グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

寂しい日記

2007-02-19 18:56:03 | Weblog
今日の昼、久しぶりに「平和だな」と思った。
布団の中で、ぼんやりそう感じた。

もしかしたら、鬱が晴れるのが近いんじゃないか。
その勢いでたまった家事をやってしまおうと思った。
けど、結局、やらなかった。
やりたくなかった。

自分で用意するほど、食欲はない。
夫よ、早く弁当を持って帰ってきておくれ。
何もできなかったと言う私に
「いいんだよ」と言っておくれ。

人にはあれこれ言うくせに、
一人じゃからっきしダメな私。
私は、弱い。
そして、それに甘えている。

時々、誰かに謝りたくなる。
なんでだろう。

「永遠の仔」
「あすなろ白書」
「寄生獣」など

『生きて生きて生き抜くんだ!』
というテーマの本や漫画が好きだ。

たぶん、生きてていいんだろうか、って不安なんだ。
なんとも不安定な下地で、この先どうなることやら。

いろんな言葉や人から聞いた話で自分を固めてるけど
中身が足りない。

なんだか今日は寂しい日記だ。
まあ、しょうがないさ。
たまには、こういう日があってもいいでしょう。

下痢と思い出

2007-02-18 21:53:25 | Weblog
どうも、昨日の夜からお腹の調子が悪い。
痛くて何度も下痢を繰り返している。

同じものを食べた夫は何ともないから
食べ物が原因ではないと思う。

やっぱりあれか、副作用。

怪しいと睨んでいるのは、ジェイゾロフトだ。
パキシルにするのが怖くて、結局抗鬱薬は変えなかった。
「少しお腹が痛くなったり下痢をしても我慢できるので続けます」
なんて言ってしまったが、何日か続くのはちと辛い。

下痢用の頓服、ロペミンを飲むとピタリと止まる。
しばらく下痢なんてなかったのにどうしたんだろう。
私の体の中で何か変わったのだろうか。

何年か前に数ヶ月、下痢と起床時の吐き気(吐くことが多い)が続いていた。
最初は風邪かと思ったが、他に症状らしいものはなく、
食べ物をいくら消化のよいものにしたところで変化がないので、
普通に食べて、下痢して、毎朝胃液を吐いていた。

今、考えると、「仕事のストレス」と「躁」と「躁による自身への不安」が原因だと思う。
その頃精神科には通院していなかったが、(以前入院した病院で治療終了ということになっていた)
自分がどんどん壊れていくようで、あるツテを使って評判のいい病院を予約した。
なんと、2ヶ月も先の予約だった。

その2ヶ月は凄まじかった。
夫よ、よく耐えてくれた。
なんとか仕事も続けていたし、友人との交流もあったが、
イライラは強いは、観念奔逸だは、すぐ怒るは…。
自分でセーブしようとするんだけど、止められなくて
いろんな人を巻き込んで大迷惑だったと思う。

やっと2ヶ月経って、病院に行ったとき、
波はいくらか収まっていたが、まだ勢いがあった。
イライラは収まらず、医師に聞いた。
「下痢と吐き気が続いています。
 自分はおかしくなってしまったように感じます。
 私は人格障害なのでしょうか?
 性格的におかしいのでしょうか?
 治療をすれば治ることですか?」

医師は、今回の診察で人格的な異常は見受けられない。
性格的な問題だとしてもカウンセリングなどで
考え方を変えていくことはできる。
下痢については精神的なことも考えられるが
内科的な検査をしたほうがいい。
お腹の調子を整える薬と気持ちを落ち着ける薬を処方する。
次回からカウンセリングも始めると告げた。

カウンセリングをしたいから2ヶ月も待ったのだ。
原因は分からなくても、これでなんとかなる、と救われたような気がした。

この1ヵ月後、しっかり鬱転して、自分から双極性障害ではないかと告げた。
自分が双極性障害かもしれないことはその1年前から本で調べて知っていたのだ。
もう認めざるを得ないと思って、自分からエピソードを話した。

