部はこの「基本的事項」に基づいて見積書の作成を行う。
 まず(予算要求基準)の(1)では「政策的経費」については「従来の施策別財源配分制度を廃止」するとしている。非公共、公共とも昨年度当初予算の一般財源の90%以内で要求をすることとし、しかも要求に当たっては、事業ごとの優先度(A,B,C)付を行い、その構成割合はそれぞれ1/3で、あわせて優先度付けは広く浅くの「薄切り」ではなく、事業ごとに「選択と集中」を図るとしている。
 これら「A,B,C」の優先度が付いたものを基本にさらに絞り込みが行われることを考えると、従来より一層、メリハリがつくことは間違いないものの、ある意味では知事ー総務部の関与がさらに強くなると言える。
 このことから二つの事が懸念される。一つは各部局内で優先付けされる「A,B,C」なるものが住民の立場からの「A,B,C」なのか?と言うことである。ややもすると行政の都合、部局益を優先しているとは言わないが行政の立場での優先付けになっているのではないか?このことの心配である。
 もちろんこれを「住民の側」から検証し、見直していくのが「議会」の役割であるが、果たして一度付けた優先順位を議会の意見に従って見直していくのかどうか?大いに懸念するところである。
 二つ目はこの「A,B,C」を総務部がさらに切り込んで、BやCが一層薄くなっていくとき、その判断が本当に正しいのかどうか。この点である。
 CをAにしろ!なんてことは言うはずもないが、なぜAではなくBなのか?なぜBではなくCなのか?の検証は当然必要であるし、薄くしていく過程で、なぜこの事業なのか?の精査もまた必要不可欠の作業となる。
 つまり、「A,B,C」の優先度付で1回、それを絞り込む過程で1回、予算案が出来上がるまでに少なくとも2度は議会議論を経ることが必要であり、言い換えれば、そのことを誠実に実行することが議会の責務でもある。
 また、「繰出金」「庁舎管理経費」「個別検討項目」などは「聖域なく見直す」としているのであるから、当然の事、その「要求経費」は「見直しプロセス」も含めて議会に示されるべきである。
 (6)で県債要求を24年度当初予算額の95%に上限額を設定することは評価できるものの、またぞろ「原則として」などと言う逃げ場を用意するあたりに何となく胡散臭さを感じる。
 (事務事業の見直し等)を見ると(1)で「全ての事務事業を『妥当性・必要性・有効性・効率性・緊急性』の5つの視点から点検し、徹底した事務事業の見直しを行う」とある。確かにそれはそれで「徹底して」やっていただければ結構であるが、その前にすでに実施した「事業仕分け」の総括を「徹底して」する必要があるのではないか。
 前にも本ブログで指摘したように、具体的成果(財源ねん出)があまり見えないまま何となく終わって行った「事業仕分け」の繰り返しにならないよう、もし実施するとすればきちっと結果がでるようにお願いをしたい。また同じ項に書かれている「市町等に影響のある事業の廃止・見直し(補助金削減を含む)を行う場合には、時機を逸することなく市町をはじめ関係者に対して丁寧な説明と十分な協議、調整を行う」などは「放課後児童クラブ補助金」の学習効果?と言うか反省が見られ、これは評価できる。
 (9)の総人件費の抑制では「総合的な圏点での対応、見直し」を謳っているが、その前に現在行われている管理職8~10%、一般3%の給与カットをどうするのか?これを明らかにしてもらいたい。条例本則の給与で人件費を算定しながら、いざ予算編成に入ってから事業費が足りないのでカットに応じてほしいなどと言う話では順序が逆。まず「給与」をどうするのか?これを明確してもらいたいと思う。
 (後年度負担等の把握)は当然のこと。(公社等の財産援助団体に対する指導の徹底)における「三重県行財政改革取組」に基づく「外郭団体等の見直し」は勇気をもってぜひともやり抜いてもらいたいと思う。
 いろいろと注文を付けたり、要望をしたりしておりますが、「予算審議」こそ議会と執行部の緊張感ある対話の場であり、県民の意思を明確に県行政に反映させる場であります。
 執行部におかれましては、今後の予算議論が文字通り実りあるものにするためにも、三回にわたり述べてまいりました事柄に少しは関心を持って考えて頂ければ幸いです。期待をいたしております。

