浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-04-25 01:00:54 | 明来闇去

添付のお写真はその昔、イエス様がゴルゴダの磔刑場にご自分が上がられる十字架を
背負われ歩かれた悲しみの路(ビアドロローサ)を観光客の方たちが歩かれています。
一体彼らの胸に去来するのは何であろうか。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
    
               第三 大なる章 

              12、二種の観察


756、見よ、神々並びに世人は、非我なるものを我と思いなし、
    〈名称と形態〉(個体)に執着している。
    「これこそ真理である」と考えている。

757、或るものを、ああだろう、こうだろう、と考えても、
    そのものはそれとは異なったものとなる。
    何となれば、その(愚者の)その(考え)は虚妄なのである。
    過ぎ去る者は虚妄なるものであるから。

758、安らぎは虚妄ならざるものである。
    諸々の聖者はそれを真理であると知る。
    かれらは実に真理をさとるが故に、快を貪ることなく平安に帰して
    いるのである。