「こんなに世界的にも有名な疾患なのに、前の先生はどこに目をつけていたんだろうね。」
前の病院の紹介状を読み直しながら、医師がそう話したとき、
この人なら分かってもらえると思った。
もう、下痢は治っていた。

今日のコンソメスープ

2007-02-17 22:51:47 | Weblog
夫が『親知らず』を抜いてきた。
「今日は硬いものは食べたくない」
と言ったので、今夜はやわらかメニュー。

ふ~む、何を作りましょう。
おかゆと豆腐とヨーグルト・・・
これだけじゃあまりにもさっぱりしているので
メインを味のしっかりしたスープにしようと思った。

ジャガイモのポタージュって前から作ってみたいと思ってたんだ
と本で作り方を確認してから、大事なことを思い出した。

ジャガイモがない!!

今日に限って冷蔵庫も充実していない。
買いに行くのはどうしても嫌だ。
しかも、簡単じゃなきゃ作りたくない。

私の頭の中でひらめいた。

…実家で親が作っていたヘルシー肉団子
……初めて食べたフランス料理店のコンソメスープ
………いつか1時間炒めて作ってみたいと思っていたオニオンスープ
…………タマネギを1時間炒めなくても小麦粉を少し入れれば1~2分で済むという裏技!

今日はコンソメスープを作ろう!!

【材料】(4人分)
 ・木綿豆腐 1/4丁
 ・魚肉ソーセージ 1本
 ・タマネギ 1/4個
 ・片栗粉 大さじ1
 ・小麦粉 小さじ1 
 ・固形コンソメ 2個
 ・オリーブオイル 大さじ1
 ・水 600cc
 ・塩 適宜
 ・こしょう 適宜
 ・醤油 適宜

【作り方】
 1.豆腐をキッチンペーパーに包み、厚みのある皿に入れ、レンジで2分チンする
 2.魚肉ソーセージを下ろし金で摩り下ろす 
 3.1の豆腐の皿にたまった水を一度空け、キッチンペーパーごと豆腐をかるく押さえ水を切る
 4.豆腐を包んでいた濡れたキッチンペーパーを取ってアラ熱を取るためお皿に戻し、しばらく放置
 5.タマネギをみじん切りにする
 6.4の豆腐のアラ熱が取れたら、豆腐を濾す(目の粗いザルで充分)
 7.2の魚肉ソーセージと6の豆腐を混ぜる
 8.7の味見をしてから、塩・こしょうで味付け(クレイジーソルトも便利)
 9.8で少し濃い目くらいにして、片栗粉を混ぜる
10.9を手で丸め、団子状にしておく
11.なべにオリーブオイルを入れ、弱火にする
12.5のタマネギをなべに入れ、1分ほど炒める
13.12に小麦粉を入れ、さらに1分ほど炒める
14.13に水600ccを加え、中火にして沸騰するまで待つ
15.沸騰したら、火を弱め、アクをすくう
16.網じゃくしでタマネギを取り除き、取ったタマネギは捨てる
17.コンソメを入れる
18.なべに10の団子を入れる
19.最後に塩で味を調え、隠し味に醤油を入れて完成!

【お味】
すごく簡単に作ったと思ったのに、作り方を書いたら工程が20近くになっちゃった。
でも、簡単な割にはおいしい味だった。

いや、本当のことを言うと、インスタントのコンソメスープをこんなに美味しくできるなんてすごいぞ自分!と思った。

もったいないかなと思ったけど、タマネギを捨てたのがよかったのたのだと思う。
実家の親は、豆腐の変わりにおからを使っていたが、豆腐の方がなめらかでいい。
団子が少しボロボロになってしまったのが残念だった。
団子だけじゃさみしい気もしてなんとなくマロニーも入れてしまった。蛇足だったか?

15分もあれば作れたのかな?いや20分?
他のこともしていて時間がどれ位かかったよく分からない。
スープといえば具沢山にしていたが、たまにはこういうのもいいなと思った。

コンソメの素を使わないコンソメスープも作ってみたい。

掃除は嫌いですか?