平成25年度経営方針(案)、予算調製方針(案)から見えてくるもの!その2

2012年10月08日 17時50分39秒 | 社会、政治、三重県、議員
 未定稿ながら「平成25年度当初予算調製方針(案)」なるものに目を通してみると冒頭、財政状況の厳しさが述べられている。国の「中期財政フレーム」は地方の一般財源総額では平成25年度からの3年間は平成24年度地財計画の総額を下回らないとしているものの「地方の安定的な行財政運営に必要な地方交付税総額の確保」は「予断を許さない状況」としている。そして県税収入も当初予算額を50億円程度下回るとの見通しを示すとともに経常収支比率は97.1%に悪化。社会保障関係経費及び公債費が100億円を上回って増加することから毎年度一定の歳出削減を行っても、要調整額が4年間で284億円程度発生するとしている。
 これはこれでその通りかもしれない。次の章である「平成25年度当初予算編成を取り巻く情勢」の中で詳細に述べられている数字を見ても、その厳しさは納得できる。
 ただ数字が納得できたからと言って、この「調整方針(案)」を納得ができるかはまったく別問題である。
 「調整方針(案)」の2項目「当初予算調製の基本的考え方」はこう述べている・・・「行動計画に掲げた目標の実現に向けた取組を着実に推進」することを基本方針として「『平成25年度三重県経営方針(案)』を踏まえて予算編成を行います」。
 「平成25年度三重県経営方針(案)」なるものは未だ一度も議会の議論に晒されていない。いくら「予算調製権」は知事の専権事項とは言え、「住民を代表する機関」である「議会」が検証もしないまま、ごく当たり前のように「経営方針(案)」があたかもすでに確定した「方針」であるかのごとく、それを「踏まえて」、「予算編成」をする「調整方針(案)」を作成するのは文字通り「議会軽視」と言われても言い訳のしようのない失態である。
 まず指摘しておかなければならないことは「この予算調製方針(案)の正統性に疑義あり!」である。
 (2)で予算編成プロセスについて「従来の施策別財源配分制度を廃止し、部局横断的な優先度判断に基づき、限られた財源を柔軟に無駄なく配分できる仕組みに改めます」としている。また知事と部局長による協議を充実するとともに、その協議の場の公開や、査定理由の公表により「予算編成過程の透明化」を図るとしている。「仕組み」については後ほど述べるとして「透明化」は評価できる。
 鈴木知事になっていろいろと不満なことは多いが、「政策会議」の公開や今回の「予算編成過程の透明化」など「県の意思形成過程」を「公開」していく姿勢は素直に評価していいと思う。前の野呂知事時代、一貫して公開に後ろ向きであったことを考えると隔世の感すらする。
 (3)では平成26年度末の臨時財政対策債等を除く県債残高を、平成23年度末よりも減少させるため、平成25年度の新規県債発行を「抑制に努める」とある。なぜ「削減」ではなく「抑制」なのであろうか?なぜ「する」ではなく「努める」なのであろうか?官僚用語の欺瞞を感じざるを得ない。
 「平成25年度当初予算編成を取り巻く情勢」の中で特に指摘しておかなければならないことは「予算要求基準」についてである。「繰出金」「庁舎管理経費等」「個別検討項目」は「聖域なく見直し、厳しく精査」するとしている。企業会計への「繰出金」はたとえ法的にクリアをしていても、今までのごく当然のごとく繰出されているものがほとんどであり、「企業庁」や「病院事業庁」の懐に本当に手を突っ込むことができるのか?まさにこのことが試金石と言っても過言ではない。
 さらに「私学振興補助金」「商工会議所等への人件費支援」などの「個別検討項目」を見直すとなれば、そこに天下っている県職OBの処遇ともからみ、今後、そのような外郭団体への天下りをも見直すことにもなってくる。そこまでメスを入れる覚悟があるのか?その点も大いに注目をしていきたいと思う。
 「平成25年度予算要求にあたっての基本的事項について(案)」については本ブログの「その3」で述べさせて頂きたいと考えている。
 いずれにしても「正統性に疑義」がある「予算調製方針」をどこまで論じるのがいいのか悩むところであるが、一般の県民の皆様が「県予算」を考えるうえで参考になればと思っています。
 でが「その3」をお楽しみに!!!

