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老子「第八章」道徳経

2013-02-26 20:50:54 | 老子「道徳経と伊勢白山道「道経1~37
上善若水。「上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。
最上の善とはたとえば水の様なものである。

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・老子「第七章「道徳経と伊勢白山道」 道経 
第八章 *老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html
・原文 「書き下し文
上善若水。「上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。
水善利萬物而不爭、處衆人之所惡。「水は善(よ)く万物を利して而(しか)も争わず、衆人(しゅうじん)の悪(にく)む所に処(お)る。
故幾於道。「故(ゆえ)に道に幾(ちか)し。

居善地、心善淵、「居(きょ)には地が善く、心には淵(えん)が善く、
與善仁、言善信、「与(まじわり)には仁が善く、言には信が善く、
正善治、事善能、動善時。「正(政)には治が善く、事には能が善く、動には時が善し。
夫唯不爭、故無尤。「それ唯(た)だ争わず、故に尤(とが)め無し。

現代語訳
最上の善とはたとえば水の様なものである。
水は万物に恵みを与えながら万物と争わず、自然と低い場所に集まる。
その有り様は「道」に近いものだ。

住居は地面の上が善く、心は奥深いのが善く、
人付き合いは情け深いのが善く、言葉には信義があるのが善く、
政治は治まるのが善く、事業は能率が高いのが善く、行動は時節に適っているのが善い。
水の様に争わないでおれば、間違いなど起こらないものだ。

英訳文
The Best Good is like water. Water never competes with others even though it benefits all things. Water always stays at the lowest place. So water resembles "the way". The ground is good for houses. Depth is good for mind. Benevolence is good for friendship. Faithfulness is good for words. Peace is good for politics. Efficiency is good for projects. Timing is good for action. If you do not compete with others, you will not commit an error.


*水の様な生き方は最強です 2012-09-06 伊勢ー白山 道 記事全文
 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20120906
老子の言葉 第八章
(独自の超訳)
最良の人物とは、水のような人のことです。
水(=聖人)は、万物に恵みを与えますが決して万物と争うことがなく、与える一方なのです。
そして水(聖人)は、誰もが嫌がる自然に水が集まる低い場所(社会的に低い地位)に存在します。
そここそが、本当は聖地(道)なのです。

聖人は,低い地位を善しとして、そこに安住しています。
人間の心は、奥深い人が良いです。
そして、情け深い行動をよく行い、
そして、その人の言葉には信用が在り、
何事にも良心をもって対処し、
善意をもって物事を良く治めていき、
これらを迷うことなく適時に行動します。

水のように争うことをしなければ、
人は人生を間違うこともありません。

原文
「上善若水。水善利萬物而不爭、處衆人之所惡。故幾於道。居善地、心善淵、與善仁、言善信、正善治、事善能、動善時。夫唯不爭、故無尤。」
(感想)
老子は、この章において個人でも国家においても、長く生き残るための知恵を示唆しています。
老子の生きた時代にも、戦争や争いが数多く有ったのでしょう。生きるだけでも一生懸命だったのです。
老子は、ここで極端なことを言っています。

「与える一方でいなさい。そして、争っては生けません。
低い環境でも、自分の善意に忠実にして生きなさい。
そうすれば、必ず生かされます。」

このように示唆しています。

しかし、私たち人間は
そんなことをしていれば、搾取されるばかりだ」
「そんな我慢の生活は嫌だ」「そんな弱い態度が、よけいにダメにするんだ」

などと思うものです。 


ここで考えるべきなのは、私たちが実の生るリンゴの大木を見つけたとします。
その木を守り育てる限りは、定期的に美味しいリンゴを得られる訳です。
さて、そのリンゴの大木を根元から切ることを人は行うでしょうか?
普通は、そうせずに守り育てるものです。美味しいのですから。