2007-02-17 16:14:46 | Weblog
学校で掃除をするのは仏教圏だけというのは本当なんだろうか。
掃除は修行?
掃除をするのはそんなに嫌なことなのだろうか?

掃除って暮らしの中では結構身近に感じる。
私の中では、食べることの同じ位大事な生活のようにも思える。
かといって、毎日ピカピカに掃除しているわけでもないのだが。

私は掃除は好きだが、片付けは苦手だった。
だから、学校の掃除とかはしっかりできるのだけど
自分の部屋は物であふれてごちゃごちゃしてた。

足の踏み場がないほど物が散乱してくると
父親にこっ酷く怒られた。
父の仕事場はピシッと整頓されている。
文句は言えない。
散かっていると、あれがないこれがないと迷子になるものが多く
家を出るのが時間ぎりぎりになることもしょっちゅうだった。

だから、掃除が苦手だという人の気持ちも分からなくない。
キレイにしたいと思ってるのにどうすればいいか方法が分からないのは辛い。
どうにかしたいのに、どうにもできない状態ほどキツイことはない。

就職間際になって、ようやく友達に相談した。
その友達は幼馴染で私の欠点もたくさん知っている。
「まかせてよ!」
この時ほどこの友人が神々しく思えた時はなかった。

友人が私の部屋に入ったのは約10年ぶり。
部屋を見回し、しばし絶句。
友:「と、取り合えず、いらないものといるものに分けようか。」
私:「うん・・・。」
大きなゴミ袋とダンボールを用意したが、どれもいると思って
部屋に置いてあるものなので私の作業はなかなか進まない。

私が判断しなければ作業が進まないことに気づいた友人は
友:「じゃあこうしよう。私が聞くからグミちゃんは答えてね。すぐに決められないのは『未定』のとこに入れるから。」
私:「分かった。」
友:「これは?」
私:「いる。」
友:「これは?」
私:「分かんない。」
友:「これは?」
    ・
    ・ 
    ・

ただただ聞かれたことにを答える私。
言われた通りに分別していく友人。
掃除の基本は分別作業なのだ。
私がそのことに気づくのはまだ先のことであった。

別に塵一つない生活をしなくてはならないと言ってるのではない。
自分で掃除(その前に分別)が出来るようになって気づいたのは
掃除をしていた方が便利で楽だということだ。
掃除をしないでいると掃除をする時間が浮くが
探し物など掃除をしていればしなくてもよかったことに
それを上回る時間を奪われてしまう。

こんなこと最近流行のお掃除本にたくさん載ってて私が今更言うことでもないと分かっている。
でも、掃除をすればいいのに、って思う。
躁鬱病の人にそれをいうのはタブーなんだろうと感じる。

起き上がれない・ご飯も十分に食べれない鬱の人にはもちろん言えないけど
気分が少し落ちていても、家の中くらいなら動けるのだったら
やればいいのにと思う。

「完璧な掃除」なんてものがあるかどうか知らないが、そうではなく
「体調に合わせた掃除」で達成感を感じて欲しい。
その方が体調も安定するんじゃないかと思うから。

「このテーブルは私が拭いたからきれいなんだ」
「床に何も置いてないのはさっき私が掃除をしたからなんだ」
「カーテンがいつもより明るく見えるのは、昨日洗濯したからなんだ」
「水周りがピカピカしてると気持ちいい」
「他の部屋が散かってても、トイレだけはきれいだ」

少し、家事にも脱線してしまったが、
掃除が終わると大抵はスッキリするものではないだろうか。
特に鬱になると自分の欠点に目が行きやすい。
そういう時にこそ、掃除という分かりやすい肯定感で
自分の気持ちを落ち着かせてもいいのではないだろうか。

体調が優れないとき、掃除を後手にしがちなのは、
それだけ掃除が日常の生活から切り取りやすいものだからだと思う。
でも、ずっとやらないでいる言い訳にはならないんじゃないかな。

