グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

今日のコンソメスープ

2007-02-17 22:51:47 | Weblog
夫が『親知らず』を抜いてきた。
「今日は硬いものは食べたくない」
と言ったので、今夜はやわらかメニュー。

ふ~む、何を作りましょう。
おかゆと豆腐とヨーグルト・・・
これだけじゃあまりにもさっぱりしているので
メインを味のしっかりしたスープにしようと思った。

ジャガイモのポタージュって前から作ってみたいと思ってたんだ
と本で作り方を確認してから、大事なことを思い出した。

ジャガイモがない!!

今日に限って冷蔵庫も充実していない。
買いに行くのはどうしても嫌だ。
しかも、簡単じゃなきゃ作りたくない。

私の頭の中でひらめいた。

…実家で親が作っていたヘルシー肉団子
……初めて食べたフランス料理店のコンソメスープ
………いつか1時間炒めて作ってみたいと思っていたオニオンスープ
…………タマネギを1時間炒めなくても小麦粉を少し入れれば1~2分で済むという裏技!

今日はコンソメスープを作ろう!!

【材料】(4人分)
 ・木綿豆腐 1/4丁
 ・魚肉ソーセージ 1本
 ・タマネギ 1/4個
 ・片栗粉 大さじ1
 ・小麦粉 小さじ1 
 ・固形コンソメ 2個
 ・オリーブオイル 大さじ1
 ・水 600cc
 ・塩 適宜
 ・こしょう 適宜
 ・醤油 適宜

【作り方】
 1.豆腐をキッチンペーパーに包み、厚みのある皿に入れ、レンジで2分チンする
 2.魚肉ソーセージを下ろし金で摩り下ろす 
 3.1の豆腐の皿にたまった水を一度空け、キッチンペーパーごと豆腐をかるく押さえ水を切る
 4.豆腐を包んでいた濡れたキッチンペーパーを取ってアラ熱を取るためお皿に戻し、しばらく放置
 5.タマネギをみじん切りにする
 6.4の豆腐のアラ熱が取れたら、豆腐を濾す(目の粗いザルで充分)
 7.2の魚肉ソーセージと6の豆腐を混ぜる
 8.7の味見をしてから、塩・こしょうで味付け(クレイジーソルトも便利)
 9.8で少し濃い目くらいにして、片栗粉を混ぜる
10.9を手で丸め、団子状にしておく
11.なべにオリーブオイルを入れ、弱火にする
12.5のタマネギをなべに入れ、1分ほど炒める
13.12に小麦粉を入れ、さらに1分ほど炒める
14.13に水600ccを加え、中火にして沸騰するまで待つ
15.沸騰したら、火を弱め、アクをすくう
16.網じゃくしでタマネギを取り除き、取ったタマネギは捨てる
17.コンソメを入れる
18.なべに10の団子を入れる
19.最後に塩で味を調え、隠し味に醤油を入れて完成!

【お味】
すごく簡単に作ったと思ったのに、作り方を書いたら工程が20近くになっちゃった。
でも、簡単な割にはおいしい味だった。

いや、本当のことを言うと、インスタントのコンソメスープをこんなに美味しくできるなんてすごいぞ自分!と思った。

もったいないかなと思ったけど、タマネギを捨てたのがよかったのたのだと思う。
実家の親は、豆腐の変わりにおからを使っていたが、豆腐の方がなめらかでいい。
団子が少しボロボロになってしまったのが残念だった。
団子だけじゃさみしい気もしてなんとなくマロニーも入れてしまった。蛇足だったか?

15分もあれば作れたのかな?いや20分?
他のこともしていて時間がどれ位かかったよく分からない。
スープといえば具沢山にしていたが、たまにはこういうのもいいなと思った。

コンソメの素を使わないコンソメスープも作ってみたい。

掃除は嫌いですか?

2007-02-17 16:14:46 | Weblog
学校で掃除をするのは仏教圏だけというのは本当なんだろうか。
掃除は修行?
掃除をするのはそんなに嫌なことなのだろうか?

