~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
七、賤しい人
139、 かれは神々の道、塵汚れを離れた大道を登って、
欲情を離れて、 ブラフマン(梵天)の世界に赴いた。
(賤しい)生まれも、かれがブラフマンの世界に
生まれることを妨げなかった。
140、 ヴェーダ読誦者の家に生まれ、
ヴェーダの文句に親しむバラモンたちも、
しばしば悪い行為を行っているのが見られる。
141、 そうすれば、現世においては非難せられ、
来世においては悪いところに生まれる。
(身分の高い)生まれも、かれらが悪いところに
生まれまた非難されるのを防ぐことはできない。