雑巾や掃除機を使う前に、まず分別だけでも。
分別から入り難かったら、まず部屋の空気の入れ替えを。

掃除は貧乏でも唯一できる贅沢なんだそうですよ。

チェック項目は2点です

2007-02-16 17:59:04 | Weblog
なんでもかんでも躁鬱病に結び付けないでよ、と思う。

いやいや、そうしていた時期が私にもあったのだけど。

でも、怒ったり悲しんだりイライラしたり、
いつもより眠れなかったり、そういうことに
敏感になり過ぎるのは、疲れるだけだよ。
自分だけでなく言われた人もやっぱり疲れる。
心配になるのは物凄く分かるんだけど。

・理由無く気分が著しくおかしいこと
・睡眠が3日以上乱れること
以上2点をチェックすればいい。

礼儀正しい猫

2007-02-14 13:17:12 | Weblog
我が家の猫は礼儀正しい。

日中、私はこたつのある和室で過ごす事が多く、
猫は寝室の窓から外の風景を眺める事が多い。

猫の気分が変わると和室に来るのだが、部屋に入る前に
「ニャオ~ン。」
とノック代わりの挨拶をする。

私の近くまで来ると、そこにちょこんと行儀よく座り
何かを訴えるかのごとく動かない。

私はこたつの布団を少し押さえて、ポンポンと2度たたく。
「どうぞ。」
早いときはもう喉を鳴らしながらひざまくらされに来る。
これをしなければ絶対にひざの上には乗らない。

しばらく撫でて、私があきて相手をしなくなると
のっそりひざから降りて、すぐ隣で身づくろいを始める。
そしてポジションを綿密に計算してから睡眠。

こたつの中だと私に蹴飛ばされかねないから
ここが安心だと知っているんだろう。

トイレに行くとき、コーヒーが飲みたくなったときなど
私はなるべく起こさないようにそっと立つのだが
どうしても起こしてしまう。
「何があったの?!」
と言うかように目を見開いて驚かせてしまうのが申し訳ない。

台所に立つとご飯の時間だと思い込んでいる。
尻尾をピンと立たせ、ぷるぷる震わせる。
でもまだ時間でないので無視して作業を続けると
今度は腰の高さほど引き出しの上に座り私との距離を縮めてアピール。
足に擦り寄る以外の方法を必死に考えてるらしい。

うちの猫はテーブルには乗らない。
乗ったら私が徹底的に怒るのでそれにはいい加減懲りたようだ。
遊びに夢中でうっかり乗ってしまったときも
私は鬼のように怒るので、この躾だけはうまくいっている。
おかげで魚料理もゆっくり味わえる。
油断するとすぐ隣で鼻をくんくんさせているのだけど。
でも、人間の料理は塩分が強いのであげません。

お腹がたまらなく空くとニャーニャー騒ぐのだが
「どうしたの?ご飯?」
と聞くと、「オワーン」と駆け寄ってくる。

「ご飯」という人間の言葉は理解しているようだ。
それに、「オワーン」って鳴き声、
私には「ご飯」って聞こえる。ああ猫バカ。

玄関で靴を履いているとダッシュで見に来る。
「いってくるね」と声をかけ、頭を撫でようとすると
たいてい噛もうとする。
そんなことお見通しなのでサッと手をよけ玄関を開ける。
戸を閉め切る前に、隙間から
「バイバイ」と手を振る。
これを見たらしばらく帰ってこないと理解してくれてるかは不明。