掃除って暮らしの中では結構身近に感じる。
私の中では、食べることの同じ位大事な生活のようにも思える。
かといって、毎日ピカピカに掃除しているわけでもないのだが。

私は掃除は好きだが、片付けは苦手だった。
だから、学校の掃除とかはしっかりできるのだけど
自分の部屋は物であふれてごちゃごちゃしてた。

足の踏み場がないほど物が散乱してくると
父親にこっ酷く怒られた。
父の仕事場はピシッと整頓されている。
文句は言えない。
散かっていると、あれがないこれがないと迷子になるものが多く
家を出るのが時間ぎりぎりになることもしょっちゅうだった。

だから、掃除が苦手だという人の気持ちも分からなくない。
キレイにしたいと思ってるのにどうすればいいか方法が分からないのは辛い。
どうにかしたいのに、どうにもできない状態ほどキツイことはない。

就職間際になって、ようやく友達に相談した。
その友達は幼馴染で私の欠点もたくさん知っている。
「まかせてよ!」
この時ほどこの友人が神々しく思えた時はなかった。

友人が私の部屋に入ったのは約10年ぶり。
部屋を見回し、しばし絶句。
友:「と、取り合えず、いらないものといるものに分けようか。」
私:「うん・・・。」
大きなゴミ袋とダンボールを用意したが、どれもいると思って
部屋に置いてあるものなので私の作業はなかなか進まない。

私が判断しなければ作業が進まないことに気づいた友人は
友:「じゃあこうしよう。私が聞くからグミちゃんは答えてね。すぐに決められないのは『未定』のとこに入れるから。」
私:「分かった。」
友:「これは?」
私:「いる。」
友:「これは?」
私:「分かんない。」
友:「これは?」
    ・
    ・ 
    ・

ただただ聞かれたことにを答える私。
言われた通りに分別していく友人。
掃除の基本は分別作業なのだ。
私がそのことに気づくのはまだ先のことであった。

別に塵一つない生活をしなくてはならないと言ってるのではない。
自分で掃除(その前に分別)が出来るようになって気づいたのは
掃除をしていた方が便利で楽だということだ。
掃除をしないでいると掃除をする時間が浮くが
探し物など掃除をしていればしなくてもよかったことに
それを上回る時間を奪われてしまう。

こんなこと最近流行のお掃除本にたくさん載ってて私が今更言うことでもないと分かっている。
でも、掃除をすればいいのに、って思う。
躁鬱病の人にそれをいうのはタブーなんだろうと感じる。

起き上がれない・ご飯も十分に食べれない鬱の人にはもちろん言えないけど
気分が少し落ちていても、家の中くらいなら動けるのだったら
やればいいのにと思う。

「完璧な掃除」なんてものがあるかどうか知らないが、そうではなく
「体調に合わせた掃除」で達成感を感じて欲しい。
その方が体調も安定するんじゃないかと思うから。

「このテーブルは私が拭いたからきれいなんだ」
「床に何も置いてないのはさっき私が掃除をしたからなんだ」
「カーテンがいつもより明るく見えるのは、昨日洗濯したからなんだ」
「水周りがピカピカしてると気持ちいい」
「他の部屋が散かってても、トイレだけはきれいだ」

少し、家事にも脱線してしまったが、
掃除が終わると大抵はスッキリするものではないだろうか。
特に鬱になると自分の欠点に目が行きやすい。
そういう時にこそ、掃除という分かりやすい肯定感で
自分の気持ちを落ち着かせてもいいのではないだろうか。

体調が優れないとき、掃除を後手にしがちなのは、
それだけ掃除が日常の生活から切り取りやすいものだからだと思う。
でも、ずっとやらないでいる言い訳にはならないんじゃないかな。

雑巾や掃除機を使う前に、まず分別だけでも。
分別から入り難かったら、まず部屋の空気の入れ替えを。

掃除は貧乏でも唯一できる贅沢なんだそうですよ。