前回をおさらいすると、同窓会気分で参加した友人の結婚式二次会にて、
誰とも会話が盛り上がらず、挨拶を交わす程度に終わったのに、
他の友人同士とあまりにも温度差が大きく思い悲しんでいた私。
悲しみつつ、当然何がいけなけなかったのか振りかえる。
「私は何も悪くない!」なんて割り切れない。
考えれば考えるほど自分を責め、そして責めきれず考えないようにする。
別に、叩きつけられる打ちしがれている訳ではないが、頭にふっと湧いてはしばらく纏わりつくようだ。
こんなことがきっかけで体調が悪くなりたくない。
まず、その日のうちに、夫にとてもコンパクトな内容にして報告した。
「そんなの気にすることないよ」と言われるも、まだもやもやしていた。
次に、翌日になってから、母に結構弱気な電話をした。
聞いて欲しいのが主なのにも関わらず、すぐに話を自分の過去に差し替え聞かせようとする母。
私はそれをすぐに遮り、他の人には聞かせたくないようなネガティブな考えを、
次から次へと思いつくまま吐き出させてもらった。
その後、帰宅した夫の会社での話を聞いて「へえ」「なんで?」など相槌を打っていたら、
ニコニコ話しかけてくれる夫をとても暖かい存在に感じ、このかけがえのない一人いればいいのだとじんわり思った。
すると、3日目になって急に、起こった出来事についてごく自然に、そう至った理由も仕方がないなと考え始めていた。
ぼんやり考えながら、家の中をくまなく掃除し、不用品も整理し、物が出し入れしやすくなるにはどうすればよいか
出したり組み替えたりしながら、余計な悪い気持ちをなるべく考えないように過ごした。
このことが私にとってのセラピーになったのかもしれない。
気持ちが落ち着いて、そういえば落ち込んだときに読む本があったことを思い出した。
少し汚れているその本は、何度か読んだはずなのに具体的な内容は覚えていなかった。
「自分らしくいられるための50の小さな約束」。
出版されたのは1998年で、いったいいつ買ったのだろうかと不思議に思いながら、
どんなタイミングでどんなことを感じていたのかと、パラパラとページをめくってみた。
驚いたことに、ほとんどのページに織り目のついていて、よく見ると折ったところをまたひらいた様なページもあった。
厚地の紙のページには、見開きの分だけ1つのテーマ(Lessonと題される「約束」)が書かれている。
きっと、このシンプルさとやさしくゆったりした文、そして落書きのような挿絵が好きだったのだろう。
読みながら、「ああ、同じことでつまずいているのか」と過去の自分に思いを馳せた(あまり思い出さないがいい気持ち)。
まるで、本当に大したことではなかったかのように、普段の自分の生活が帰ってきた。
4日目、心配した両親から「今日は仕事がないからそっちに行こうか?」と電話があった。
もう、ほとんどすっかり元気になっていたが、会いにきてくれるのは嬉しいので来てもらうことにした。
来客用の駐車場を借りたり、お茶菓子に評判のいいアップルパイを買って準備をしたが、
それより昼食の時間だったので少し冷蔵庫の中を確認するのがヒヤヒヤした。
だらだらしゃべったり、買い物につきあってもらったり、プランター菜園の間引きを教えてもらったり。
父は、言葉少なく「うん、元気そうでよかった。(ゆっくり頷き)よかった」とお墨付きをくれた。
そんなに心配することなかったのに。
でも、心配されて嬉しかった。
誰とも会話が盛り上がらず、挨拶を交わす程度に終わったのに、
他の友人同士とあまりにも温度差が大きく思い悲しんでいた私。
悲しみつつ、当然何がいけなけなかったのか振りかえる。
「私は何も悪くない!」なんて割り切れない。
考えれば考えるほど自分を責め、そして責めきれず考えないようにする。
別に、叩きつけられる打ちしがれている訳ではないが、頭にふっと湧いてはしばらく纏わりつくようだ。
こんなことがきっかけで体調が悪くなりたくない。
まず、その日のうちに、夫にとてもコンパクトな内容にして報告した。
「そんなの気にすることないよ」と言われるも、まだもやもやしていた。
次に、翌日になってから、母に結構弱気な電話をした。
聞いて欲しいのが主なのにも関わらず、すぐに話を自分の過去に差し替え聞かせようとする母。
私はそれをすぐに遮り、他の人には聞かせたくないようなネガティブな考えを、
次から次へと思いつくまま吐き出させてもらった。
その後、帰宅した夫の会社での話を聞いて「へえ」「なんで?」など相槌を打っていたら、
ニコニコ話しかけてくれる夫をとても暖かい存在に感じ、このかけがえのない一人いればいいのだとじんわり思った。
すると、3日目になって急に、起こった出来事についてごく自然に、そう至った理由も仕方がないなと考え始めていた。
ぼんやり考えながら、家の中をくまなく掃除し、不用品も整理し、物が出し入れしやすくなるにはどうすればよいか
出したり組み替えたりしながら、余計な悪い気持ちをなるべく考えないように過ごした。
このことが私にとってのセラピーになったのかもしれない。
気持ちが落ち着いて、そういえば落ち込んだときに読む本があったことを思い出した。
少し汚れているその本は、何度か読んだはずなのに具体的な内容は覚えていなかった。
「自分らしくいられるための50の小さな約束」。
出版されたのは1998年で、いったいいつ買ったのだろうかと不思議に思いながら、
どんなタイミングでどんなことを感じていたのかと、パラパラとページをめくってみた。
驚いたことに、ほとんどのページに織り目のついていて、よく見ると折ったところをまたひらいた様なページもあった。
厚地の紙のページには、見開きの分だけ1つのテーマ(Lessonと題される「約束」)が書かれている。
きっと、このシンプルさとやさしくゆったりした文、そして落書きのような挿絵が好きだったのだろう。
読みながら、「ああ、同じことでつまずいているのか」と過去の自分に思いを馳せた(あまり思い出さないがいい気持ち)。
まるで、本当に大したことではなかったかのように、普段の自分の生活が帰ってきた。
4日目、心配した両親から「今日は仕事がないからそっちに行こうか?」と電話があった。
もう、ほとんどすっかり元気になっていたが、会いにきてくれるのは嬉しいので来てもらうことにした。
来客用の駐車場を借りたり、お茶菓子に評判のいいアップルパイを買って準備をしたが、
それより昼食の時間だったので少し冷蔵庫の中を確認するのがヒヤヒヤした。
だらだらしゃべったり、買い物につきあってもらったり、プランター菜園の間引きを教えてもらったり。
父は、言葉少なく「うん、元気そうでよかった。(ゆっくり頷き)よかった」とお墨付きをくれた。
そんなに心配することなかったのに。
でも、心配されて嬉しかった。