帰ってくると、玄関で待っていて・・・くれない。
毎度寂しい思いをするのだが
この繰り返される裏切り行為も
礼儀正しさゆえの行動なのかもしれない。

かわいいやつめ。

「カニと串カツ」じゃなかったけど、おいしかったよ

2007-02-13 18:15:46 | Weblog
日曜日に同病のお友達3人と食事に行った。

実は、約束をしてからこの日を待ち望んでいた。
食事よりも会って話すことが楽しみだった。

最近、夕方まで気分が落ちていることが多いのだが
この日もなかなか仕度が進まず、少し遅刻してしまった。
出かける3時間前から準備したのにだめだった。

今日のプランは「カニと串カツ」と聞いていたが
本当は「かゆと串焼き」だった。
ヘルシィだ。それはそれで楽しみだ。
でも、カニと串カツにもぜひ行きたいと思ってしまった。

おかゆのお店ではみんな貝柱がゆを頼んだ。
私だけ、五目肉がゆにした。
私にはこういうところがあるのだ。
みんな同じのを頼んだら他の味が楽しめないじゃないか。
もちろん、誰かに味見させてもらうこと前提なのだが。

おかゆを食べるコツは、混ぜずに表面からすくって食べることである。
もちろん、これは猫舌対策である。
五目肉がゆには、豚レバー、豚団子、豚モツ、ネギ、緑の葉っぱが入っていた。
緑の葉っぱを食べると変なにおいがするので何か聞いたら中国の香草だった。
隣に座っていた友達がその香草に似た名前だったので何だか可笑しかった。
後半になってようやく豚モツが出てきたとき、思ったよりに美味しかったので嬉しかった。
モツ煮込みが大好きな私は、お祭りではまずモツ煮込み屋を探すほどである。
今度来たら迷わずモツがゆを選ぼう。
分けてもらった貝柱がゆも美味しかった。
噛めば噛むほどおだしがでて飲み込むのがもったいない。
さすがプラス200円のうまさである。
今度誰かと来た時には、これを強く勧めよう。
(そうしたらまた食べられる。じゅるっ♪)

次は串焼きのお店に行くことになった。
何でも個人経営でお友達の馴染みの店らしい。
アンチチェーン店、アンチファストフード店の私には魅力的だ。
店に着くまで食べ物の好みの話をしていたら
私の好みは「オヤジっぽい」という結論になった。
うん、それ、大正解。

店に着くと、お店の人やお客が友達に声をかける。
あったかいなー。いいなー。と思った。
何でも店の主人が入院して出せる料理が決まっているとのこと。
それでも店を開けるというのがすごいと思った。
馴染みというのが、ただのお店とお客の関係でないのに感動した。

とりあえず生ビール。
お通しは大根おろしに辛子明太子を切って入れたもの。
串焼きお好み6本、レバ刺し、ピーマンの肉詰め、厚揚げを注文。
外食すると家で出来そうなのはないか目を光らせているが
今回も大収穫。ふっふっふ。作っちゃお。

ピーマンの肉詰めは、明らかに大きい方と小さい方に分かれていた。
どちらにするかじゃんけんで決めようと提案したら、笑って譲ってくれた。
大人だーと思ったら、みんなそうするようだ。
通称「遠慮のかたまり」こと、最後の一個も私が食べてしまった。
私ってひどくガキなんだと実感した瞬間だったが、食欲に負けた。

聞いてみたら、みんな「長男」「長女」だった。
生まれたときから妹の私はいかに自分が得をするか無意識に考えて生活しているのかもしれない。
ちなみに夫は次男である。
我が家では何か決める時じゃんけんが多い。
しかも、やれ「後出しだ」やれ「3回勝負だ」と後で揉めることもしばしば。

普段、歳の差はそんなに気にならないけど、歳の差に甘えないで大人にならなきゃ。
でも、年上の人の中にいるのは居心地いいんだよな。
失礼にならない程度に甘える技を磨いた方がいいかしら。

食事をしながら、たくさん話をした。
入院した時のこと、精神科に行く前のこと、躁のエピソード、家族のこと、などなど。
まだ5回も会っていないのに安心して過ごせた。
誰にも嘘をつかず、誰にも遠慮しないでいられる時間だった。
なんでもないフリして生きるのって辛いからね。
気持ちを伝えられることってすごく大事だ。
医者の前ではお行儀よくして聞けないことも答えてもらえた。

