浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-04-15 01:07:34 | 明来闇去

添付のお写真は「イエス様の御足を慕って」の旅で見学に訪れた
イスラエルに建立されている「鞭打ちの教会」です。
二千有余年の前、イエス様が無実の罪で当時のローマ兵に捕らえられ、
裁判の後、鞭打ちを受けられた建物が「鞭打ちの教会」となっております。
恩師「長尾弘」先生がこの教会の正面前でカメラに周辺の遺跡や建物を
撮られているところです。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
    
               第三 大なる章 

              12、二種の観察


「修行僧たちよ、『また他の方法によっても二種のことがらを
正しく観察することができるのか?』と、
もしも誰かに問われたならば、『できる』と答えなければならない。
どうしてであるか?『およそ苦しみが生ずるのは、すべて起動に縁って
起こるものである』というのが、一つの観察〔法〕である。
『しかしながら諸々の起動が残りなく離れ消滅するならば、
苦しみの生ずることがない』というのが第二の観察〔法〕である。
このように二種の〔観察法〕を正しく観察して、怠らず、つとめ
励んで、専心している修行僧にとっては、二つの果報のうちいずれか
一つの果報が期待され得る。

―――すなわち現世における(さとり)か、あるいは煩悩の残りが
あるならば、この迷いの生存に戻らないことである。」――
師(ブッダ)はこのように告げられた。
そうして、幸せな師はさらに次のように説かれた。
744、およそ苦しみが起こるのは、すべて起動を縁として起こる。
諸々の起動が消滅するならば、苦しみ生ずることもない。