また老子は、ここで逆説も言っています。

「水のように流れに任せ、相手にも合わせられる部分を合わせて生きれば、
その人間は一番強くなり、最後まで生きることが出来る」

つまり、水のように自ら他を責めずに、自分を守っていれば生き残ると響いて来ます。

これは会社でもよく有ることです。他人のことを非難ばかりする社員は、「時が経てば」必ずいなくなるものです。自滅して行くのです。
黙って善意の仕事をしながら、防衛に徹していた社員が残っています。
非難する人間は、他のより非難する人間と衝突するものなのです。そして消えて行きます。
実際に大国アメリカでさえも、守る一方のベトナムに勝つことが出来ませんでした。また、起こったことを世界中が見ていました。
そして、多くのアメリカ兵も国家も、心身に深い傷を負いました。
やはり老子の視点には、一理が有ります。


このように時が経てば、もうダメだと思いながらも善意で生きる人間が残り、すべてが与えられます。
だから老子は、一見は弱く見えるフニャフニャの水が、実は最強なんだよと言っているように感じます。
老子の思いには、「時間の経過」を味方に付けることが、絶えず意識されていることを私は感じます。
私たちが怒る場合も、そのことに関して「時間が経過した後」のことを考えずに怒っています。
そのことに対して、時間が経過した後どうなるのか?を自分が想像することがもし出来れば、今の怒り方も変わるものなのです。

人生の極意とは、

(1)時間が経過した後のことも考えて、自分の生き方を考えること。
(2)自分から他者を責めることを絶対にしないこと。
(3)自分を守りながら努力して善意で生きていれば、それを皆んなが見ていますし、必ず改善することが出来ること。
このように私は感じます。
自分の生活の参考にして頂ければ幸いです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます
 


上善若水(じょうぜんじゃくすい):最高の生き方は水のごとくあれ2017-08-22
伊勢ー白山 道 記事全文
 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20170822

参考記事:老子の言葉 第八章「水の様な生き方は最強です」

「老子の人生論」第八章

・ コノ世で最高の生き方とは、水のように生きることです。

・ 人の心が病むのは、自分の心を高い位置に置くからです。

・ 流れる水のように自分の心を下方へと流し、自分の心を低い位置に集めて置けば、そこに深みが出て心が安定します。まさに水のようにです。

・ 自分の心を低い下から目線に置けば、他人から罵倒されても、「そうだね」と明るく言って誰とも争うことに成りません。 

・ 水を四角の容器に入れれば、水は四角に成ります
水を丸い容器に入れれば、水は丸の形に成り切ります。
水は、どこでも順応し、周囲に合わせて馴染みます。
自分の心も成り切る順応性が有れば、どこに居ても天国です
ストレスを感じることがありません。

・ 低い位置に流れようとする水は、どんな山でも崩すことも出来ます。
つまり、自分の心を低く置いて、周囲に合わせることが出来る人。
こういう人こそは、本当に強い人なのです。

更に、その強さに愛情や情け心も備わっていれば、その人は周囲からすべてを信頼されます。
心を低く保ちながら、逆にその人の環境は最高へと自然と持ち上げられます。

(感想)
人の心を病ませて行くのは、
・ 自分の心を高慢な位置に置き、上から目線で他人を見る癖。
・ こうであらねば生けない、という高い位置からの先入観。
・ 自分を少しでも高く、大きく、賢く周囲に見せたい思い。

このような間違ったプライドが自分に少しでもある限り、
・ 他人の言葉に傷付きやすい。
・ 他人を過剰に気にして観察をするが、自分自身の態度や言葉を見ていない。
・ 理想と自分の現実が離れているストレスをまともに受ける。

このようなことに注意をするべきだと思います。
ここで老子は、
・ 心を低く置いて、下から周囲を見なさい。
・ アホで良いではないか。
・ はいはいと、周囲に合わせて住めば楽だぞ。
・ でもな、底辺のアホでも、愛情と思いやりが有る人は最強の人であり、最高の人間なのだ。それが聖人の正体だ。

このように示唆していることを感じます。
漫画『天才バカボン』のパパの名言、
「これで、いいのだ!」
まさに水の心です。

苦しい時は、自分の心を
・ 低く、楽に置き。
・ 周囲に合わせて見ること。

このようなことも参考にして頂ければ幸いです。
下から目線で気楽に生きて見ましょう。

生かして頂いて 有り難う御座います


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