ブログを始めたことは話したけど、まだ恥ずかしくて教えていない。
だから、これを読むことはないかもしれないけど、最後に
また遊ぼうね。会えるのを楽しみにしてるよ。

仕事について

2007-02-10 13:31:57 | Weblog
私は今お金を稼ぐ仕事はしていない。
でも、家を片付けたり、食事を作ったり、
日常のこまごまとしたことをするのが
私の仕事だと思っている。

私の職歴は非常に短いものだけど、
もし働くことの定義が金銭を得るものだとしたら
小学生のころからしていた。

なぜなら、実家が自営業で親の仕事を手伝い
小遣い上乗せという形で金銭を得ていたからだ。

父は会社員だったが、仕事をやめ、独立した。
弁護士や医者だったらかっこいいのにと思ってた。
父が始めた仕事は子供の目から見ると
とても地味に映った。

母は「悪いけど手伝ってくれる」と言った。
父は「これが終わらなきゃおまえたちは食べていけないから手伝え」と言った。

年齢が上がるにつれ、作業にも慣れ、大人と同じようにこなせるまでになる。
小遣い上乗せの時給は600円となった。
小学校6年生の時の一ヶ月の小遣いが600円なので、結構な金額である。

もくもくと働く。
不平を言ってだらだらやると
父の機嫌が悪くなり作業場の雰囲気が苦しくなる。
集中して手早くやればその分時給が上がるわけでもないのに
仕事を終わらせることだけを考えて、
もくもくと働いた。

高校生の時には、1年だけスーパーのレジで働いた。
小学校低学年の時、なぜかこのスーパーの高校生のレジのバイトにあこがれていた。
近くにもっと時給が高く、繁盛していて規模も大きいスーパーもあったが、先のスーパーがよかった。
理由は、レジのやり方が人それぞれ違って、買う時気持ちがよかったからだ。
大規模店はマニュアルどおりで冷たい感じだったのだ。

時給は奇しくも600円。
でも、先人(あこがれのお姉さん)に恥じないよう働いた。
レジなんて、ただお金を払う場所と思うかもしれない。
確かに無言でただお金を払い、おつりをもらう人が圧倒的だ。
しかし、たとえ振り向いてもらえなくても気持ちいい接客をするんだ
と誓って、ハキハキ丁寧に笑顔で受け答えした。

たまに褒めてくださる方がいて、
そんな時は数か月分のエネルギーが充電されるようだった。
誰かに認めてもらえるという喜びを体験すると
認めてもらえなくてもいつか分かってもらえるという自信、
自分はとてもいいことをしているという自信、
これからも続けていこうという自信に繋がる。

多分、この頃の体験があって私は接客業が好きになった。

大学時代は、主にレストランと福祉施設でバイトした。
どちらもすごーくすごーく充実して楽しかった。

でも、楽しかった仕事はここまで。
次の話はまた今度。

さあね、と言えたらいいのに

2007-02-09 15:41:41 | Weblog
例えば、必死に悩んで困っている人がいたとする。

私は大丈夫かと心配になり気になり始める。
気づいた時に声をかけなくても
次の日もその次の日も気になって
あれこれ、どうしたらいいかうんうん考えてしまう。

つまり人の悩みに引きずられる性格だ。
この問題について考えてみたい。

まず、最初に例示した「必死に悩んで困っている人」。
これは実は殆ど主観である。
本人にとったら、ちょっと困った程度なのかもしれない。
客観的な判断基準を通り越して、
 ・親しい人
 ・似た境遇の人
 ・共感できる人
である場合、私の主観は大げさな位反応してしまう。

客観的な判断基準とは誰から見ても同じに感じる「事実」が主だ。
例えば、「悲しそう」は自分の感じた判断だから違う。
「目線を上げず、頷きはするものの、自ら発言することはなかった」ならOK。
この場合、その理由はお腹が痛かったからかもしれないし、
興味のない話題だったからつまらなかったのかもしれないし、
話し相手の一人に好きな人がいて恥ずかしかったのかもしれないので
「悲しそう」に見えたのは主観で、客観的な事実は別にあるのである。