平成25年度経営方針(案)、予算調製方針(案)から見えてくるもの!その1

2012年10月04日 19時18分02秒 | 社会、政治、三重県、議員
 10月9日に「三重県経営方針(案)」、11日には「予算調製方針(案)」がそれぞれ全員協議会において執行部から説明がある。議会の日程や政策形成プロセス変更につながりかねない一方的なゴリ押しで、しかも「昨年度とは全く違う!」と鳴り物入りでの発表であるから、これは心してお聴きしなければならないと思っている。
 それはそれとして、その全協に先立ち「会派代表にはご説明を」と未定稿ではあるが「経営方針(案)」と「予算調製方針(案)」を担当部長が持って来られた。わずか30分足らずの間に入れ替わり立ち代わりお越しになったので、十分な説明を聞く時間的余裕もなく、改めて全協でお伺いをすることとして、その日はお別れをした。
 しかし、せっかく持って来られたのであるから、全協までにザァッとであっても目を通し「予習」をしておくのは議員としての礼儀?と言うか義務であろうと考え、改めて読んでみたのである。
 読んでみて率直に感じたことは「今までとどこが大きく変わったの?」・・・とりわけ「経営方針(案)」についてその印象が強い。さすがに「予算調製方針(案)」は予算要求プロセスの変更など、いろいろと苦労をしているなあと思うが、「経営方針(案)」は「ナニ?これ?」とまでは言わないが、例年より大幅に遅らして発表しなければならないものとはとても思えない内容である。
 1「『選択・集中プログラム』において特に注力する取り組み」の(1)緊急課題解決プロジェクトや(2)新しい豊かさ協創プロジェクトを眺めてみても、すでに発表されているものや形容詞と副詞が変わっただけで従来の道路名が並んでいるだけで、「方針」とはこんなものかもしれないが、さほど感動を覚えるようなものはどこにもない。
 それでも目を凝らして見てみると「働く意欲を生かせる雇用確保プロジェクト」として「三重の若手経営者と首都圏の企業家との出会いの場の構築」、「家族の絆再生と子育てのための安心プロジェクト」の中の「親なびワーク」を「児童虐待未然防止の観点を含めて、乳幼児を持つ親を対象としてリニューアル」することや「『共に生きる』社会をつくる障がい者自立支援プロジェクト」での「経営コンサルタント」の活用など少しは期待が持てそうなものもわずかではあるが見つけることが出来る。
 おもしろそうなものとしては「スマートライフ推進協創プロジェクト」で「みえスマートライフ推進協議会」の下に「地域モデル検討会」を設け「モデルプロジェクト」を推進することなどは多少夢がもてるのではないかとも思えるが、「県民力を高める絆づくり協創プロジェクト」の「県民力拡大プロジェクトプレイベント」の開催などはいったい何をなさりたいのかサッパリ判らない。
 2の「社会情勢の変化等に対応するため、特に注力する取組」はなるほど予算でもプラスアルファをしますよ!と宣伝しているだけあって、緊急かつ重要な課題が並んでいる。特に興味を引いたのは「首都圏営業拠点の整備」。「『三重の玄関口』としてのコンシェルジュ機能を強化」すると書かれていることである。これはシステム以上に「人」の問題だと思う。「三重の玄関口」にどんな人が?それこそ「誰」が座るのか?大いに注目をしたいと思う。
 ついでに申し上げれば「新県立博物館の開館に向けた準備の推進」で「準備」を着実に進めるとあるが、その「準備」の中には「七つの前提条件」を確実にクリアすることも含まれているのであろうか?これは県民との約束であるので、絶対にいい加減にごまかすことは許されないものである。その点を強く指摘しておきたい。
 いずれにしても明日の「政策会議」で「最終案」の作成をするとのことであるので、ぜひ「なるほど変わった!」と感じるものに仕上げてもらいたい。あまり期待をすると失望に変わるといけませんので、ほどほどの期待感を込めて見守っていきます。
 次のブログでは「予算調製方針(案)」について思うところを述べたいと考えています。乞う!ご期待!!!
 

代表質問から見えてくる課題は???

