~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
八、慈しみ
152、 諸々の邪な見解にとらわれず、
戒めを保ち、見るはたらきを具(そな)えて、
諸々の欲望に関する貪りを除いた人は、
決して再び母胎に宿ることはないであろう。
九、雪山に住む者
153、 七岳という神霊(夜叉)がいった、
「今日は十五日のウポーサタである。
みごとな夜が近づいた。
さあ、われわれは世にもすぐれた名高い師
ゴータマ(ブッダ)にお目にかかろう。」
154、 雪山に住む者という神霊(夜叉)がいった、
「このような立派な人のこころは一切の
生きとし生けるものに対してよく安立しているのだろうか。
望ましいものに対しても、望ましくないものに対しても、
かれの意欲はよく制されているのであろうか?」