話を戻すと、先に挙げたような私の客観性をぐんと低めてしまう時、
冷静さというか、自分の立場や状況を忘れてしまい
「私に出来ることをしなきゃ!」と熱くなってしまう。
(と、ここまで書いて気づいたけど、
 なんだか「振り込め詐欺」にひっかかりやすいタイプだな…。)

熱くなるのがいけない事だとは思わないけど、
最近の私にとってはうまく消化できないスタイルだとようやく気づいた。
だから、「あー、困ってるなー」と思っても足を止めない。
今まで通りにはしない。
そうしてみたら、今までおせっかいだったんだ、
人のためと思っていたけど、自分を満足させるためだったんだと分かった。

問題を抱え込みやすい性格ではなくて、
問題をあちこちからかき集めちゃう性格だったんだ。

まだ慣れていないから、
「どうすればいいの?!」としがみつかれた時
クールに、「さあね。」(どうしたらいいか私には分からないわ)
と切り返すことは出来ないかもしれないけど、
少し荷物を降ろしたら、なんだか肩が軽くなった。

今抱える悩みは、これから八百屋の安売りに行くかどうかだ。
サラダ菜なんて10円なの。カゴいっぱい買っても1000円以下。
う~ん、自転車で行ってこようかな。

コーヒーwithミルクたっぷり

2007-02-08 23:31:19 | Weblog
今日は通院日。
カウンセリングが終わってから
診察時間までだいたい1時間ほど空くので
その間、歩いたり喫茶店に行ったりする。

今日は寒かったので近くのカフェに行くことにした。
ここは大きな窓にカウンターの席が並んでいて、
一人でもそこそこ楽しい。
なぜなら、コーヒーを飲みながら、マンウォッチングが出来るからだ。

席に案内されるとまずタバコに火をつける。
家ではめったに吸わないけど、
喫茶店では大いに吸いたくなる。
たぶん、タバコを吸うと強気になれる気がするんだろう。
持参していない日はわざわざ買ったりする時もあるくらいだ。
(ちなみにライターは大抵どこの店でも貸してくれる。)

ここに来て頼むのは余程のことが無い限り、
コーヒー380円。
格別安くもなくおいしくもないこの店のコーヒー、
何が好きって、ミルクがたっぷり添えられていることである。
コーヒークリームではなく、牛乳。
たぶん50ccはあると思われる。

だったら最初からカフェラテでも頼めばいいと思うかもしれない。
でも、自分の好みで調節できるというのが私にはうれしいのだ。
…まあ、結局全部入れちゃうんだけど。
というか、私は少しぬるめくらいが好きなので
カフェラテなんぞ初めから頼んだら
目の前にして少し待たなきゃ飲めないのだ。
それを人は猫舌というらしいが、
本当に舌が火傷しちゃうんだからしょうがない。

と言うわけで、
牛乳たっぷりの自分好みのぬるさのコーヒーを飲むのは
至福の時なのである。
ちょうど目の前に歩道橋があって、そこを渡る人と目が合うことがある。

「あ、こんにちは。」
なんて、思っちゃいないけど、
その人の生活を想像するのが楽しい。
冬場は険しい人が多いけど寒いからなのかな。

そして、診察。
今日は抗うつ剤が変わることになった。
「なかなか安定しないねー」と主治医。
テグレトールが気分の波を抑えきれてないかもしれないとのこと。
これでダメなら気分安定薬も変えることになるかも。

将来の妊娠に備えてテグレトールを選択しているわけだけど
気分が安定しなきゃ、妊娠もへったくれもない。
うすぼんやりと子供のいる生活といない生活を想像しては
今考えてもどうしようもないと皿を洗いに行く。

皿洗いは無心になれるから好き。
ごちゃごちゃ悩んでいても洗い終わる頃にはすっきり。