2012年09月27日 19時26分53秒 | 社会、政治、三重県、議員
 9月24日、「新政みえ」からは日沖正信議員、「自民みらい」からは山本勝議員がそれぞれ会派を代表して質問にたった。お二人とも堂々としたいかにも「代表質問」にふさわしい風格?というかそれなりの内容の伴った立派な質問であった。
 そのお二人の質問を聴いて浮かび上がってきた問題点、課題を少し述べたいと思う。
 まず、共通して取り上げた課題は「鳥羽港改修工事に係る調査報告」と「再発防止策」、「南海トラフ巨大地震への対応」である。それぞれ取り上げた角度は違うが、知事答弁は少なからずガッカリしたと言うか期待外れのものであった。
 「部の幹部職員は、その業務の途中経過等をチェック・把握しておらず、結果だけで判断していると指摘されても仕方がない」と結果至上主義が蔓延していることを認めるとともに「県民の皆様からの血税により県行政を運営していることに対する緊張感が欠如している」との認識を示してはいるものの、その口根も乾かないうちに「仕事に対する責任感の強さの表れでもある」と庇ってみたり、「今回の事案によって、職員が委縮したり、業務へのモチベーションが低下するようなことは本意ではありません」と開き直って強弁を言い張っている。
 不正を正すと低下してしまうような「モチベーション」ならば、おそらく多くの県民は「そんなモチベーションなんてない方がいい!」「そもそも、そんなものをモチベーションとは呼ばないんだ!」と仰るに違いがない。このような認識と考え方から果たしてまともな「再発防止策」なるものが誕生してくるであろうか?大きな疑問を持たざるを得ない。
 「南海トラフ巨大地震」では今後の対応について「最新の科学的知見に基づき理論上の最大クラスのもの」との認識を示しながら「この想定を無視するわけではありませんが」とか「この想定は、国レベルの防災対策を検討するために推計された、あくまでも理論上のもの」といとも簡単に切り捨てて「100年から150年間隔で発生し、大きな被害をもたらした・・・こうした規模の地震が発生した際に、いかにして、人的・物的被害を最小限に食い止めるか」が大切で、そのための「地域防災計画の見直し、新地震対策行動計画」を策定していきたいと述べている。
 確かに「100年、150年間隔で発生している地震に対して地域防災計画の見直しなどを早急に進めなければならないことは当然のことであるが、中央防災会議の発表を「今回国が公表した、津波高や浸水予測図などの想定については、長期的な、災害に強い地域づくり、まちづくりを、市町とともに検討していくための『材料』として活用すべきもの」と単なる「材料」程度のものと決めつけているのはいかがなものか。
 当面の対策と並んで中長期の災害に強い地域づくり、まちづくりは極めて重要な課題であり、逆に言えばその視点のない当面の対策などと言うものは真の意味での防災対策とは言えないのではないか。きわめて不満な答弁である。
 山本議員は「危機管理体制」や「地域機関の見直し」も取り上げた。知事は「県庁内のすべての危機管理を総合的に調整するとともに、危機発生時に強い『指揮権限』を持つ危機管理統括監を設置」したと答弁をしている。
 この体制は業務上のミスから始まって「尖閣諸島問題」まで危機管理統括監を核として、迅速な組織内の情報収集・共有のほか365日24時間昼夜を徹して総合的かつ横断的な対応が図られているそうである。
 「尖閣諸島問題」でどのような総合的かつ横断的な対応を図られたのかを、今日まで迂闊にも気が付かず、統括監に大変失礼なことをしてしまったと反省をしている。ぜひ近いうちに教えてもらいたい。
 危機発生時に強い「指揮権限」を持つ危機管理統括監に比して、このたび麗々しく命名された「危機管理『地域』統括監」の指揮権限はいったいどうなっているのか?
 たとえば、いざ災害となれば一番働く、知事に言わせれば「迅速に復旧を完了させるため、昼夜を徹して献身的に業務に従事する姿をみますと・・・仕事に対する責任感の強さの表れ」と絶賛している建設事務所は誰の「指揮権限」によって動くのか?県民センター長?それとも本科の指揮命令???当然、警察、消防は別の指揮命令系統があり、病院、保健所は別の機関。「危機管理地域統括監」なるものの「指揮権限」を教えてもらいたい。
 単なる「調整会議」のときの司会進行役ならば仰々しい「危機管理地域統括監」などと言う名称ではなく、せいぜい「危機管理『調整』監」程度にした方がいいのでは。
 いずれにしても消化不良の「代表質問への答弁」であった。

夢と感動をありがとう!三重県民の一人として心からお礼を言います!!

2012年09月27日 18時33分26秒 | 社会、政治、三重県、議員
夢と感動をありがとう!三重県民の一人として心からお礼を言います!!

9月27日、津のホテルで「ロンドン2012パラリンピック競技大会・三重県選手祝賀会」が盛大に開催されました。
会場には陸上競技・男子車いす200m、400m、800mで銀メダルを獲得された鈴鹿在住の伊藤智也選手と車いすテニス・男子ダブルス・ベスト8進出を果たした斎田悟司選手が出席をされ、それぞれ感動的な挨拶をされました。
両選手の喜びの声を直接、お聞きいただくとともに会場に集った皆さんの感激をすこしでも感じ取っていただければ幸いです。

第3回みえ県政フォーラム(北勢地域づくり研究会)

2012年09月25日 18時10分07秒 | 社会、政治、三重県、議員
第3回みえ県政フォーラム(北勢地域づくり研究会) Edit Edit

9月24日、四日市地場産会館で開催された「北勢地域づくり研究会」での講演の模様です。講演と質疑応答を合わせて、全体で約2時間30分でしたが、YouTubeの関係で後半部分の質疑応答15分程度をアップしました。
1時間半にわたる質疑応答はかなり議会や議員の本質に迫る鋭いものも多く、私自身も本当に勉強になりました。
ほんのサワリ程度ですが、その時の雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。