グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

「カニと串カツ」じゃなかったけど、おいしかったよ

2007-02-13 18:15:46 | Weblog
日曜日に同病のお友達3人と食事に行った。

実は、約束をしてからこの日を待ち望んでいた。
食事よりも会って話すことが楽しみだった。

最近、夕方まで気分が落ちていることが多いのだが
この日もなかなか仕度が進まず、少し遅刻してしまった。
出かける3時間前から準備したのにだめだった。

今日のプランは「カニと串カツ」と聞いていたが
本当は「かゆと串焼き」だった。
ヘルシィだ。それはそれで楽しみだ。
でも、カニと串カツにもぜひ行きたいと思ってしまった。

おかゆのお店ではみんな貝柱がゆを頼んだ。
私だけ、五目肉がゆにした。
私にはこういうところがあるのだ。
みんな同じのを頼んだら他の味が楽しめないじゃないか。
もちろん、誰かに味見させてもらうこと前提なのだが。

おかゆを食べるコツは、混ぜずに表面からすくって食べることである。
もちろん、これは猫舌対策である。
五目肉がゆには、豚レバー、豚団子、豚モツ、ネギ、緑の葉っぱが入っていた。
緑の葉っぱを食べると変なにおいがするので何か聞いたら中国の香草だった。
隣に座っていた友達がその香草に似た名前だったので何だか可笑しかった。
後半になってようやく豚モツが出てきたとき、思ったよりに美味しかったので嬉しかった。
モツ煮込みが大好きな私は、お祭りではまずモツ煮込み屋を探すほどである。
今度来たら迷わずモツがゆを選ぼう。
分けてもらった貝柱がゆも美味しかった。
噛めば噛むほどおだしがでて飲み込むのがもったいない。
さすがプラス200円のうまさである。
今度誰かと来た時には、これを強く勧めよう。
(そうしたらまた食べられる。じゅるっ♪)

次は串焼きのお店に行くことになった。
何でも個人経営でお友達の馴染みの店らしい。
アンチチェーン店、アンチファストフード店の私には魅力的だ。
店に着くまで食べ物の好みの話をしていたら
私の好みは「オヤジっぽい」という結論になった。
うん、それ、大正解。

店に着くと、お店の人やお客が友達に声をかける。
あったかいなー。いいなー。と思った。
何でも店の主人が入院して出せる料理が決まっているとのこと。
それでも店を開けるというのがすごいと思った。
馴染みというのが、ただのお店とお客の関係でないのに感動した。

とりあえず生ビール。
お通しは大根おろしに辛子明太子を切って入れたもの。
串焼きお好み6本、レバ刺し、ピーマンの肉詰め、厚揚げを注文。
外食すると家で出来そうなのはないか目を光らせているが
今回も大収穫。ふっふっふ。作っちゃお。

ピーマンの肉詰めは、明らかに大きい方と小さい方に分かれていた。
どちらにするかじゃんけんで決めようと提案したら、笑って譲ってくれた。
大人だーと思ったら、みんなそうするようだ。
通称「遠慮のかたまり」こと、最後の一個も私が食べてしまった。
私ってひどくガキなんだと実感した瞬間だったが、食欲に負けた。

聞いてみたら、みんな「長男」「長女」だった。
生まれたときから妹の私はいかに自分が得をするか無意識に考えて生活しているのかもしれない。
ちなみに夫は次男である。
我が家では何か決める時じゃんけんが多い。
しかも、やれ「後出しだ」やれ「3回勝負だ」と後で揉めることもしばしば。

普段、歳の差はそんなに気にならないけど、歳の差に甘えないで大人にならなきゃ。
でも、年上の人の中にいるのは居心地いいんだよな。
失礼にならない程度に甘える技を磨いた方がいいかしら。

食事をしながら、たくさん話をした。
入院した時のこと、精神科に行く前のこと、躁のエピソード、家族のこと、などなど。
まだ5回も会っていないのに安心して過ごせた。
誰にも嘘をつかず、誰にも遠慮しないでいられる時間だった。
なんでもないフリして生きるのって辛いからね。
気持ちを伝えられることってすごく大事だ。
医者の前ではお行儀よくして聞けないことも答えてもらえた。

ブログを始めたことは話したけど、まだ恥ずかしくて教えていない。
だから、これを読むことはないかもしれないけど、最後に
また遊ぼうね。会えるのを楽しみにしてるよ。